デビッド・ボウイの衝撃も冷めやらぬうちに、今朝、とんでもないニュースが飛び込んできました。
ここまであからさまに情報が流れているということは、ほぼ決定になりつつあることなんでしょうけれど、正式に本人たちから発表があるまでは何も言うまい。
言いますまい。
そう、自分に言い聞かせています。
彼らの未来に不安はありません。
ただ、彼らの過去の映像や写真などが今後見られなくなる→過去の活動のあれやこれやが抹消されてしまう。
それが、無念。
いろんなことがあって、身体を張って守ってきたものが消えてしまう。
それは、無念。
いや、まだ正式発表はないのだから。
哀泣。。゚(T^T)゚。
本日の読書:テンペスト 上 若夏(うりずん)の巻 池上永一
Amazonより
『珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる―。前人未踏のノンストップ人生劇場。』
琉球王国の末期、美しく賢く志のまっすぐな少女真鶴は、みずからの夢をかなえるために、そして父の無念を晴らすため、国を救うために、波乱万丈な人生に足を踏み出す。
歴史小説だと思って読み始めました。
でもこれは実在の人物も出てきますが、歴史ファンタジーのジェットコースター小説でした。
全然その歴史を知らなかった琉球王国を舞台に、ここまで手に汗を握ることになるとは。
この上巻には九章が書かれています。
お家再興を悲願としている孫嗣志に子どもが生まれる。
しかし、生まれてきた子どもは女だったため、父はその子に名前を付けることもなく、親戚の子を養子にもらって科試合格を目指しスパルタ教育を施すのだった。
自分に名前がないことを哀しく思ったその少女は、自分で自分に名前を付けた。真鶴と。
養父の期待に応えられない義兄は、出奔。
義兄に代わって真鶴は男として、宦官として生きることに決める。
父が付けた名前は孫寧温。
各章の終わりは以下のとおり
第一章
余りに立派な回答を書いたがためにカンニングをしたと思われ有名塾の入学試験で落とされた寧温は、無名ではあるが、人としてのありようをまず第一に教える塾へ通い、知識と情の両方を学ぶ。
そして、科試の模擬試験に首席で合格。
第二章
あまりにも革新的な回答のため一度は落第した寧温だったが、逆転合格。
13歳という史上最年少で王宮の役人となる。
そして義兄との再会。
第三章
寧温が心の中に押し込めた真鶴が初恋。
そして寧温の良きライバル朝薫が、寧温を好きな自分の気持ちに気づいて愕然。
男同士だと思っているからね。
第四章
男子禁制の御内原に宦官として入り込み、財政改革を進める寧温。
王の姉であり、宗教的頂点に君臨する聞得大君(きこえおおぎみ)の敏感な嗅覚は、寧温の正体に秘密の匂いを嗅ぎつける。
第五章
義兄を人質に取られ、ついに自分の正体を聞得大君に明かす寧温。
第六章
最高権力まであと一歩というところまで上り詰めた聞得大君の足元をすくい、形勢逆転。
寧温は王宮に残り、聞得大君→真牛は王宮を去る。
第七章
王宮の女官を取りまとめていた女官大勢頭部(おおせどべ)が、アヘンの密輸にかかわっていたことが判明し、王宮を去る。
そして寧温に託宣が下る。
「聞得大君になって琉球を救いなさい」
第八章
清国から来た宦官、徐丁垓は、寧温が女であることを見抜き犯す。
そしてそのことを、彼女の初恋の相手である浅倉雅博に吹聴する。
惹かれあっていた二人の間に亀裂が走った。
第九章
寧温は徐丁垓殺人の罪で八重山に流される。
徐丁垓の陰謀で、寧温を憎むようになった朝薫の手によって。
ネタばらしするなよ、とお思いの方もいるでしょうが、これ、全然上っ面だけです。
魅力的な登場人物がどっさり出てきます。
ここに書いていない乱高下もあります。
行政事務次官相当の役職からの、別荘の草むしり。からの王の代理人。
重厚なドラマというよりは、破天荒なドラマです。
心身ともにまったく欠点のない主人公より、あくの強いわき役に心惹かれて読みました。
最終的に琉球王国に未来がないことはわかっているので、後は、どう国が解体していくのかを楽しみに下巻を読みたいと思います。

