メインのおかずは、冷や奴とところてん。安くて旨くて低カロリー。夏はこれだね。

ところてん、今日は辛子と酢醤油でいただきましたが、プラスごまと青海苔が好きなの。

おいしいよぉ。やってみ。

娘が2歳くらいの夏、暑さにやられて何も食べない、何も飲まない時がありました。

とにかく暑さを何とかしようと、我が家で唯一エアコンのある、車で過ごしました。

ドライブインで娘の好きなポテトフライを買って、「食べて」と渡すと、満面の笑顔で食べました。

その後、胃が食べることを思い出したのか、食事をとるようになりました。

あの時の笑顔は忘れられません。今のところの最高の晩ご飯。ポテトフライ200円なり。

本日の読書:舞姫通信 重松清

出張の帰りの電車の中で読みましたが、途中で涙が溢れてきたので一旦中断。今日読みました。

主人公の宏海が勤める学校には10年前に自殺した少女が舞姫という名で伝説になっている。

舞姫と宏海と、彼の自殺した双子の兄陸男の婚約者佐智子がプロデュースする、心中の生き残り、自殺志願者のタレント城真吾。彼らにまつわる死と再生の話。

理屈の話をすると、自殺は生きたいのに生きられなかった人たちに対して不遜だと思っています。

でも、私も自殺を試みたことがあるので、偉そうなことは言えません。

思いつめての自殺じゃないんです。
毎日が辛くて辛くていた時に、小さないい事が3つあって、ふと、今死んだらニコニコと幸せな気持ちで死ねるんだな、と思ってしまった。これ以上いい日は今後ないかも、と。

だから、生きていてもしょうがないかなと思う小説の中の少年少女たちの気分も判るけど、そのうえで、自殺は不自然なんだよ、不遜なんだよと、やっぱり今は思ってます。

人を傷つけることでしか自分の心を動かせない佐智子が嫌で、なんだか読んでいて不愉快であったけど、自分の心と向き合うきっかけになった。

涙が出るのは、まだ冷静には向き合えていないから。