昨日お伝えした、特養あずみの里の事件。

 

刑事責任を問われているので当然ですが、その当事者になった方々の心労は計り知れません……。

僕も事故の当事者になったことは何度もあります。

その度に、その事故の大小にかかわらず、、、、

 

そうとう凹みました……。

 

 

事故を起こしてしまったそのご入居者様への申し訳なさと、自分自身の至らなさ。

そして、上司・先輩からの叱責。

凹みます。

不幸中の幸いか、僕が起こした事故は、直接ご入居者様の命に影響を及ぼすようなものではありませんでした。

それでも凹みます。

僕が原因となって、ケガをしたり事故対策で新たなマニュアルが追加になったり。

そりゃ凹みます。

 

 

僕は立場上、事故を起こした方へ注意をする場面も多かった。

この時、僕は前述したような経験があったというのと、性善説に則り、

叱ることはしませんでした。

事故を起こした当事者も、自分で反省をしているはずだから。

職員の皆さんには、優しさとか甘さとして写ったかもしれません。

 

 

ちょっと前置きが長くなってしまいました。

今回の事件を受けて僕がまず考えたのは、やはり再発防止のためにはどうするか、ということです。

状況も何も、直接そこで働いていない僕にはなにを言う権利もない。

けれど、同じことを二度と起こしてはいけないことだけはわかる。

 

直接の死因は、窒息などではなく脳梗塞や心疾患による突然死だったと記憶しています。

 

それでも、やはり防がなくてはいけないと思います。

おやつを食べていて亡くなってしまう。それに気が付けないという、現状を。

突然死を予防するには、ある程度までは医学的・薬学的対処でどうにかなる部分があるはずです。

薬の調節や、医師からの指導など。

しかし、血圧調整の薬を指示通り飲んでいたからといって突然死が起きないわけではない。

ではどうするか。

やはり、異変が起きた時にすぐに気が付けるような体制をとるべきです。

 

この事件は、17名の入居者が集まる食堂で起きました。

おやつ介助をしていた准看護師さんは、背を向ける格好のため異変に気がつけなかったようですが、

あとから入ってきた介護士は、異変に気が付けたそうです。

では、なにかあっても異変に気が付ける現場にすればよいはず。

 

 

先日、職場での勉強会があり、あずみの里事件について詳細をお聞きしてきました。

そこで、僕は驚きました。

施設基準は、17名に対して2名の介助者がいてば満たしていることになる、と。

先ほども記載した通り、17名の入居者が集まっておやつを召し上がっていたそうです。

17名に対し2名の介助者ということは、1名あたり8,9名に気を配る・注意を向ける必要がある。

そこでもし、1名の入居者に何かあれば1名のスタッフが対応に入り、16名を1名で対応しなければなりません。

ここでのもしは、確率が低いものではありません。何かあればとは、トイレの付き添いや不穏への対応です。

どこの施設でも起こりえます。

 

今回に限らず言えますが。

根本的な事故の解決にはやはり行政の力が必要です。

少人数で危険の多い飲食の現場を任せなくてはいけない、その施設基準こそ見直すべきです。

実際に、施設で飲食をする現場を経験したことがある方であれば、

この基準がどれほど厳しいものかお分かりかと思います。

 

こんな基準を作ったのは、どんな方々なのか。

お顔を拝見したいものですね。

 

 

ブログを最後までお読みいただき、ありがとうございます!
 
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