9月16日(火)
 
カントリーサインの旅で、夜に食べたものだけ書いていません。
というわけで、一挙公開。(ただの備忘録ざます)
 
そもそもホテルだけしか押さえていない、無計画な旅なのです。
そしてホテルから最寄りの食事できる界隈までは1キロほどありますが、車に乗っているだけとはいえ札幌から稚内までの移動で疲れ切った体に、1キロは果てしなく遠い。
晩ご飯難民にはなりたくない、ので、ネットで見つけたお店に予約しました。
行ってみたら、予約した人しか対応してもらえないお店でした。予約してよかった。
 
13日の夜に食べたもの
乾杯のビールとお通しのおからの炊いたの、ナマコ酢、葱たっぷりの厚揚げ焼とホタルイカの沖漬け。
ナマコは大好きなんだけど、スーパーで見かけても高くて買えなくて、数年ぶりに食べました。
美味し―。嬉しー。

 
イカ焼き(ハーフ)とヒラメの刺身、そしてなぜか突然サービスのたまごサンド。
サンドイッチのエッグフィリングの味がめっちゃ美味しくて驚愕。
辛子の量が絶妙なんですねえ。

 
豚のこめかみ串と、チキンのガーリック醤油焼き。
豚のこめかみって初めて食べたけど、弾力があって美味しかった。

ファイターズが勝った翌日はビールが200円引きと、店内のポスターには書いてありました。
しかし、負けた翌日だったので、ビールを定価でいただく。
そしたら、この日、ファイターズが勝った瞬間に10さんが「明日も来たいのですが、大丈夫ですか?」と予約を入れやがった。
美味しいけど、美味しいんだけど、別な店にも行ってみたいじゃないの。
と思ったけど、予約取れちゃったので、言わずに呑み込む。
 
14日の夜に食べたもの
14日は、私が午前中に野良鹿と視線を外せぬ死闘を行い、北方資料館や樺太記念館を楽しんだ後、午後はホテルで昼寝。
10さんは午前中にテレビでカーリング観戦、午後は会場で観戦。
ということで、前日の居酒屋に現地集合です。
 
乾杯のビールとお通しのマカロニサラダ、牛タン入り三種のソーセージ(チョリソー最高!)、マグロの刺身。

 
にぎやか冷ややっことフグの一夜干し。
昨日の厚揚げも美味しかったけど、普通に冷ややっこも美味しい。

 
というわけで、昨日と同じく葱たっぷり厚揚げ焼、タコ酢、合鴨もも焼き串。
何を食べても美味しかったです。
南稚内駅近くの『月うさぎ』さん、ごちそうさまでした。

 
稚内は公私あわせて何度か来たことがありますが、今まであんまりおもてなしのいい感じを受けたことがありません。
レストランでもスーパーの魚屋さんでも、なんというか、対応が雑で、なんかうっすら気分が悪くなることが多くて。
 
しかし今回はホテルが最悪でした。
もともと稚内って、ホテルの宿泊料がサービスに見合わないくらい高いんですよね、どこも。
 
『ホテル滝川』も、素泊まりで一人8000円。
ふたりで2泊なので、32000円払いました。素泊まりに。
部屋も古いし、バストイレ洗面の3点ユニットは、便座が斜めに配置されているくらい狭いし、これで一人8000円…。
 
連泊ですが、「掃除してください」の札は下げませんでした。
なのに、2日目に掃除の人が入り、テレビを見ていた10さんは追い出され、そのまま樺太記念館で私と落ち合いました。
 
カーリングの試合を観に行った10さんと入れ違いで私がホテルに戻ると、一組だけ布団が敷いてあって、もう一組は部屋に積んでありました。
なんじゃこりゃ?って感じです。(が、自分で敷きましたよ、もちろん)
8000円も取っておきながらこの仕打ち?
 
チェックアウトの際、この話をしたら「申し訳ありませんでした。担当者に伝えます」で終わりです。
え?責任者じゃなくて担当者?
「今後このようなことがないように、しっかりチェックしていきます」と、実際にするかどうかはさておいて、言うものじゃないの?
なんか本当に対応が雑で…このホテルにはもう二度と泊まらないとして、稚内市の観光協会には言いたいこといっぱいあるよ。全くさあ!
 
 
 
本日の読書:ありがとう。 鷺沢萠

 

カバー裏より

『――もう一度、これまで私を育ててくれたすべての芸術、すべての文学、すべての映画、すべての音楽、すべての愛するものたちと、それを作ってくださったすべての人々に。ありがとう。(「あとがき」より)未発表原稿も収録した珠玉のエッセイ集が待望の文庫化。』

読み始めて数ページで、よみがえる。
鷺沢萠の、小心でありながらとんがった文章の数々。
ぼろぼろ涙を流しながら、仁王立ちで世間に立ち向かう彼女の姿。
亡くなって20年以上、毎日新しい文章を探して彼女のサイトを覗いていたのは、そんなに昔のことになったのか。

何度も何度も生きることの苦しさと、でも、それを越えた先の人生について書いている。
終の棲家を探して旅に出る。
連れ合いよりも絶対に長生きして、人生を謳歌しているだろう老後を想像している。
なのになんで、という気持ちがいまだにぬぐえない。

かと思うと、最後は酒井順子との負け犬トークも収録されている。
勝ちと負けに分断するのもなんだかなあとは思うけど、負け犬判定法には笑ってしまった。
”何かを選択するときに、得か損かではなく、面白いか面白くないかで選ぶタイプは負け犬になりやすい”

ポリシーとして、損得で行動を決めないことにしている。
善悪か好悪で動きたい。
はい。負け犬~。
でも、その方が人生楽しくないですか?
あ、それが負け犬の遠吠えってことなんですね。