
テレビっ子と言いながら、映画の入場者プレゼント。
第三弾は来年の春だそうで、心して待つ!
朝のブログ記事。
ドラマのことしか書いていませんが、実はまだ見ています。バラエティ。
1.0655
2.2355
3.にほんごであそぼ
4.シャキーン!
以上、Eテレで、全部合わせても35分。
5.おにぎりあたためますか
6.ハナタレナックス
以上、北海道のローカル番組。
深夜なので、録画して。
7.アメトーーク!!
このほかに、各種クイズ番組と建築番組は比較的見ています。
母さん、僕の読書時間、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの読書時間ですよ。





本日の読書:聖戦ヴァンデ 下 藤本ひとみ
Amazonより
『1793年2月、30万募兵令が全国に向けて発布され、ヴァンデ地方は、ついに武装蜂起した。貴族としての誇りに生きる21歳のアンリは、10万のヴァンデ軍の先頭に立つ。それを迎え討つは、革命を信じ、大量殺戮をも辞さぬ覚悟の公安委員会代理ジュリアン19歳、そしてアンリの敵として対峙せざるをえなくなった西部方面軍最高責任者ニコラ25歳。3人は激突を回避できるか。祖国に身を捧げる若き情熱を描く力作長編、完結。』
ジュリアンはバカだ。
頭は切れるのかもしれないが、大バカだ。
全ての民を虐殺して、草も生えないような焦土にして、そうまでして作り上げた国で一体何ができるというのか。
ロベスピエールの横に建つ自分を想像し、それしか見えなくなって、なんてことをしてくれたんだ。
ジュリアンが殺した民をこそ救うために、革命は行われたのではなかったのか?
十二国記の中で延王が「民のいない土地だけがあって、何の国王ぞ」と言ったこと、ジュリアンはしかと読んでおくべきだと思うね。
“「どんな暮らしが幸せなんだ」
フロルは、はしゃいだ声を立てた。
「決まっているわ、家族皆で、一緒に夕食を食べられる暮らしよ。神様を崇めて、その日の食べ物に恵まれたことを感謝して、明日もまた頑張ろうって思える暮らしよ。だから家族の誰かを戦争に送ることなんて耐えられなかったし、司祭様を取り上げられるのにも我慢できなかったんだもの。自分たちの暮らしを守るために、私たちは戦ってきたのよ」”
勝つためには手段を選ばないジュリアンに対して、農夫や女子供老人たちを見捨てることもできなければ、無理に締め付けることもできなかったアンリは、あまりにも不利だった。
正義だなんだと信念を持つ者は作戦を立て、采配を振るうが、先頭に立って戦っているのはどちらも一般庶民なのである。
そして、互いに自分たちの国を焼け野原にしているわけで、こうなってくるとなんのため、誰のために戦っているのかさっぱりわからなくなってくる。
戦うことで利を得る庶民はいないのだから。
“「ご存じですか、血は、罪を洗い流すということを。主イエスの流した血が人類の罪を清めたことを、お考えいただければ充分です。あなたによって流された夥しい血は、革命への反逆というヴァンデの罪を洗い、流し去り、彼らの戦いを、聖戦とするに違いありません。百年、二百年後の評価において、あなたは、ただの大量殺人者です」”
ジュリアンへ言い放ったニコラの言葉。
戦争を書いた史実なので、重要人物はあっけなく死ぬ。
立場によって異なる正義の、どちらかだけを善とすることは意味がない。
だけど、革命軍の中枢にいながら革命軍の過ちを指摘し、なお、アンリとの友情を忘れなかったニコラは、この物語の良心と言えるだろう。