あらすじ

天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……。

シネマトゥデイ


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DVD、ミステリの棚で見つけたので、ミステリのつもりで見始めました。
ん?
これは純愛映画なの?

結果、ちゃんとミステリでした。
ミステリとして、面白かった。
途中ちょっと長いなと思った部分は、全て恋愛の部分。
つくづく恋愛モードが苦手なのです。

ちょっとかったるいなーなんて思って舐めて観ていたら、どんでん返し!
それもかなり容赦ないやつ。

ミステリのつもりで観ていたので、一応警戒していたのです。
怪しいやつを疑い、怪しくないやつも一応疑い、気をつけていたのです。
でもやられましたね、すっかり。

ジェフリー・ラッシュ演じる鑑定士は、極度の人間不信で潔癖症。
恋愛なんてしたこともなければ、心を赦せる友達もいない。
ところが顔を見せない依頼人に振りまわされ、怒ってイライラしているうちに、どうにも気になってしょうがなくなり、依頼人の女性が姿を見せられない理由を聞くにつれ、それが愛に変わり…。

ずっと手袋を外すことが出来なかったジェフリーが、いつか自然に手袋を外し、彼女との距離を縮めていく演技がとても自然でよかったです。

観終ってからもつらつら考えているうちに、いろいろと解釈ができることに思い至りました。

オチの衝撃をストレートに受けとめる。
または、「どんな贋作の中にも真実は残されている」というフレーズが何らかの伏線である。

そもそも偽物だったのが彼の人生だったのか、彼女の人生だったのか。
いつからそのプランは始まっていたのか。

美しいものばかりを愛し、本物を見分ける目を誇っていた彼が、最後に何をどう感じたのか。
考えれば考えるほど正解がわからなくなり、返却前にもう一度見直してみたいと思います。


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