ここまであからさまに情報が流れているということは、ほぼ決定になりつつあることなんでしょうけれど、正式に本人たちから発表があるまでは何も言うまい。
言いますまい。
そう、自分に言い聞かせています。
彼らの未来に不安はありません。
ただ、彼らの過去の映像や写真などが今後見られなくなる→過去の活動のあれやこれやが抹消されてしまう。
それが、無念。
いろんなことがあって、身体を張って守ってきたものが消えてしまう。
それは、無念。
いや、まだ正式発表はないのだから。
哀泣。。゚(T^T)゚。
本日の読書:テンペスト 上 若夏(うりずん)の巻 池上永一
Amazonより
『珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる―。前人未踏のノンストップ人生劇場。』
琉球王国の末期、美しく賢く志のまっすぐな少女真鶴は、みずからの夢をかなえるために、そして父の無念を晴らすため、国を救うために、波乱万丈な人生に足を踏み出す。
歴史小説だと思って読み始めました。
でもこれは実在の人物も出てきますが、歴史ファンタジーのジェットコースター小説でした。
全然その歴史を知らなかった琉球王国を舞台に、ここまで手に汗を握ることになるとは。
この上巻には九章が書かれています。
お家再興を悲願としている孫嗣志に子どもが生まれる。
しかし、生まれてきた子どもは女だったため、父はその子に名前を付けることもなく、親戚の子を養子にもらって科試合格を目指しスパルタ教育を施すのだった。
自分に名前がないことを哀しく思ったその少女は、自分で自分に名前を付けた。真鶴と。
養父の期待に応えられない義兄は、出奔。
義兄に代わって真鶴は男として、宦官として生きることに決める。
父が付けた名前は孫寧温。
各章の終わりは以下のとおり
第一章
余りに立派な回答を書いたがためにカンニングをしたと思われ有名塾の入学試験で落とされた寧温は、無名ではあるが、人としてのありようをまず第一に教える塾へ通い、知識と情の両方を学ぶ。
そして、科試の模擬試験に首席で合格。
第二章
あまりにも革新的な回答のため一度は落第した寧温だったが、逆転合格。
13歳という史上最年少で王宮の役人となる。
そして義兄との再会。
第三章
寧温が心の中に押し込めた真鶴が初恋。
そして寧温の良きライバル朝薫が、寧温を好きな自分の気持ちに気づいて愕然。
男同士だと思っているからね。
第四章
男子禁制の御内原に宦官として入り込み、財政改革を進める寧温。
王の姉であり、宗教的頂点に君臨する聞得大君(きこえおおぎみ)の敏感な嗅覚は、寧温の正体に秘密の匂いを嗅ぎつける。
第五章
義兄を人質に取られ、ついに自分の正体を聞得大君に明かす寧温。
第六章
最高権力まであと一歩というところまで上り詰めた聞得大君の足元をすくい、形勢逆転。
寧温は王宮に残り、聞得大君→真牛は王宮を去る。
第七章
王宮の女官を取りまとめていた女官大勢頭部(おおせどべ)が、アヘンの密輸にかかわっていたことが判明し、王宮を去る。
そして寧温に託宣が下る。
「聞得大君になって琉球を救いなさい」
第八章
清国から来た宦官、徐丁垓は、寧温が女であることを見抜き犯す。
そしてそのことを、彼女の初恋の相手である浅倉雅博に吹聴する。
惹かれあっていた二人の間に亀裂が走った。
第九章
寧温は徐丁垓殺人の罪で八重山に流される。
徐丁垓の陰謀で、寧温を憎むようになった朝薫の手によって。
ネタばらしするなよ、とお思いの方もいるでしょうが、これ、全然上っ面だけです。
魅力的な登場人物がどっさり出てきます。
ここに書いていない乱高下もあります。
行政事務次官相当の役職からの、別荘の草むしり。からの王の代理人。
重厚なドラマというよりは、破天荒なドラマです。
心身ともにまったく欠点のない主人公より、あくの強いわき役に心惹かれて読みました。
最終的に琉球王国に未来がないことはわかっているので、後は、どう国が解体していくのかを楽しみに下巻を読みたいと思います。
