風が吹くとき/あすなろ書房

¥1,728
Amazon.co.jp


Amazonより
『のどかな老夫婦の日常を一瞬にして引き裂いた原子爆弾。核兵器の恐ろしさをリアルに伝える世界的ベストセラー、新訳で待望の復刊。』

ガーディアン紙の必読小説1000冊に選ばれた絵本です。
マンガのように細かくコマ割りされた画面と、吹きだしの中に書かれた台詞。
可愛らしい絵柄に惹かれて軽い気持ちで読み始めても、読んでいるうちにきっと重たいものを手渡されたような気持ちになります。

戦争がはじまるかもしれない。
政府が作成したパンフレットにしたがって作った、核シェルターがあるから大丈夫。

戦争が始まったらしい。
詳しいことはわからない。けれど、きっと政府が何とかしてくれる。

老夫婦二人しか出てこない物語。
何が起ころうと政府を信じていれば大丈夫。悪いようにはならないはず。
そうやっていつも通りの毎日を淡々と過ごす二人。

私たちは彼らと何が違うのだろう。
今もしも原爆が落ちてきたとして、私たちだって政府の言うことを信じるしかないのです。
疑ったところで何もできはしません。
手づくりの核シェルターすら、私はもっていないのですから。

この本は確かに必読に値すると思います。


本日の読書:骨の袋 上 スティーヴン・キング

カバー裏より
『最愛の妻に先立たれたベストセラー作家マイク・ヌーナン。彼はその後毎夜の悪夢に悩まされる。夢の舞台は決まって妻との思い出が宿る湖畔の別荘。ヌーナンは吸い寄せられるように別荘へと向かった。そこで彼を待ち受けていたのは、彼の運命を激変させる一人の少女。怪奇現象が多発し、過去の忌まわしい犯罪に対して死者がヌーナンにつきまとう。絶叫ゴースト・ストーリーの開幕!』

最愛の妻が事故で死んだ。
彼女が最後に買ったもの。
それは自分の知らない彼女の世界の存在を匂わせるものだった。
彼女が最後に買ったものとは。

彼女の死後、パソコンに向かって文字を打つことができなくなった。
彼女の死後、悪夢に襲われるようになった。
何度も見る同じ夢。
いったいどんな意味を隠しているのか。

彼女の死から4年。
彼女が愛した湖畔の別荘へ行くと、そこには確かに見えない存在が巣くっている。
いったい何が?
なんの目的で?

600ページ読んでも、さっぱりわからないことだらけ。

でも、まえがきと本文の間のページに、ダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」の一文が書いてあるので、多分大丈夫。
怖くても、面白いはず。
(レベッカはめっちゃ面白かった。これもガーディアン紙の必読小説)

怖いよりもわくわくが先に立って、600ページを一気読み。
下巻が楽しみ。