
今年転勤してきた後輩から「環天頂アーク」という、空の上の方にできる両端が上向きの虹の話を聞いてから、虹の観察に余念がない私。
「環天頂アーク」見てみたいんだもん。
「環水平アーク」ってのもあるらしい。
なんならもう「彩雲」でもいいよ。
雨が上がったなと思ったら、窓の外を確認する。
最近は天候不順なので、毎日のように虹が出る。
だけどなかなかお目にかかれません。
あんまり熱心に虹を見ているので、最近職場の人が「マッピーさん、虹が出ていますよ」と教えてくれるようになりました。
きっとただの虹好きの人と思われているのだろうけど、私の心の中にはいつか必ず環天頂アークを見てやるという野望が蠢いているのだよ。ぬははは。
それでも、何度も何度も虹を見ていると、ひとくちに虹と言ってもどれもみな違った形なんですねえ。
今日のは割と平たくて大きくてくっきりとしていました。
この虹のあともう一度雨が降ったので、虹のダブルヘッダーを期待したのですがさすがにそれは無理でしたな。
本日の読書:第四の手 ジョン・アーヴィング
Amazonより
『TVジャーナリスト、パトリックは、インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を喰いちぎられる。以来、なんども夢に現われる、深緑の湖と謎の女―。やがて事故死した男の手が移植されることになるが、手術を目前に「手」の未亡人に子作りを迫られ、月満ちて男の子が誕生する…。稀代の女ったらしが真実の愛に目覚めるまでのいただけない行状と葛藤を描く、巨匠による最新長篇。』
大して難解な内容でも、とんでもなく膨大な分量でもないのに、なぜか読み進めることが難しかった。
多分文体が合わなかったのではないかと思う。
主人公に対してもまったく興味が持てなかったし。
本人にその気がなくても女の方が放っておかないモテ男のジャーナリスト、パトリック。
その気はなくても据え膳は食う。
で?
ライオンに左手を食われてからニュースキャスターとしてよりお騒がせジャーナリスト扱いされるようになり、徐々に主流派から外れていくパトリック。
そんな時、左手を移植することになり、元の左手の持主の妻に子作りを迫られて…。
で?
初めて自分から女性を求めることになるのだが、相変わらず女性にモテモテで、据え膳を食う。
だからさ、何をどう求められているのよ、読者は?
登場人物がみんなエキセントリックで、ボー然と見送っている間に仮装行列は通り過ぎてしまいましたって感じ。