甘いもの好き? ブログネタ:甘いもの好き? 参加中

私はどちらでもない派!

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はじめてブログネタに参加してみました。
うふふ。照れますね。(///∇//)

でもって、甘いもの。
好きか嫌いかと言われたら、どちらでもないんですね、これが。
「嘘をつけ!」「見栄を張るな!」との怒号が聞こえるようですが…。

甘いものとしょっぱいものとどちらが好きかと言われたら、圧倒的にしょっぱいものが好きです。
でも、腎臓が悪いので小さいときから減塩、薄味の食事をしているので、実はあまりしょっぱいものはもう体が受け付けなくなってしまいました。

子どものころは「甘いものは嫌い」と言っていたんです。
ただし、アイスとチョコレートとケーキとキャラメルと苺とリンゴと桃とお汁粉は除く。
それ、甘いもの嫌いとは言わないよ、とよく言われましたが。

ビスケットが嫌いだったんですよ。口の中の水分がごっそり持って行かれる感じが。
あと、最中。口の中に貼りつくのが嫌。
缶詰のパイナップル。入院のお見舞いに貰って、一生分はもう食べました。

大人になってよく考えたら、嫌いと言っておきながら好きな甘いものの方が多いことに気づきました。
頭痛がするほど甘いお菓子は相変わらず苦手ですが、適度に甘いのは好きです。

子どものころ、おはぎを1個食べきることが出来なかったので、甘いものが苦手と思っていましたが、母の作るおはぎは猛烈に甘いうえに草鞋くらいの大きさなので、今思えばあれをばくばく食べていた父の方が異常のような気がします。

ということで、甘いものが好きか嫌いかと聞かれれば、どちらでもないという身もふたもない結果に…。
いやもう、好きってことにしてもいい気がしてきたぞ。
あまとうの苺タルト、食べたい。

甘いもの好き?
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気になる投票結果は!?





本日の読書:さらば愛しき女よ レイモンド・チャンドラー

カバー裏より
『前科者大鹿マロイは刑務所をでたその足で、別れた女を探しに黒人街を訪れた。だが、そこで彼はまたしても殺人を犯してしまう。現場に居合わせたマーロウも取調べをうけた。その後、高価な首飾りをギャングから買い戻すための護衛を依頼されるが、マーロウは自らの不手際で依頼人を死なせてしまう。苦境に立った彼を待っていたものは……全篇に流れるリリシズムと非情な目が女と男の哀切な生を鮮烈に描きだす、最高傑作。』

こんな有名な小説を、勘違いしていました。私。
ハードボイルドと言えばチャンドラー。
なのに。

フィリップ・マーロウ。
「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」という台詞で有名です。
確かにある意味タフですし、優しいとも言えますが、想像とは全然違うキャラクターでした。

一人称で書かれている地の文の人称名詞が「私」なんですよ。
ハードボイルドなのに!
そして会話の中では自分のことを「ぼく」と言っています。
ハードボイルドなのに!

木枯らし紋次郎のようなクールガイだとばっかり思っていたハードボイルドな探偵は、至極真っ当な私立探偵。
目の前で起きた殺人事件。一応警察に協力はするけれど、自分の仕事が入れば当然そちらが優先。
しかし依頼人が自分の不手際から殺されて、自身も命が危険にさらされるけれど、あきらめずに真相を追い続ける姿はまさにハードボイルド。

見えない敵はどんどん巨大化していき、真相の片鱗が見えてくるのは本当に最後の最後。
死ぬかもしれない目に何度も遭いながら、止めてくれる人だっているのに、たった100ドルを払った依頼人のために行動する主人公がだんだん格好良く思えてくるから不思議。
「私」だろうと「ぼく」だろうと。

「探偵小説によく出ているような酔払いの探偵になるんじゃないでしょうね」
「なったっていいじゃないか。彼らはいつも、事件を解決しているぜ。」

くうう。
かっこいいじゃないか。

大鹿マロイもヴェルマも、自分の最期を覚悟して行動していたような気がするの。
気持ちの純粋さがせつない。