飲んべ母子あらため、本日はスイーツ母子。
晩ご飯は手早く軽めに。そしてスイーツがっつり。

石屋製菓のカップケーキ。
左が人気№2のイチゴのケーキ。
右は人気№3のWチョコケーキ。

では№1は?
今が旬のパンプキンプリン。これがまた可愛いんだ。
買ってないから写真がないけど。

なんで買わなかったかというと、娘も私もかぼちゃを好まないから。

モンブランも買うことはないでしょう。
なぜならば、娘も私も栗を好まないから。
ついでに言えば、さつまいもも好むものではありません。

「女子ってこういうの好きだよね~」に乗れないふたり。orz
はみだし女子のふたりですが、ケーキはおいしくいただきました。
(。-人-。)


本日の読書:パラダイス・ロスト 柳広司

カバー裏より
『大日本帝国陸軍内にスパイ養成組織“D機関”を作り上げ、異能の精鋭たちを統べる元締め、結城中佐。その正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。結城の隠された生い立ちに迫るが……(「追跡」)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にした初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む全5篇。世界各国、シリーズ最大のスケールで展開する、究極の頭脳戦!「ジョーカー・ゲーム」シリーズ、待望の第3弾。』

前作は、任務の失敗があったりスパイの死があったりと、スパイという仕事の非情な部分がクローズアップされたが、今回は頭を使って考えに考える、本来のスパイものに戻った。
ただし、前作に任務の失敗という話を入れたおかげで、今作はどっちに転ぶかわからないという、落としどころの幅が広がった。

のっけから主人公が記憶喪失で、読者は「多分この人D機関の人のはずだけど…」と思いながら、話がどう流れていくのかが読めない「誤算」も面白かったが、結城中佐の正体に迫る「追跡」が面白かったなあ。

絶対にそんな単純な結末じゃないと思いながら読んでいたのに、そんな予想を軽く超える結城中佐の仕掛け。
結城中佐の辞書に「誤算」という言葉はないのかね。
結城中佐の正体の不明さはかくも盤石なのである。

そして、この世に絶対ということはないとD機関の人間はみな肝に銘じているけれど、結城中佐の存在感は絶対なのね。

さて、D機関のDの意味は?
「魔王」と言われる所以は?
次作で明かされるのでしょうか?