昨日はなぜかネットが繋がらず、復旧を待たずに力尽きて寝てしまいました。
連日の外出で、疲労もてんこ盛りです。

で、昨日は横浜で長男に会ってきました。

8月の下旬からずっと、徳島に出張でいつ帰れるかわからないと言っていたのですが、20日の夕方、「明日で作業が終わるから22日に帰れる」と連絡がありました。
でも、わたしたちが23日から旅に出てしまうので、「今回はすれ違いだね」と言ったら、急きょ21日中に帰ってきてくれたので、会うことができました。

だがしかし、横浜市民のくせに横浜を知らない彼は、待ち合わせの場所も、その後の展開もノープランです。

1時に待ち合わせしたものの、3人でうろうろもぞもぞ。
横浜在住のブロ友さん(すれ違いで札幌に出張中)お勧めのチーズカフェはランチをやっていなかったので、適当に歩いてチーズ料理の専門店へ。




ランチのチーズフォンデュ。
LINEで留守番部隊に見せびらかしたら、次男から「昼間からワインか!」と突っ込みが。

ゆっくり食べた後、やはりどうする当てもなく。
両親を連れていってやりたいところとかないの?
「ない」
てくてくてく。

「逆にさ、行きたいところないの?」
この近くに何があるのかわからないから、ない。
てくてくてく。

「ねえ、どうする?」
本当はどこに行きたいか言っていい?
「いいよ」
じゃあ、おっきい本屋さんに行きたい!

っつうわけで、横浜でもおっきい本屋さんに行って、札幌の本屋を探しても在庫のなかった本を無事ゲット。
いや、満足満足。
これで腹ごなしもOK。

じゃあ、お茶でも飲んで帰りますか。
またもやうろうろ歩いてカフェを探す。
と、10さんが少し哀しい顔で「本当にお茶飲んで解散でいいの?」
じゃあ、どうしたいの?
「晩ご飯食べようよ」
2時に昼ご飯食べて、4時に晩ご飯食べるの?
「じゃあ、お昼ご飯の二次会」

というわけで、お昼ご飯の二次会が行われることに。
さすがに4時は無理でしたが、5時から崎陽軒本店のイタリアンなお店で。




3人で2人前の前菜の盛り合わせ。
しかし食べてみれば意外とお腹に入るもので、白ワインと赤ワインを1本ずつ空け、パスタや子羊の肉などをシェアして食べて、デザートまで!




私が食べたのはバナナのタルト。
タルトの部分が甘くなくて、大変に美味。
長男よ、出張のおみやげありがとう。
昼食会二次会、ごちそうさまでした。(。-人-。)


本日の読書:永遠のディーバ 君たちに明日はない4 垣根涼介

カバー裏より
『「おれはただ、ずっと自分を誤魔化してきただけだ。」リストラ面接官・村上真介の今度の相手は、航空会社の勝ち組CA、楽器メーカーでくすぶる元バンドマン、ファミレスの超優秀店長、おまけに、破綻した証券会社のOBたち。企業ブランドも価値観も揺らぐ時代、あなたは明日をどう生きる?すべての働きびとたちにパワーを届ける、人気お仕事小説第4弾!『勝ち逃げの女王』改題。』

今回の「君たちに明日はない」は、今までとちょっと違うテイスト。

人員整理<リストラ>をしなければならない企業でも、やめてほしくない社員というのはいる。
スキルや経験を持った社員。
しかし、この社員はやめさせる、この社員はやめさせないと企業が決め打ちしてしまうと、それは指名解雇ということになって違法行為になる。

そこで真介は希望退職を募りながら、やめさせたくない社員には言外の引き止め工作をする。
そんな話が2編。

絶対安泰と思われていた証券会社が倒産する時、取り乱すことなく従容と会社を去った元証券マンの生きざまを描いたものが1編。

いつものように本人が納得して会社を去るように説得する話はタイトルの「永遠のディーバ」のみ。
しかし、これがタイトルになったのは納得。

プロの仕事とは。
どう働くかは、どう生きるかともかかわってくる。

“自分はどうありたいのか。何を表わしたいのか。何を、どう伝えたいのか。それを真摯に見極め、追求していく気持ちの強さ。それこそが、才能なのだ。また、その気持ちが強ければ強いほど、培ってきたテクニックも凄みを増す。”

超優秀店長の、未来のために今を犠牲にし続ける人生への「NO!」もよくわかる。
ちょっと出来過ぎな気がするけどね。

元証券マンの「人間、もう必要とされなくなった場所に居てはいけないんだよ。だったら、そんな場所はとっとと捨てて、新たに必要とされる場所を探した方がいい」も、深い。
それができれば、どんなに楽か。

しかし、なるべく不必要と言われないように、言われたときはしがみつかずにいられるように、心して生きることにしよう。