青木まりこ現象または青木まりこ症候群というのがあるのだそうです。


書店に行くとトイレに行きたくなる


何の冗談かと思いました。全然面白くないし。

ところが、こんな名前がついた、ちゃんとした症状なんだそうです。といっても、医学的に確かな症例というわけではないらしいですけど。


子どものころから本好きで、本屋で立ち読みするのが日常茶飯事だった私は、本屋でトイレに行きたいなんて思ったこといちどもありません。だって、昔の町の本屋さんにはトイレなんてなかったでしょ?月刊漫画誌のほとんどを立ち読みで済ませていた私にとって、本屋さんでトイレなんてありえない。いかに気配を消して本屋に長居をするかが問題だったもの。


ところが、係長が言ったのです。「本屋に行くと、トイレに行きたくなるから困る。」

係長の奥さんも本好きで、図書館や本屋によくいくし、係長に仕事の帰りに本を勝手と指令を出す(今回の指令は「ダ・ヴィンチ」11月号。これでうちの係は全員購入したことになる。すごいな)し、レンタルのDVDもよく見るのですって。

それで、本屋や図書館、レンタルショップなどに一緒に行ってはトイレに駆け込むことになる係長。ただ単にトイレが近い人なんでは?


いやいや、そんな人は5万といるのだよ、と教えてもらったのが青木まりこ現象。


男性より女性の方が発現率が高く、一番少ないのは体育会系男子だそうです。私と真逆じゃん、体育会系男子。ってか、やっぱりここでも私の女子力のなさが露呈してる…。

この症状は伝染するらしいので、いつか私も青木まりこと思ったら、これは若い人に多い現象で(係長…?)、中年になると自然治癒するとかしないとか。今から青木まりこになるのは無理かもしれない。


いろんなことで自分の限界を思い知らされるけれど、こんなことでなぜか敗北感を感じてしまうのは、なんかちょっと悔しいぞ。


本日の読書:銀行頭取 下 山田智彦


Amazonより

『白熱した頭取レースは、国境をも越える。ブラジル、ギリシャ、バンコクの取引先にまで及び、虚々実々の駆け引きが繰り返される。ますます深まる混迷の中で、果して最終勝利者は誰になるのか。“組織の陰謀”を暴く激闘のクライマックスは、意外な方向へと展開。頭取の椅子をめぐる大ドラマを活写する。』


なんというか、大ぶろしきを広げた割には薄っぺらい内容で、残念。

大手地方銀行の頭取争いだというのに、あと一か月が勝負だというのに、このぬるい感じはなんだろう。


とにかく薄っぺらで軽薄な人物と、なぜかわからないけどうまく物事が回っていく人に2極化してしまっていて、読んでいても面白くないんだなあ。

海外で出会う男女は恋愛モードに簡単に落ちるし。今そういう場合じゃないでしょ。

男性側が目をつけた女性は、簡単に落ちるし。

もうね、渡辺淳一の小説の安っぽい焼き直しを読んでいるみたいで、私にしては珍しく苦痛な読書でした。


もしかしたら、中年男性の妄想小説ってところなのかな。だとしたら納得。

女性もそういうご都合小説、たまには読むもんね。そうか、いくらおっさん体質だと言っても、本当はおばさんだからノレなかったのか。そういうことにしておこう。


骨太の小説だと思って読んだのが間違いだったのですね。

山崎豊子がこのテーマで書いてくれたら、面白い本になったと思う。