なんせ 腕が良い
細工も 盛り付けも 味付けも全て良し
何より手が早い
三人で 三時間かかる仕込みを 一人で 二時間で終えてしまう
そんな 野良板さんと 同期やったコンビの方
○○ちゃんの要請で バイト先のホテルへ ←もうバイトでよろしい
人手不足で 誰か無いか?の要請に ○○ちゃんが
野良板 (板長経験者) と 同じホテルで働いていた 野良板の後の板長二人を召還
二人とも腕がたつ
むちゃくちゃ 優良な職人だが
同時期に 彼らを知る
バイト先の板長は えらいの連れてきよったわ
堪忍してくれよ
と なる
予感的中
勝手に 煮物の野菜 全て美しく細工切りする
味付けも 勝手にしちゃう
吸い物も 昆布を リボンに結んたり 出汁も
ハモの骨を叩いて 出汁を取り 黄金色の 澄まし汁にしてしまう
まるで 料亭か 正月料理
お客さんは まぁ 綺麗と 写真を撮り出す
慌てたのは このホテルの板長
野菜の飾り切りなんて無理
黄金の出汁なんて無理
連泊のお客様に
このクオリティを求められたら どうしたら良い?
と 頭を悩ませる
おっさんら二人が一番 タチ悪いかもしれん