昨日、今日と1泊で出張へ行ってきました。

行先は…じゃじゃ~ん!!
フォークランドです。



フォークランド?
フォークランドってどこ?












すみません。
サフォークランドでした。あはは。

北海道の、旭川よりちょっと北に位置する士別市は、サフォーク種の羊で有名なところ。
なので、町のあちこちに羊のマークやら羊の名のついたお店や施設がありました。

とかなんとか言いながら、市庁舎に入るといきなりファイターズ選手のお出迎えです。



少し早めに、昼休み中に庁舎に着いたのですが、庁舎前で雪だるまを作っている人がいました。
無事に打ち合わせを終えて外に出てみたら、雪だるま完成。ぱちぱちぱち。



サフォークランドはマンホールの蓋もサフォークです。
しかもカラー!



駅前通りに「ひつじ堂」という可愛い看板の喫茶店。
食べてる時間はないけれど、おやき100円にそそられる。



北海道のおやきは長野のものとは違って、標準語でいうところの「今川焼」とか「大判焼」といわれるもの。
ひつじのイラストがかわいいでしょ?
お店のセロテープもひつじです。
何種類かあったテープのどれもが、ひつじでした。

駅の待合室で焼き立てを美味しくいただきましたが、その駅の中に入っているお蕎麦屋さんにはなぜか「手作りサーターアンダーギー」が売っていました。
沖縄のお菓子がなぜここに?
お蕎麦屋さんのブースには入れなかったので、写真はなしです。



その日の晩は、翌日の仕事先である、きのこで有名な愛別町に泊まりました。
客室名もいちいちきのこ。
わたしは松たけ。v(^-^)v



おいしいきのこをたくさん食べて、一日目は急激に襲ってきた睡魔に負けてあっさりと眠りについたのでした。


本日の読書:カカシの夏休み 重松清

カバー裏より
『ダムの底に沈んだ故郷を出て二十年、級友の死が三十代も半ばを過ぎた同級生たちを再会させた。帰りたい、あの場所に―。家庭に仕事に難題を抱え、人生の重みに喘ぐ者たちを、励ましに満ちた視線で描く表題作を始め三編を収録。現代の家族、教育をテーマに次々と話題作を発信し続ける著者の記念碑的作品集。』

「カカシの夏休み」
「ライオン先生」
「未来」
の三編を収録。

「カカシの夏休み」の主人公は小学校の先生。厳し過ぎず、だからといって子どもたちになめられるほどには甘くもない。
だけど、結局何もしてくれない。子どもたちのことをわかるふりして、見ているだけ。
だからあだ名は「カカシ」というらしい。

「ライオン先生」は高校の先生。ライオンのたてがみのように長い髪をなびかせて、手を焼かせる子どもたちのことも決してあきらめて投げ出したりはしない。それがライオン流。
しかしその髪は、実はかつらだったのだ。

「未来」は、高校生の時、自殺したクラスメートの電話を最後に受けてしまったため、自殺を止めるどころか「お前が殺した」と言われ、心が、顔の表情が動かなくなってしまった少女が主人公。
弟のクラスメートが、弟にいじめられていたことを書いた遺書を持って自殺した。学校が、警察が、マスコミが、世の中が、弟が殺したと責める中、少女の心が動き出す。

なんだか読んでいて、苦しくなってしまうのだ。酸素が足りない感じ。

私が子どものころ、学校の先生はすでに怖い存在ではなかったけれど、でも特別な存在だった。
えこひいきする先生もいなくはなかったけど、基本的に先生は善で正義で公正で、絶対だった。
こんなに揺れていたのか、先生の心。と、私の中の子どもががっかりする。
こんなに変わってしまったのか、今の子どもたちの心。と、私の中の大人は愕然とする。

“生徒たちは、教えることはすべて理解できる。だから、それだけ。なんのひっかかりもなく、一コマずつ進む。あまりにもスムーズすぎて、なにかすごくたいせつなことを教え忘れているんじゃないかと心配になるほどだった。”

生徒たちについて考えるのをあきらめてしまうのは簡単だけど、それも気持ちがもやもやする。
しかし全力で熱く指導しようとすると、子どもたちの心がすーっと離れてしまう。
ぎゅうぎゅうに抑え込まれた気持ちの出口は、一体どこにあるのか。

かつらを外して生きることに決めたライオン先生は、娘からのクリスマスプレゼントにニットキャップをもらおうと思う。

“あまり派手なのは駄目だが、年寄りじみたのも嫌で、いまどきの流行りなど追わなくてもいいが、暖かければそれでいいというものでもなく、そういう中高年の複雑な好みがわかるようになれば、恵理もオトナだ。”

学校だけが世界ではないし、家庭だけでは生きていけない。
居場所は一つだけに決めなくていいのではないかな。
疲れたときは、ちょっとヘタレたっていい。
だけど少し余裕があるなら、空元気を出してみるのも結構いい手なんだよ。
いつまでも背中を丸めてはいられない。

そう思うのだ。
風通しを良くしよう。
学校(職場)でも、家庭でも。
そして新鮮な酸素をたっぷりと取り込もうよ。
じゃないと、読んでいて苦し過ぎるのだ。