緋桜山中学の国語担当教師鈴木(長谷川博己)は、独自の教育理論「鈴木メソッド」に基づいた理想のクラスを構築しようとしていた。彼はその中心となる女子生徒小川(土屋太鳳)に重きを置くうちに、少しずつ彼女の魅力に引き込まれていく。そんな折り、鈴木の妻(臼田あさ美)の妊娠がわかり、さらに2学期に入って生徒会選挙と文化祭の準備がスタートするが……。



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「デート」のスペシャルドラマを見てからめっきり“巧くんロス”になってしまい、ついうっかり「鈴木先生」のテレビシリーズをちまちま借りて観てまして、映画版にまで手を出したという…。
なぜ「デート」のDVDでないのかというと、そりゃあ新作は高いからさ。

で、この「鈴木先生」というのは、中学校の先生なのです。
思春期の子どもというのは情緒が不安定だったり、まあいろいろあって、先生は大変なわけです。

でも一番大変なのはやっぱり子供たち当人で、鈴木先生は「今の学校教育は、普通の子供たちの心の摩耗のうえに成り立っている」との持論から、普通の子を蔑ろにすることなく、子どもたち同士が考え、話し合い、物事に対応できる力をつけるようになることを、クラス運営の目標にしている。

子どもたちの抱える問題に、大人としての建前ではなく、ひとりの人間として真摯に言葉を選んで子どもたちと対峙するというのが、鈴木先生のスタンス。
この本音部分が、というか教育部分が見せ場なんですねぇ。

テレビ版では中学生の性の問題が主でしたが、映画版は生徒会選挙と引きこもりの問題。

親や教師の言うことを聞いていい子にしてきたのに、社会に出たら要領のいい奴の方が上手いことやっている。
社会の中に居場所のない元いい子たち。

理不尽に耐える力を持っている人ばかりではないのだから、はみだした人の居場所を取り上げないで。

テレビシリーズを見ていないとちょっと人間関係が分かりにくいところもあるかもしれない。
映画だけで満足できる作品かと言われると、うーん、どうだろう。

でも、子どもたちがまっすぐ問いかけてきたら、答えにくい問題でもまっすぐに考えて答えられる大人でありたいと思うので、鈴木先生の態度はとても共感できます。
ただ…妄想部分が気持ち悪いのよね。
相手は中学生なのよ?
男性は許せる部分なのかもしれませんが、そこだけは受け入れることができませんでした。