あらすじ: 東京から約300キロ離れた島・鳳凰島で馬に蹴られた男性が死亡する事故が発生。警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)は、不思議なうわさのある島の実態を調査することに。その島は実業家(宅麻伸)が所有し、元自衛隊員が集まり訓練に励んでいた。右京は男性の死亡理由が事故ではなく殺人であると確信。島には特命係、捜査一課、鑑識課が集結するが、彼らを何者かが襲撃し……。
昨日、見てきました。
前評判があまり芳しくなかったのと、去年のスピンオフの出来がいまいちだったので、面白くなかったらブログに書かないでおこうと思っていました。
でも、面白かったです。
黒みがかった青を多用した画面は不穏な空気を十分にはらんでいて、事件が起きるまでの間、ずっとどきどきしていたのでした。
でも、いつものメンバーがいつものように出てくると、それはもう安心して見ていられるわけです。
良質な時代劇のように、偉大なるマンネリ。
これ、褒めてますよ。
それぞれが役割どおりに動いているのに、なおかつ面白い。
これ、すごいことじゃないですか?
「ミイラ取りがミイラになってこい。」って命令には笑ってしまったし、無人島でもしっかりとティータイムを楽しむ右京さんには脱帽です。そのティーセットはもちろん持参したんですね。
本編のストーリーを楽しむことのほかに、相棒ファンが(マニアが)楽しむポイントもちゃんと押さえていて、というより、ファンのための映画だと思いました。
釈由美子の最後の目線が訴えるものとか、「花子とアン」の時とは違って、絶対目の笑わない伊原剛志とか、ゲストの見どころもありました。
評価が分かれるのが作品のテーマだと思うのですが、相棒は昔から割と時事問題を素早くドラマの中に組み入れているので、映画だから大上段に構えているわけではないと思うのです。
特に右京さんの正義感というのは、情状酌量(いわゆるお目こぼし)すら許さない、徹底的な遵法主義なわけですから、違法とか脱法とか非合法を絶対に認めない立場なんですよね。
故小野田官房長にはいつも言われていましたよね、そこがおまえのよくないところだと。
堅すぎる。
なので右京さんの主張は揺るがないわけですから、敵対する人は反対側で揺るがない人でなくてはならない。
私たちはそれを見て、どっちが正しいと判定しなければならないわけではなくて、見たいように見ればいいんじゃないの?
どちらの言い分もありだと思っても、どちらもないなと思っても、部分的に納得したり反発したり、いろいろ考えればいいんじゃないの?
だってエンターテインメントだもの。
笑いだけが、思考停止だけがエンターテインメントじゃないでしょう。
個人的に、小さいことで1つ気になっていることはありますよ。
後半の芹沢君…。
大きいことで気になっているのは、どうやって盗んだの?
でもまあ、話としての始末はうまくついたと思います。
ミステリとしてすごいとは思いませんでしたが、大画面で見ても面白い、普通に面白い映画でした。
まだ札幌にいる10さんと見て、「面白かったね~。」と帰ってきました。
平日3日間は10さん放置して仕事でしたから、最後の10さん孝行ということで。
「テルマエロマエ2」も見たかったんだけど、混んでいたのであきらめました。
昨日、見てきました。
前評判があまり芳しくなかったのと、去年のスピンオフの出来がいまいちだったので、面白くなかったらブログに書かないでおこうと思っていました。
でも、面白かったです。
黒みがかった青を多用した画面は不穏な空気を十分にはらんでいて、事件が起きるまでの間、ずっとどきどきしていたのでした。
でも、いつものメンバーがいつものように出てくると、それはもう安心して見ていられるわけです。
良質な時代劇のように、偉大なるマンネリ。
これ、褒めてますよ。
それぞれが役割どおりに動いているのに、なおかつ面白い。
これ、すごいことじゃないですか?
「ミイラ取りがミイラになってこい。」って命令には笑ってしまったし、無人島でもしっかりとティータイムを楽しむ右京さんには脱帽です。そのティーセットはもちろん持参したんですね。
本編のストーリーを楽しむことのほかに、相棒ファンが(マニアが)楽しむポイントもちゃんと押さえていて、というより、ファンのための映画だと思いました。
釈由美子の最後の目線が訴えるものとか、「花子とアン」の時とは違って、絶対目の笑わない伊原剛志とか、ゲストの見どころもありました。
評価が分かれるのが作品のテーマだと思うのですが、相棒は昔から割と時事問題を素早くドラマの中に組み入れているので、映画だから大上段に構えているわけではないと思うのです。
特に右京さんの正義感というのは、情状酌量(いわゆるお目こぼし)すら許さない、徹底的な遵法主義なわけですから、違法とか脱法とか非合法を絶対に認めない立場なんですよね。
故小野田官房長にはいつも言われていましたよね、そこがおまえのよくないところだと。
堅すぎる。
なので右京さんの主張は揺るがないわけですから、敵対する人は反対側で揺るがない人でなくてはならない。
私たちはそれを見て、どっちが正しいと判定しなければならないわけではなくて、見たいように見ればいいんじゃないの?
どちらの言い分もありだと思っても、どちらもないなと思っても、部分的に納得したり反発したり、いろいろ考えればいいんじゃないの?
だってエンターテインメントだもの。
笑いだけが、思考停止だけがエンターテインメントじゃないでしょう。
個人的に、小さいことで1つ気になっていることはありますよ。
後半の芹沢君…。
大きいことで気になっているのは、どうやって盗んだの?
でもまあ、話としての始末はうまくついたと思います。
ミステリとしてすごいとは思いませんでしたが、大画面で見ても面白い、普通に面白い映画でした。
まだ札幌にいる10さんと見て、「面白かったね~。」と帰ってきました。
平日3日間は10さん放置して仕事でしたから、最後の10さん孝行ということで。
「テルマエロマエ2」も見たかったんだけど、混んでいたのであきらめました。