今日も昼休みがつぶれました。
でも今日は楽しいつぶれ方。
以前職場で働いていた人がふたり、お子さん連れで職場に来たのでした。
今月いっぱいで退職する人や転勤する人にあいさつするために。
Oさんは1歳半の男の子、Mさんは1歳の男の子を連れて。
O君はいつも全然人見知りしなくて、どっしり構えた鷹揚な子だったのですが、今回はずっとお母さんの足にしがみついていました。
何かいつもと違うと感じて怖かったのでしょう。
ということは、「いつも」と「いつもではない」の区別がついているということで、言語化されていない頭の中で不安をどう感じ、「お母さんの足をつかむことで安心」を、どう納得させているのか聞いてみたいところです。←だから言語化されてないんだって
M君は、前回会った時はまだ生後半年で、時折手を動かしたりするものの、概ねご機嫌にみんなにあやされてにこにこしていただけでしたが、今日は素早いハイハイで移動してはその辺のものに掴まって立ち上がり、手に触れるものすべてに興味津々。
うわぁ、1歳児ってこんなでしたか。
いや、O君はどっかり座り込んでおもちゃにぎにぎでしたよね、半年前。
その子のその時、見せる顔はそれぞれ違うけれど、会うたびに成長のかたちを見せてくれる。
今日はちょっとしか遊んでもらえなかったので、「また今度遊んでね」ってお別れしました。
こんど会うときO君はおしゃべりがじょうずになっているのかしら。
M君はきっと上手にあんよしていることでしょう。
明後日はうちの次男の誕生日。
23歳児も何か成長しているといいのだけれど…。
本日の読書:新世界より 下 貴志祐介
カバー裏より
『夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それがなによりも残酷であろうとも、真実に近づくために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的傑作!』
起承転結の転と結。と思ったら、転転結だったわ。
バケネズミ同士の抗争とばかり思っていたのが、実は種が生き延びるための戦いであったと。
それは、この世界の根幹にかかわる出来事と密接な関係があった。
ずっと違和感があった。
早季が…神栖66町の全責任を負う富子様の後継者であるということに。
特に頭がいいわけでも、運動神経がいいわけでも、呪力に秀でているわけでもない早季。
「あなたは強い子だから」
結構情緒不安定じゃなかったですか?
早季は、この世界を白紙に戻すための装置だったのではないだろうか。
思えば小さなころから早季のまわりには好奇心の強い子がいて、行動力のある子がいて、臆病な子がいて、ほかの子がしないような経験をこっそりしていた。
それらがうまく合致した時に、世界は秘密を露わにするべく崩壊していくのではないか。
1000年の間に、何人もの早季が出現しては、ことを起こせずに終わったのではないか。
真実が身の毛もよだつようなおぞましいものだったからこそ、無意識の意志が、見たくないと目をつぶっていた良心のようなものが、早季という少女をてこに真実を引っぱりだした。
そんなことを考えてしまった。
だって、真実のおぞましさを受け入れるところからじゃないと前に進めないでしょ。
都合の悪いことはなかったことにすることの、気持ちの悪さ。
それを知った人々は、きっと以前より良い世界を作るのではないだろうか。
とはいえ1000年。
文化は大きく変わるけれど、文明が変わるには短すぎないか?
今から1000年前って、平安時代だよ。
理解不能ってほどには変わってないと思うのよ。

でも今日は楽しいつぶれ方。
以前職場で働いていた人がふたり、お子さん連れで職場に来たのでした。
今月いっぱいで退職する人や転勤する人にあいさつするために。
Oさんは1歳半の男の子、Mさんは1歳の男の子を連れて。
O君はいつも全然人見知りしなくて、どっしり構えた鷹揚な子だったのですが、今回はずっとお母さんの足にしがみついていました。
何かいつもと違うと感じて怖かったのでしょう。
ということは、「いつも」と「いつもではない」の区別がついているということで、言語化されていない頭の中で不安をどう感じ、「お母さんの足をつかむことで安心」を、どう納得させているのか聞いてみたいところです。←だから言語化されてないんだって
M君は、前回会った時はまだ生後半年で、時折手を動かしたりするものの、概ねご機嫌にみんなにあやされてにこにこしていただけでしたが、今日は素早いハイハイで移動してはその辺のものに掴まって立ち上がり、手に触れるものすべてに興味津々。
うわぁ、1歳児ってこんなでしたか。
いや、O君はどっかり座り込んでおもちゃにぎにぎでしたよね、半年前。
その子のその時、見せる顔はそれぞれ違うけれど、会うたびに成長のかたちを見せてくれる。
今日はちょっとしか遊んでもらえなかったので、「また今度遊んでね」ってお別れしました。
こんど会うときO君はおしゃべりがじょうずになっているのかしら。
M君はきっと上手にあんよしていることでしょう。
明後日はうちの次男の誕生日。
23歳児も何か成長しているといいのだけれど…。
本日の読書:新世界より 下 貴志祐介
カバー裏より
『夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それがなによりも残酷であろうとも、真実に近づくために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的傑作!』
起承転結の転と結。と思ったら、転転結だったわ。
バケネズミ同士の抗争とばかり思っていたのが、実は種が生き延びるための戦いであったと。
それは、この世界の根幹にかかわる出来事と密接な関係があった。
ずっと違和感があった。
早季が…神栖66町の全責任を負う富子様の後継者であるということに。
特に頭がいいわけでも、運動神経がいいわけでも、呪力に秀でているわけでもない早季。
「あなたは強い子だから」
結構情緒不安定じゃなかったですか?
早季は、この世界を白紙に戻すための装置だったのではないだろうか。
思えば小さなころから早季のまわりには好奇心の強い子がいて、行動力のある子がいて、臆病な子がいて、ほかの子がしないような経験をこっそりしていた。
それらがうまく合致した時に、世界は秘密を露わにするべく崩壊していくのではないか。
1000年の間に、何人もの早季が出現しては、ことを起こせずに終わったのではないか。
真実が身の毛もよだつようなおぞましいものだったからこそ、無意識の意志が、見たくないと目をつぶっていた良心のようなものが、早季という少女をてこに真実を引っぱりだした。
そんなことを考えてしまった。
だって、真実のおぞましさを受け入れるところからじゃないと前に進めないでしょ。
都合の悪いことはなかったことにすることの、気持ちの悪さ。
それを知った人々は、きっと以前より良い世界を作るのではないだろうか。
とはいえ1000年。
文化は大きく変わるけれど、文明が変わるには短すぎないか?
今から1000年前って、平安時代だよ。
理解不能ってほどには変わってないと思うのよ。
