お芝居を見てきました。
「12人の怒れる男」

もともとはアメリカのドラマだったものが映画化され、さらに舞台化されたもので、古典というほど古くはない(ドラマは1954年放送)けれど、メディアを変えて演じ続けられてきたものです。

私、三谷幸喜作の映画「12人の優しい日本人」が大好きで何度も見ているのですが、本家本元のこちらの映画を見たことがありません。
いつか見ようと思いつつ見ないできたのですが、先に舞台を見ることにしました。

大変面白かったです。
前売り券は完売で、当日券も完売で、キャンセル待ちのかたが並んでいるなか会場に入ると、正面に観客席。
ん?
手前にも観客席。
中央に舞台があります。

陪審員たちが討議をするためのテーブルといすが置かれていて、私たちは柵で仕切られた外から見ている形になります。
そう、さしずめ陪審員室を傍聴しているかのよう。
芝居専用の会場なので、こんな作りができるのでしょうか。

二転三転する話かと思っていたのですが、どちらかというと、一つ一つ証拠を検証し、意見を積み上げていく感じ。
笑いをとることもなく、終始緊迫した空気が流れています。

実は、昼公演では笑いがあったらしいのですが、そこに笑いは本当に必要なのか、と、夜公演までの間にもう一度練り直した結果だったということが、アフタートークの時に話されていました。

舞台の良いところは、観客が演者と同じ空気を吸えるということで(変態ではないですよ)、有罪か無罪かの話し合いをしながらもぴりぴりした、一触即発の空気、または、少し気の緩んだときの、だれた空気をリアルに感じられるのが(それも傍聴席で)、何とも臨場感をかきたてられてよかったです。

興奮冷めやらぬまま家路につき…って徒歩5分で家ですから、やっぱり家に帰ってもわくわくとパンフレットを眺めていたりします。
やっぱりお芝居、いいなあ。