
昨日どこかへ消えてしまったインディアンカレーの画像。
帯広市民のソウルフードだそうです。
十勝地区を中心に何店舗かあるチェーン店「カレーショップ インデアン」の商品です。
だから正確には『インデアンカレー』なのかもしれません。
味は、見て想像できる通りの味です。
なんのてらいもない素直な味の、もったりしたカレー。
でも、たくさん作って煮込んだカレーはおいしいのです。
そして、素直な味だからこそ、飽きが来ないのです。多分。初めて食べた私が言うことではないけど。そんな気がしました。
お昼ちょっと前にお店に行くと、もう食べている人が何人もいて、なかなか繁盛しています。
シンプルなインデアンカレー(421円)にしようかと思いましたが、ここは奮発してチキンカレー(604円)です。
安いでしょ?
ルーだけ欲しい人は、お鍋を持って買いに来ます。
そんな方もたくさんいました。
なんか感動。
お鍋持って。
そんな商売の仕方がまだ残っているんだな、と。
チェーン店ですが、近くに住んでいなきゃ食べられない地元の味。
そんなところがいいと思いました。

今日のおやつ。
昨日帯広で買った、柳月の「ガリッとチーズ」と「十勝この実」
どちらもうまうま。
チーズも木の実も大好きなんです。
職場には十勝地区限定販売のチョコレートを買って帰りました。
釧路にあった、世界で2番目に美味しいたい焼きの店。
さすがに食べられる状況ではなかったので、感想書けず。写真もなし。
釧路にあったカフェ併設の古本屋さんに、桜木柴乃さんのトークショーのポスターが貼ってありました。
釧路市出身の直木賞作家ですからね。
現在住んでいらっしゃる江別市より、断然釧路市の方が盛り上がってます。
善き哉。善き哉。
本日の読書:清須会議 三谷幸喜
Amazonより
『信長亡きあと、清須城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽柴秀吉。情と利の間で揺れる、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。愛憎を抱え、陰でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。キャスティング・ボートを握るのは誰なのか?五日間の攻防を「現代語訳」で綴る、笑いとドラマに満ちた傑作時代小説。』
先に映画で観ているので、登場人物がほぼ映画のキャストで脳内出演。
唯一違うのは、黒田官兵衛が岡田君だったこと。
何度も直そうと努力したのですが、変更不可でした。
大河見てないのに、すごいぞ岡田君。
柴田勝家があんなに単純なわかりやすい人だったとは思わないけれど、秀吉の人たらしなくせにうさんくさいところは、あると思います。
あれだけ上昇志向が強いのならば、家柄の悪さ(というか、家柄のないところ)は絶対にコンプレックスだったはず。
だからこそ、もっと上にという原動力になったのでしょうが。
作中で寧が、「もし自分たちの間に子どもがいたら、こんなに天下取りにこだわるのだろうか」と思うところがありますが、確かに、子どもがいたら危ない勝負には出られないかもしれません。
でも、寧ですら止められなかったわけです、秀吉を。
そして、実際に子どもができたとき、秀吉はより大きなものを子どもに遺そうとするわけですから、彼の暴走を止められる人なんて、誰一人いなかったのでしょう。
柴田勝家を時代遅れの老人とみなし、「戦国の世を終えられるのは自分だ」という秀吉ですが、秀吉は結局終えることが出来なかったのですよね。
戦って、土地を奪って、味方に分け与える。
そのシステムを変えることが出来なかった。
そして、柴田勝家の老いらくの恋を嗤った秀吉でしたが、自身の晩年はというと…。
まあ、そんな先のことはどうでも、まだ若い秀吉が、自分を恃み、上にのし上がっていく過程が楽しく書かれています。
どろどろした部分も、モヤモヤした部分も、三谷さんが書くとさらっとしてるんですよね。
他の人が書くともっと重厚な作品になるはずなんですが、これはこれで三谷さんにしか書けないものだと思います。