今日10さんが仕事から帰ってきて、笑いながら居間に入ってきました。
「廊下に積んである本、増えたね。どっかから引っ張り出してきたの?」
どっからも引っ張り出していません。それどころか少しセカンドハウスに持って行ったのですが、それ以上に増えたのよぅ。
少なくとも昨日今日で増えたわけではないのですが、10さんは今日しみじみ気がついたようです。のんきな人でよかった。
マンガは捨てちゃダメと子どもたちに言われているし、小説は読み返す可能性が高いので、それ以外の本をどうしようか、ずーっとずっと思案中。
図書館はベストセラー小説なら喜んで引き取ってくれるけど、それ以外はあまりいい顔しないらしい。
私はベストセラー小説をこそ図書館で借りる派なので、ご要望にお応えすることができない。
人気商品ですらあまりないので、古本屋もあまりいい顔をしない。
「全国ご当地麺紀行」「科学史の事件簿」「女とオトコの経済学」「パンダの親指」などなど、買いたたかれるとつらい。だって面白く読んだもの。
絵本や児童書などは、保育園や児童館などに寄付すれば喜ばれることはわかっているけれど、手元にないと私が淋しい。
でも、さすがに多すぎるよね。
とりあえず雑誌は捨てよう。読んでから。いつ読むの?…むーん。
本日の読書:今朝の春 みをつくし料理帖 髙田郁
カバー裏より
『月に三度の『三方よしの日』、つる屋では澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。そんなある日、伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪は庖丁使いの指南役を任されて―(第一話『花嫁御料』)。戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書くことになった。少しずつ明らかになってゆくあさひ太夫こと野江の過去とは―(第二話『友待つ雪』)。おりょうの旦那伊佐三に浮気の疑惑が!?つる屋の面々を巻き込んだ事の真相とは―(第三話『寒紅』)。登竜楼との料理の競い合いを行うこととなったつる屋。澪が生み出す渾身の料理は―(第四話『今朝の春』)。全四話を収録した大好評シリーズ第四弾!!』
今巻はシリーズ物としての大きな展開はなく、短編小説として読んでも面白いものが多かった。
このシリーズは一本きちんとシリーズとしての核があり、それぞれの人物にもきちんと背景が描かれているので、長編の面白さ、短編の面白さの比重のバランスが大変心地よい。
再会を願う澪と野江、天満一兆庵の再建を願う芳、健坊と暮らせるようになりたいふき、太一の声が聞きたいおりょう。みんな、決して100%の幸せではないけれど、互いを思いやり、それぞれ精進する姿に、きっと心励まされる人が多いのだろう。先はまだまだ遠いけどね。