前回の最上川決壊から、どうなったんでしょうね?

怒涛の展開が続く、このストーリー。

さて今回は、三人称でお届けいたします。とうぞ!

⚠️「」→日本語。『』→英語になっております。

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駅構内での口喧嘩から数日後、ロンドン市内にある撮影スタジオでの残りの撮影が行われていた。


「いやはやこの前の冴菜さんの怒号は、凄かったよな😅」

「ったりめーだろ、冴ちゃん怒らすと極妻な京都弁と雰囲気になること忘れてたんか?」


クー・ヒズリと近江政彦は、ほぼ同期の同世代の俳優だ。一応親戚関係ということもあり昔から仲が良く、フランクに話していると後ろからズーンとした雰囲気を醸し出す女性が近づいてきた。


「2人ともなんぞゆーたか?」


「「いえ……なんでもないです!💦」」(クー&政彦)


キョーコの母親である冴菜が、ドスの効いた声で2人に囁いたのである。


「そ、それよりもアレクシス王子の件はどうなってるん?キョーコの事かなり気に入ってるらしいけど…このままでいくと本当に婚約者にされちまうぞ。」


クーが話を切り替えて、冴菜に聞くと一息ついて話し出した。


「その件だったら5日後に、曽祖父の誕生日会が開かれるのでその場をお借りして2人を会わせる予定や。あんた達もニュース見て知ってんやろ。アレクシス王子が外遊交流でイギリスに来てるって。」


「そっか…やっぱり断ることは出来なかったんだな。俺んところにもオーランド公爵の誕生日パーティーの招待状来てたし。クーお前ら全員、ヒズリファミリーにも招待状来たんだろ?」


近江政彦がクーに聞くと頷いた。


「ああ、妻と久遠も一緒にな。孫のヨーコさんの夫の身内って事もあって一応親戚関係にあるし、久遠にも会わせて欲しいって書かれてあって招待されたんだ。悠人は、言わずもがなキョーコと同じ玄孫だし。アイツ一時期、オーランド家に居候してたことあんだよ。」


そんな話をスタジオの隅っこでしていると、新開監督のカットがかかった。

そしてキャスト&スタッフを全員呼び寄せたのである。


『はい、これでオールアップです!皆さん、約1か月に渡る撮影ご苦労様でした。編集は、日本に帰ってからになるけどU.K.(イギリスの事)のスタッフの皆さんには、協力に感謝します。』


するとキャストを代表して、キョーコがイギリス人のカメラマンである撮影監督を勤めた人物に花束を渡した。


『撮影に協力してくださって本当にありがとうございました。途中でとんでもないトラブルに巻き込んでしまいましたけど、ご苦労様でした。』


『いやいやとんでもない、こんな楽しい撮影中々なかったよ。日本に帰っても役者活動頑張って下さいプリンセス・キョーコ。』


ニッコリと笑顔で花束を受け取り握手を交わして、キョーコの事をプリンセスと呼んだカメラマン。

するとスタジオ内は、割れんばかりの拍手で盛り上がったのである。

イギリスでの撮影は、これにて一旦終了した。


「やっと撮影終わったねキョーコちゃん。でもまだイギリスには滞在するんだよね?俺たちも曾々お祖父さんの誕生日パーティーに招待されてるからそれまではこっちにいる予定だよ。」


「うんそのつもり。それと…久遠さん、お願いがあるんだけど…その……😳💦」


キョーコは、少し照れつつ久遠(蓮)にお願いをしてきた。


「うん?何?」


「明日…もし良かったら、曾々お祖父様の誕生日プレゼント買いに行きたいから付き合って欲しいんだけどいい?」


「うんいいよ。次いでだからロンドン市内も観光しない?こっちに来てから仕事ばかりで観光してないだろ?デートも兼ねてね😃」


その様子を、耳ダンボになって聞いている日本人キャスト&スタッフ達。


「あら?2人とも明日デートするの?だったら私が明日のキョーコのコーディネートしてあげるわ😉✨」


久遠の母、ジュリエナはお構いなしに2人の間に入ってルンルンとしている。


撮影終了後、キョーコが着替え終わり冴菜と代マネの松永愛海がスタジオの外に出るとリムジンが出迎えており老齢の執事が降りてきた。


『サエナ様、キョーコ様、マナミ様お迎えに上がりました。』


「未だにこれだけは慣れないのよね…😅」


キョーコ達3人は、現在ロンドン市内にあるオーランド家に滞在している。ソールズベリーからロンドンへと戻ってきた日から、冴菜のハトコにあたるアーサー・デレック・オーランド氏の申し出もあり宿泊してるのだ。


