こんにちは!
間が開いてスミマセン…

お食事の声かけその3は予告していた、プライド高めな男性陣編です。
うちは有料老人ホームなので、かつて会社の重役をされていた方が入居されます。

中にはお年を召してもすごく丁寧に、介護士さんに頼ってくださる方もいらっしゃるのですが、認知症で記憶障害になると老人ホームにいながら、ご自身の記憶ではいまだ現役バリバリの社長だったり部長だったりするわけですね。
なので僕たちはその方の部下になるんです。

そんな方々への、お食事の声かけどうするか……。


僕の場合ですが、
こんなときは三つ星レストランのウェイターになりきるのですねー( *`ω´)

「はっ、社長、お食事ご用意が整いました」

それでもベッドから起きてくださらない時は、

「参議院のワタナベ先生もいらっしゃっています」

とか付け加えます。
もちろん議員の方は架空の方ですし実際にはいらっしゃいません。
しかし、この一言でスッとスイッチが入ってご自分で起きてくださいます。

起きて、食事を始める頃には議員の話しは忘れており、目の前に食事がある=食事の時間だと認識してくださるため、「先生なんていないじゃないか」と怒られることもありません。


もちろんこのへり下り作戦はどなたにも通用する作戦ではないのですが、
ご飯を食べようと単純に声をかけるのではなく、まさにここが高級レストランだと思い込んで頂き、気持ちよくお食事して頂くことがポイントかなぁ、と^_^