昨日に引き続き、今日も日帰りで出張。昨日と違うのは、今日は一人でお出かけだったこと。


午前に1社、午後に1社の予定。

どちらの会社に先に行くか?

お楽しみはあとにとっておくタイプの私。言い換えれば、嫌なことをさっさと済ますタイプ。


先に行くのは、何回か行ったことのある会社にしました。

何故って、どちらが迷子になりやすいかというと、こちらの会社だから。


地図は持った。何回か行ったから、会社の周辺のイメージはわかる。それでも心配で、余裕を持ったスケジュールを組みながらなおかつ早めに職場を出る。

地下鉄に乗っても、本は読みません。乗り過ごしたら困るもんね。


!!!!!


すでに間違えてた! 

東豊線に乗るはずだったのに、南北線に乗っているではないか。

会社は東豊線の駅と南北線の駅の中間くらいにあるので、どちらで行っても違いはないのだが、プリペイドカードの使用申請に東豊線の駅を書いてしまったから、これでは面倒くさいことになってしまう。何しろカードの裏に降車駅が印字されてしまうのでね。


急いで地下鉄を降りて大通りまで戻り、東豊線に乗り換える。余裕を持ったスケジュールだったはずだが、一気に余裕のないスケジュールに成り下がる。

ホームで待っても、地下鉄が来ない。時空までもがゆがみ始めたのか。

やっと来た地下鉄に飛び乗りなけなしの頭で計算すると、迷わなければギリセーフのはず。


地下鉄の中で地図を見直し、駅でもう一度周辺図を確認し、地上へ出る。

最初の一歩をどちらの方向に踏み出していいのかわからない。何しろ過去数回、一度も最短距離でたどり着いたことがないのだもの。

その辺に停まっているタクシーの運転手さんに地図を見せて、道を教えてもらう。もう涙目。


何とか1分前には会社に到着しました。

汗の他に何か違うものも分泌しているような気がする。ぶしゅ~。


午後からの会社は無事に迷わず行けました。

珍しくスカートをはいた足が、寒くて寒くて。早足でさっさか歩いたら、予定より早くついてしまった。

夏だったら少し時間をつぶしてから時間通りに伺うのだけど、寒かったので早めにお邪魔しちゃいました。

どうもすみません。

来年はもっとうまくやります。多分ね。


本日の読書:アカペラ 山本文緒


カバー裏より

『身勝手な両親を尻目に、前向きに育った中学三年生のタマコ。だが、大好きな祖父が老人ホームに入れられそうになり、彼女は祖父との“駆け落ち”を決意する。一方、タマコを心配する若い担任教師は、二人に振り回されて―。奇妙で優しい表題作のほか、ダメな男の二十年ぶりの帰郷を描く「ソリチュード」、独身の中年姉弟の絆を見つめた「ネロリ」を収録。温かくて切ない傑作小説集。』


鬱病を発症した時、テレビが見れなくなって、新聞が読めなくなって、本が読めなくなって…憑かれたように山本文緒の本ばかりを読んでいたことがあります。

真面目に誠実に生きているのに、なぜだか他人との間で生きにくくなってしまう人たち。どこか少しみんなとずれている。そんな人たちが多く出てくる山本文緒の小説を読んでいると、私もここにいていいんだなと思えた。


少しずつほかの本が読めるようになってきたとき、山本文緒の方が鬱病になってしまい、途中経過のような文章が発表されました。


「直木賞もとって、再婚もして、幸せの絶頂のはずなのに、鬱病になってしまいました。」


そういう人でも鬱病になるんだ。

こんなに大好きな家族と一緒にいるのに、なんで鬱病になってしまったんだろうと自分を責めることもありましたが、そういうことってあるんだ。私、ここにいてもいいんだなと思えました。


この本で完全復活したのか、まだまだリハビリ中なのかはわからないけど、山本文緒はやっぱりいい。

何かが私にぴったり合う気がします。


いいことが起こったはずなのに、悲しくて一人泣けてくること、あります。

悲しいと感じる自分が間違っていること分かっているけど、涙が止まらない。なんか、ごめん。


人生がきらきらしないように、明日に期待しないように生きること、ある。

なんだか苦しくて苦しくて、その場から逃げ出したくなること、ある。


こんな気持ち、誰にも言わなくても、山本文緒はわかってくれてる気がします。