来月また、東京で研修になりました。

前回と違って野外実習はないので、作業服とスニーカーは不要。夏物と秋物の2シーズンの服を必要としていた前回ですが、今回はたぶん冬物だけですむはず。

問題は、私の考える冬物と、実際関東で必要な冬物が違うであろうことですが…。


しょうがない今回はスカートはいていくか。

いつもはスカートをはかずにパンツなのですが、冬用パンツだと暑いかもしれないからね。パンツをはかずにスカートにしましょう。


言わずもがなの事ですが補足説明。

パンツというのは下着じゃあないですよ。(それじゃあ変態だ!)、ええと、そうねぇ…昭和時代にはズボンと呼ばれていた、あれのことです。

クールビズが終わったのでラフな格好をするわけに行かず、パンツスーツではなくスカートのスーツを持って行こうと、そういう話です。


今回のテーマはオープンソースを利用して、仕事に役立つなんらかの技能を身につける、です。

多分数学は無関係だと思われますが、オープンソースの正体がつかめないので予断は許しません。

パソコンを使った得体の知れない実習があります。困ったものです。←自分が困った者なのでは?


前回の終了レポートは、ちょっと背伸びして論文調で書いてしまいましたが(謝辞まで付けた)、今回は身の丈にあった文体で書きたいところです。

どんな文体で書こうかな?

清水義範やレイモン・クノーを読んで勉強しましょう。←勉強すべきはそこではないのでは?


今回の実習は女性が私の他に2人いて、うち1人が北海道の人なので、仲良くなれたらいいなあと思っています。勉強できる人だといいなあ。宿題をするのが趣味の人だったら最高だなあ。ぜひとも協力して差し上げたい。

1人知人もいて、独身の頃よく遊んだ人です。同じ年ですが、あの頃すでにおっさんくさかった彼が、どこまで真正おっさんになっているのか、会うのが非常に楽しみ。

私はまだまだ小娘なんですけど。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!


本日の読書:イビサ 村上龍


カバー裏より

『贅沢な旅を約束されてパリにやってきたマチコは、男のもとをとび出して背徳的で淫靡な生活に幻惑されてゆく。コートダジュール、タンジールへと旅するうちに魂の殻を脱ぎさったマチコは、“イビサへ”と囁く老婆にしたがい、新たな旅へと向かうのだった。村上龍が渾身をこめて描く究極の破滅的ストーリー。』


今日、仕事帰りは同期と一緒でした。駅まで並んで歩き、同じ駅で降りて別れるまで、ずっと喋っていました。嵐の事、関東と関西の違い、毎日電車で乗る位置について…。なんてのどかな日常。

その対極にあるのが、この作品。苦手系村上龍の最たるものです。

退廃的で流動的でグロテスク。


彼の本を読んで感じる痛さというのは、ぐさりと突き刺さる痛さではなく、ひりひりとした皮膚感覚での痛さでもなく、つねりあげられて、そのまま肉が引きちぎられるような痛さ。

断面がギザギザで、とても縫い合わせることなどできない。

ずっと傷口をさらしたまま、じくじくとその痛みを主張する。


この作品のマチコは、目をそらすことなく自分の本質を探し続け、見つめ続け、不要なもの不純なものをどんどん削ぎ落とした結果が、ああいうことに。

痛すぎて、もう、どうしていいのかわからない。