毎日毎日あっという間に過ぎていきます。
なのに週末にはいつも「あ~、今週も長かった~。」と思っちゃうんですよね。

今日はまだ少し仕事が残っていたのですが、定時で帰ってきました。
用事があったというのもあるんですけど、どうにも仕事の精度が悪い。

書類のチェックをしていても、ミスを見つけられないんですよね。見落としている。
二度見をしてやっと見つけるというパターンが増えているんです。
心の中で自分に喝を入れても、全然気持ちが奮い立たない。

疲れているんだなあ。

集中して仕事をしているから、一日はあっという間に過ぎるんですけど、疲れがたまってきた週末に「長いな~。」と思うんでしょうね。
忙しいのもあと3週間。何とか持ちこたえてほしいものです。

で、あっという間の毎日ですが、ここのところ結構本を読んでいるんですよね。
ブログにはあまり書いていませんが、マンガも雑誌も読んでいます。
この時ばかりは、私のまわりだけ時間の流れが違うのではと思ってしまいます。
私が本を読んでいる間は、世界中の時間の流れがゆっくりになっているかもしれないなぁ。
つまりは限りなく光速に近くなっているということ?

なんて、どーでもいいようなことをぐだぐだ考えている時間が好き。
まだ、私には余力があるような気がしてきたぞ。


本日の読書:親不孝通りディテクティブ 北森鴻

Amazonより
『個性的なテッキとキュータが博多で大活躍!高校時代からの腐れ縁のテッキとキュータ。ぴったり息の合った二人だが、なぜだかヤバイ事件に首を突っ込むことになり……。博多を舞台にしたミステリー短編集。』

クールでホットで粋でダサい。
故郷を持たないテッキとバリバリ博多っ子のキュータ。
二人の共通点は女性の好みくらいか。

それでも、こんなに息の合ったコンビはいない。
長浜で屋台のおやじをやっているテッキは、30歳にまだなっていないというのに、枯れた風情。
結婚相談所で働くキュータは、もうそろそろ30代に手が届くかという歳なのに、とにかく刹那的。計画性というものが全くない。

たいていキュータが事件をテッキのところに連れてくる。
で、一つの事件をキュータ視点から、テッキ視点から、交互に語る。

やってることはハチャメチャなのに、なぜか淋しいんだよ。彼らが。
好き勝手やっている彼らを見ていて、なぜか淋しくなるんだよ。私が。

最後の話。
こういう終わり方って…。
続編にどうやってつなげるつもり?
なんでこんな哀しい生き方しかできないんだろう。
頭はいいのに不器用なんだよね。