今日は本部から人事のえらいさんがお見えになりまして、飲み会でした。
最初私は不参加の予定だったのです。
だってえらくないし、概ねつまらん飲み会になりそうだし。
「私もえらくないけど出なくちゃいけないんです」とマキメスト後輩に言われ、「お前の蟹を俺にくれ」と同期に言われ、なんだか出る羽目になりました。
飲み屋に向かう途中に出会った石川啄木さん。
啄木の下宿跡は、ビルになっていました。


たった2週間しか札幌に住んでいなかったのに、えらいことお褒めの言葉をくださって、ありがたいことです。
が、しかし、君の暮らしが楽にならなかったのは、働かずに散財ばかりしていたからだと思うわけです。
敢えて言おう。
君は言うほど働いてませんから。
本日の読書:のぼうの城 和田竜
Amazonより
『時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。』
今年の夏休みは、石田堤と忍城址に行く予定なので、付け焼刃の読書。
映画は観ているので、頭の中でイメージしやすく(のぼう様の風体以外はほぼ原作に忠実なのではないだろうか)、楽しく読んだ。
天衣無縫と言ってもいいほどに、型にはまらず自由闊達にでくのぼうである、のぼう様こと成田長親。
百姓仕事が大好きなのに、あまりの不器用ぶりに手伝いを断られてシュンとする侍。しかも殿。
本当に大事なもの以外は、どうでもいいのだ、彼には。
自分のプライド、武名、立場、そんなものはどうでもいい。
田んぼを守り、領民を守る。
それができれば、自分が笑われることなど、どうでもいいことなのだ。
普段はでくの坊でありながら、時折人の意表を突くような言動を見せるのぼう様に、私もすっかり魅せられてしまう。
自分たちが守ってあげなければならないと、百姓からまで思われてしまうのぼう様。
自分を大きく見せようとしない器の大きさ。
ストーリーは知っているのに、歴史の結末を知っているのに、手に汗を握ってページをめくる。
読後感もいい。
少しほろっと苦味は残るが、爽やかな結末である。
ただし、文章が硬い。
何かの説明文を読んでいるかのような、味のない文章が最初ちょっとつらかった。
最初私は不参加の予定だったのです。
だってえらくないし、概ねつまらん飲み会になりそうだし。
「私もえらくないけど出なくちゃいけないんです」とマキメスト後輩に言われ、「お前の蟹を俺にくれ」と同期に言われ、なんだか出る羽目になりました。
飲み屋に向かう途中に出会った石川啄木さん。
啄木の下宿跡は、ビルになっていました。


たった2週間しか札幌に住んでいなかったのに、えらいことお褒めの言葉をくださって、ありがたいことです。
が、しかし、君の暮らしが楽にならなかったのは、働かずに散財ばかりしていたからだと思うわけです。
敢えて言おう。
君は言うほど働いてませんから。
本日の読書:のぼうの城 和田竜
Amazonより
『時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。』
今年の夏休みは、石田堤と忍城址に行く予定なので、付け焼刃の読書。
映画は観ているので、頭の中でイメージしやすく(のぼう様の風体以外はほぼ原作に忠実なのではないだろうか)、楽しく読んだ。
天衣無縫と言ってもいいほどに、型にはまらず自由闊達にでくのぼうである、のぼう様こと成田長親。
百姓仕事が大好きなのに、あまりの不器用ぶりに手伝いを断られてシュンとする侍。しかも殿。
本当に大事なもの以外は、どうでもいいのだ、彼には。
自分のプライド、武名、立場、そんなものはどうでもいい。
田んぼを守り、領民を守る。
それができれば、自分が笑われることなど、どうでもいいことなのだ。
普段はでくの坊でありながら、時折人の意表を突くような言動を見せるのぼう様に、私もすっかり魅せられてしまう。
自分たちが守ってあげなければならないと、百姓からまで思われてしまうのぼう様。
自分を大きく見せようとしない器の大きさ。
ストーリーは知っているのに、歴史の結末を知っているのに、手に汗を握ってページをめくる。
読後感もいい。
少しほろっと苦味は残るが、爽やかな結末である。
ただし、文章が硬い。
何かの説明文を読んでいるかのような、味のない文章が最初ちょっとつらかった。