ブログを休んでいた間の読書記録を。


10日 女はなぜ突然怒り出すのか? 姫野友美


男脳と女脳が違うというのはわかったけど、全てをひとくくりに男は、とか女は、とかまとめすぎ。

大体私は集団でトイレに行かないし、ブランド物に興味ないし。


まあ脳とホルモンの関係はわかったけど、どこかで聞いた話が多いなと思ったら参考文献を見てびっくり。それ系のベストセラー一覧じゃないの。この人の意見、見解、発見は何かあったのでしょうか?それでも医学博士?つぎはぎの論文なら私にも書けるわい。



11日 夜明けの睡魔 海外ミステリの新しい波 瀬戸川猛資


ミステリの評論というより紹介。アシモフやフレドリック・ブラウンが好きらしく、何回か紹介してくれて嬉しい。

でも、本自体が古いので、新しい波と言いながらルース・レンデルで新人扱い。パトリシア・コーンウェルなんて影も形もない。

もっとも、私も最近の海外ミステリは読んでいないので、特に問題はなし。



12日 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 大崎梢


本屋さんの通常業務に絡んで起きる事件を、書店員の杏子さんとアルバイトの多絵が解決する。次男の方が楽しめるかもしれない。


本屋さんの仕事は、もちろんお客さんに本を売ることだが、そのための細々した作業がいくつもある。そしてもちろん本の知識も必要だ。

本好き、ミステリー好きにはたまらないシリーズ。


13日 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編) 大崎梢


この人は長編に向かないかもしれない。それとも、本屋で起きる謎が長編向きではないのか?


どういう仕組みで幽霊を作ったのかもよくわからなかったし、容疑者が多い割には人物の特徴が分かりやすすぎ。わからないのは27年の事件のみって感じでしたが、その事件については、「うーん」と思うところあり。


ほめられて伸びる人間、けなされて伸びる人間、この違いが判らん人は、人を指導する立場になってはいけない。仮にも作家で、大家と言われる人がそんなこともわからないかなぁ?人間観察も作家の仕事の重要な部分なのではないかなぁ?


長編書いてって言われたから書いてみたけど…って感じで、短編ほどの切れ味はなかった。



サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ 大崎梢


やっぱりこの人は短編がいい。

タイトルになった「サイン会はいかが?」でも少し長かったかな。

「君と語る永遠」とか「ヤギさんの忘れもの」とか好きだな。


杏子さんにも多絵にも、少しずつ私に似たところがあって、そういうところも好き。

あと、坂木司が意外と解説がうまいのにびっくり。



14日 セカンドライフ マリアンヌ・ヴァンダーヴェルド


退職後の生活をどう生きるか。

夫婦でずれている価値観は何か、一日中一緒に過ごすための最適な距離感は、など、細かいところを2人でチェックするようになっている。


私の場合は半分リタイヤしたようなものだけど、家のローンと次男の学費、マンションの管理費を考えると、収入を得る道を考えた方がいいかも。