大敵ってほどではないけど、携帯を職場に忘れてきました。

いつもは割とすぐに気づくのだけど、昨日は職場からの帰り道、ずっと本を読んでいたんです。

歩きながらヨムヨム、買い物しながらヨムヨム、電車の中でヨムヨム、食事の支度をしながらヨムヨム、ご飯を食べながらヨムヨム…。

8時頃携帯のないことに気づいて、残業中の10さんに持って帰ってきてもらうことにしました。
やれやれ。

携帯を手にしてメールチェックをし、そのまま寝てしまい今起きました。←またか。

途中で一度10さんに起こされましたけどね。
「顔色悪いよ。」

そーゆう時は、引き続き寝かしておいてくれまいか。

昨日の読書:白蓮れんれん 林真理子

就職したばかりの頃、柳原白蓮の伝記を読んだことがあるので、白蓮事件のことは知っていた。

白蓮事件=九州の炭鉱王と結婚していた華族の女性(白蓮)が、7歳年下の男性のもとへ走った。ただそれだけ。

小説の中盤以降、いつそれが起こるのかと、どきどきしながら読んだ。

この小説には、事件以降のことはごく短くしか書いていないけど、平民になり、結婚してからの長い時間を幸せに暮らしたらしいことがわかる。

それまでの、誰とも心を通い合わせることのなかった年月を考えると、良かったなぁと思う。
だって、誰とも分かり合えないのは、本当に淋しいことだから。

白蓮の話し言葉が時々「~だ。」と、断定の助動詞で終わることがあって、気になった。

本当にそういう喋り方だったのだろうか?手紙文に引きずられたのだろうか?

華族のお姫様って、そんな話し方するのかな?
もう少し柔らかい話し方をするイメージだったのだけど、上に立つ人だから、きっぱりした話し方もありだよね。

そんな些細なことはどうあれ、大変面白く読みました。