【ヘイトフル・エイト】
あらすじ
雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。
シネマトゥデイ
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
公開前から楽しみにしていましたが、いざ公開されたら上演時間が不便。
朝9時台と夕方6時近く。
平日は確実に無理ですし、休みの日にしても結構厳しい。
厳しいけれどやっぱり観たかったんで、9時上演の方に行ってきました。
行ってよかった。面白かった。
血が出たり頭が吹っ飛ばされたりと、私の苦手な残酷シーンが多かった割には不快感もあまりありませんでした。
南北戦争が終わって10年後という設定なので、まだ西部劇のしっぽが残る頃。
保安官やら賞金稼ぎ、絞首刑執行人なんてのも出てきます。
強い者が正義なので、暴力シーンもバンバンあります。
猛吹雪に遭遇し、隙間風だらけでなおかつドアが壊れている洋品店という事実上レストハウスに閉じ込められた8人。
狭いところに閉じ込められるとそれだけでイライラは募るものですが、そこに人種差別やら南北戦争の時の確執やらが組み合わさって、まあ、あちこちで衝突するわけです。黒人のマーキスが。
でも、なんか憎めないの。マーキスが。
一瞬憎みそうになっちゃったけど。
いわくありげな人たちばかりで、誰もが善人とは言い切れなくて、誰もに言い分があって、先の展開が全く読めない。
結構長い映画なのですが、最後の最後までわくわくと楽しめました。
ネタバレにはならないと思うので書きますが、最後の、リンカーンからの手紙を読むシーンがしみじみとよかったです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【家族はつらいよ】
あらすじ
長男・幸之助(西村雅彦)の一家、次男・庄太(妻夫木聡)と3世代で同居をする平田家の主、周造(橋爪功)。妻・富子(吉行和子)の誕生日であることを忘れていたことに気付き、彼女に何か欲しいものはないかと尋ねてみると、何と離婚届を突き付けられる。思わぬ事態にぼうぜんとする中、金井家に嫁いだ長女・成子(中嶋朋子)が浪費癖のある夫・泰蔵(林家正蔵)と別れたいと泣きついてくる。追い掛けてきた成子の夫の言い訳を聞いていらついた周造は、思わず自分も離婚の危機にあることをぶちまけてしまう。
シネマトゥデイ
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
「ヘイトフル・エイト」を見た後で、この映画を観たいという10さんと待ちあわせて鑑賞。
いわゆるひとつの家族サービス。
3年まえに公開された山田洋次監督の「東京家族」とほぼ同じキャストで、今度はコメディ。
何度も笑いが巻き起こっていました。
熟年離婚の危機をきっかけに、夫婦の在り方を考える。
といっても小難しく考えるわけではありません。
笑いの小ネタがあちこちに仕込まれていて、くすくす笑いながら見ているうちにしみじみ「そうだよなあ」なんて思わせる辺りが、山田監督の腕。
でも、妻から夫への不満というのはわかりやすいけど、きっと夫が妻に不満を感じることもあると思うんだ。(自戒を込めて)
そこを書かないのが山田監督の品の良さというか、泥仕合にはしない、できないところに限界があるのかなと思いました。
時は平成ですが、描かれているのは昭和な感じ。
ちょっと古い時代の、今は少なくなった大家族の大変さと楽しさ。
いいじゃないか。
「ヘイトフル・エイト」が悪人しか出てこない(O・Bはいい人だったけど)映画だったのに対して、「家族はつらいよ」は善人しか出てこない。
対照的な2作品ですが、どちらも面白かったです。
万人向けではないですが。

あらすじ
雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。
シネマトゥデイ
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公開前から楽しみにしていましたが、いざ公開されたら上演時間が不便。
朝9時台と夕方6時近く。
平日は確実に無理ですし、休みの日にしても結構厳しい。
厳しいけれどやっぱり観たかったんで、9時上演の方に行ってきました。
行ってよかった。面白かった。
血が出たり頭が吹っ飛ばされたりと、私の苦手な残酷シーンが多かった割には不快感もあまりありませんでした。
南北戦争が終わって10年後という設定なので、まだ西部劇のしっぽが残る頃。
保安官やら賞金稼ぎ、絞首刑執行人なんてのも出てきます。
強い者が正義なので、暴力シーンもバンバンあります。
猛吹雪に遭遇し、隙間風だらけでなおかつドアが壊れている洋品店という事実上レストハウスに閉じ込められた8人。
狭いところに閉じ込められるとそれだけでイライラは募るものですが、そこに人種差別やら南北戦争の時の確執やらが組み合わさって、まあ、あちこちで衝突するわけです。黒人のマーキスが。
でも、なんか憎めないの。マーキスが。
一瞬憎みそうになっちゃったけど。
いわくありげな人たちばかりで、誰もが善人とは言い切れなくて、誰もに言い分があって、先の展開が全く読めない。
結構長い映画なのですが、最後の最後までわくわくと楽しめました。
ネタバレにはならないと思うので書きますが、最後の、リンカーンからの手紙を読むシーンがしみじみとよかったです。
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【家族はつらいよ】
あらすじ
長男・幸之助(西村雅彦)の一家、次男・庄太(妻夫木聡)と3世代で同居をする平田家の主、周造(橋爪功)。妻・富子(吉行和子)の誕生日であることを忘れていたことに気付き、彼女に何か欲しいものはないかと尋ねてみると、何と離婚届を突き付けられる。思わぬ事態にぼうぜんとする中、金井家に嫁いだ長女・成子(中嶋朋子)が浪費癖のある夫・泰蔵(林家正蔵)と別れたいと泣きついてくる。追い掛けてきた成子の夫の言い訳を聞いていらついた周造は、思わず自分も離婚の危機にあることをぶちまけてしまう。
シネマトゥデイ
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
「ヘイトフル・エイト」を見た後で、この映画を観たいという10さんと待ちあわせて鑑賞。
いわゆるひとつの家族サービス。
3年まえに公開された山田洋次監督の「東京家族」とほぼ同じキャストで、今度はコメディ。
何度も笑いが巻き起こっていました。
熟年離婚の危機をきっかけに、夫婦の在り方を考える。
といっても小難しく考えるわけではありません。
笑いの小ネタがあちこちに仕込まれていて、くすくす笑いながら見ているうちにしみじみ「そうだよなあ」なんて思わせる辺りが、山田監督の腕。
でも、妻から夫への不満というのはわかりやすいけど、きっと夫が妻に不満を感じることもあると思うんだ。(自戒を込めて)
そこを書かないのが山田監督の品の良さというか、泥仕合にはしない、できないところに限界があるのかなと思いました。
時は平成ですが、描かれているのは昭和な感じ。
ちょっと古い時代の、今は少なくなった大家族の大変さと楽しさ。
いいじゃないか。
「ヘイトフル・エイト」が悪人しか出てこない(O・Bはいい人だったけど)映画だったのに対して、「家族はつらいよ」は善人しか出てこない。
対照的な2作品ですが、どちらも面白かったです。
万人向けではないですが。
