10月30日(木)
 
今日は10さんがお昼に不在だったため、娘とタイ料理屋さんへ行ってきました。
10さんがエスニック系が苦手なので、ここぞとばかり。笑
 
まずはガパオライス。
思ったほど辛くなかった。

 
タイ風鶏のから揚げ。
ちょっとだけ乗ってるパクチーが旨い!

 
生春巻き。
皮がもっちもちでめちゃくちゃ旨い。

 
ふたりで3品恃んでシェアして食べたのですが、まだいける。
ということで、追加で頼んだパッタイ。
初めてのお店だったので、冒険しないラインナップになってしまいました。
次回はもう少し冒険しよう。

 
いかにも美味しそうなポテトチップスは、レッドムーンで作りました。
味が濃くて美味しい芋なので、揚げ方が下手でも問題なし。
奥はカスベ(エイ)のから揚げ。
揚げ物苦手だけど、芋好きの娘のために頑張りました。

 
 
 
 
 
本日の読書:楽園の楽園 伊坂幸太郎

 

Amazonより

『大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。書き下ろしの短編小説を、気鋭のアーティスト、井出静佳の装画・挿絵とともに味わう「伊坂幸太郎史上最も美しい1冊」。』

立て続けに起こる大規模事故や天災。
それらは「天災及び事故、犯罪の予見と予防に関する基軸」なるアルゴリズムを基にした、略称『天軸』と呼ばれる人工知能の暴走が原因と考えられた。
五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の3人は、その開発者の所在を探す旅に出た。

と、ここまで読んで、伊坂さん、『西遊記』が好きだなあって思った。
『SOSの猿』でも『西遊記』をモチーフに使ったし、今回は天竺の開発者が三蔵法師?いや、釈迦如来?

ところが話はもっと大きなものだったのだ。
少なくともお釈迦様の手のひらよりも。多分。
その仕組みの説明を読んで、伊坂幸太郎のデビュー作『オーデュポンの祈り』を思い出す。
案山子の優午。
実際、作中でも優午のことに触れられていたし。

作家デビュー25年の記念作品なのだそうだ。
だから、デビューからぶれていない伊坂幸太郎のテーマが前面に出ているのか。

とはいえこれは、あんまり万人向けではない。
私は、この世の世界の中のヒトという存在について、彼と近しい考え方をしているので「そうだよね」と思いながら読んだけど、「はあ?何言ってるの?」って思う人も一定数いそう。