私の話ではありません。
係長が先週から「歯が痛い」とつぶやいておりました。

本人いわく「知覚過敏です。鏡で調べたけれど虫歯は見当たりません。」
知覚過敏ならシュミテクト?
「今使っている歯磨きがなくなったらシュミテクト買いますが、まだあるから買わない。」

今週の初め。
「やっぱりシュミテクト買っちゃいました。」
痛いんだね。病院に行った方がいいよ。
「大丈夫。このまま歯磨きを続けていれば、きっと知覚過敏は治ります。」
知覚過敏なら治るかもしれないけど、虫歯なら自然治癒はないよ。
「いんや。絶対知覚過敏ですから。」

で、結局堪えきれなくて、昨日病院に行ったのね。
どうだった?
「虫歯じゃないです。」
じゃあ、知覚過敏だったの?
「知覚過敏でもなくて、普通に神経が壊死する寸前だって言われました。だから、神経抜いてもらってきました。」

原因は?
「原因はわからないけれど、普通に神経が壊死する…普通に神経が壊死…普通に神経が…。」

結構精神的ダメージが大きかったようです。
虫歯と言われた方がまだましだった、と。

そして、「神経を抜いた歯はくすんでくるって言われました。」と聞いて、申し訳ないけどテンションあがっちゃった。^m^
前歯の神経抜いて、くすんでいる人知ってる!!

これからは係長のことをこっそり『小野寺の姉』と呼ぼうと決めた一瞬。( ̄ー ̄)
あ、係長は男ですが。


本日の読書:定年後をパソコンと暮らす 加藤仁

Amazonより
『定年退職後の生き方をテーマに長年取材してきた著者が、パソコンを活用して充実した日々を送っている二十二人を紹介する。在宅起業で年商一億円をあげる人、妻の死後の一人暮らしの友とする人、ボランティアのネットワークを拡げる人、脳卒中のリハビリに抜群の効果を得た人、海外旅行の情報を公開して人気の人など、パソコンが人々の定年後をいかに個性的に変えているかが実感できる。』

10年位前の本なので、今ならもっとパソコンと暮らしている人は多いでしょう。
でも、それでも私の想像以上にパソコンとの暮らしは幅の広いものでした。

第1章 わが家を仕事場にする
第2章 学び、教え、また学ぶ
第3章 毎日が情報発信
第4章 独創的リハビリテーション
第5章 定年予備軍の人間関係づくり
第6章 拡がるボランティア活動
第7章 変わりゆく海外旅行

私自身は退職したら、パソコンを使ったボランティアをやってもいいなくらいは考えていたけれど(肩こり問題はさておいて)、あとはブログを書いたり、読みたい本リストを作ったり、蔵書の整理をしたりするのにパソコンを使うくらいしか出来ないと思ってました。

が、第4章を読んで、もっとパソコンには可能性があることに気づきました。

脳卒中で倒れ半身が麻痺し、失語症になってしまった人が、動く方の手を使ってパソコンを操作しているうちに言葉を取り戻したケース。
あるいは、庭作りが趣味だった奥さんが寝たきりとなったとき、介護をしながら庭の様子をビデオに撮り、パソコンで庭を舞台にした人形アニメを作って奥さんを楽しませたケース。

運動神経が麻痺して文字をつづることが出来なくなった時、それにつれて読書の喜びをも失いかけた人が、パソコンで文章を書くことにより再び読書を楽しむことができるようになったケースなどは、この先もし私が病に倒れたとしても希望になるではありませんか。

どのような形であれ、パソコンを生き甲斐と結びつけることができるのなら、頭でっかちじゃなくていい、自分の使いいいようにパソコンを使えばいいんです。
健康のために、まず1万歩を歩いてからパソコンを使うという人がいて、微笑ましいのなんのって。

私の夢は退職したら晴読雨読で毎日を過ごすことですが、もしそれが難しいような状況になっても、パソコンの力を借りて、何とか読書に変わる楽しみを生活の中に見出したいと強く思ったことでした。