その日の夜に、キョーコは初めて御年109歳になる高祖父と出会った。

↓より回想シーン。


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『はるばる日本から良く来てくれた。サエナやユートも変わらず元気そうだな、それに漸く会えたよ。キョーコもっと良く顔を見せておくれ。』


『お久しぶりです、曾お祖父様。お元気そうで良かったです。』

『俺も久しぶりだな、大じいさん。』


高級ソファーに座りキョーコを近寄らせると、立ち上がりハグをしてきた老人。キョーコも両腕を背中に回していた。

キョーコの高祖父である、アルバート・ジョン・オーランド公爵。

109歳とかなりの高齢にも関わらず、その瞳は生き生きとしている。杖は、突いているもの立ち上がり歩くことも出来ており、背も高く190㎝近くある。


『私も会えて嬉しいです。曾々お祖父様。』

キョーコは、少し涙ぐんでおり笑顔になっていた。


『良く見ると、母や妻の若い頃に似ている所がある。髪と瞳の色は違うのに不思議なものだ。

それと、そんな堅苦しい呼び方しなくて構わん。孫達や曾孫に玄孫達は、皆私の事を大おじいさん(Big grandfather)と気さくに呼んでいる。ビッググランパでもいいぞ。キョーコもそう呼んでくれるかな?』


『はい、大おじい様。』


そんな会話をしていると、ノックの音が聞こえ扉が開きアーサーが家族を連れてアルバートの部屋へと入って来た。


『失礼します、大おじいさま。挨拶は終わったかな?こちらも家族を紹介したいんだけどいいかな?』


『ああ構わんよ。アーサーとは、もう会っているんだったな。キョーコ紹介しよう、アーサーは私の長男である息子の曾孫になる。残念ながら、妻と息子夫婦とその息子である孫は私より先に亡くなってしまっていてな。孫の妻と曾孫一家と今は一緒に暮らしてるんだよ。その為、次に公爵位を継ぐのはアーサーになる。』


すると今度は、アーサーが家族を紹介し始めた。


『こちらが私の母のブリジット、妻のエヴァに息子のオリヴァーとサイラスだ。オリヴァーは、キョーコと同い年の17歳だよ。サイラスは、12歳だ。』


『宜しくミス・キョーコ。遠い日本からようこそいらっしゃったわね。我が家でごゆっくりなさってね。』


『こちらこそ初めまして、暫くの間宜しくお願い致します。』


アーサーの母、ブリジットを筆頭に握手とハグを交わした。

妻のエヴァと次男のサイラスも同様に挨拶していたが……何故か長男のオリヴァーが全く動かないでいる。


『オリヴァーどうしたんだ?あんなにキョーコに会いたがっていたじゃないか。』


『おーいオリヴァー?何固まってんだ?』


ヒラヒラと手を彼の顔の前で振り話しかける悠人。


『可愛い……写真で見るより細い、顔モロ好み……😳』


そう言うと、ズカズカと歩み寄りキョーコの両手を取っていきなりとんでもない事を言ってきたのである。


『僕と結婚してください!!』

『へ………………?』


バシッ!ゴン!×2


その直後、冴菜のハリセン(何処に持ってたのか謎)と悠人とアーサーのゲンコツがオリヴァーの頭を直撃した。


『あほか!いきなりプロポーズする奴があるか!』(悠人)

『この馬鹿!キョーコには既に恋人がいるんだぞ!』(アーサー)

『誰がお馬鹿貴族息子に嫁にやるか!』(冴菜)


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そんなやり取りがあったのである。


「ったく……何で娘に寄ってたかって何人もの男が好意を寄せてくるんだか。」


「まぁ、それだけ京子ちゃんが魅力的だってことですよ。所謂モテ期ってやつじゃないですかね?」


リムジン内で、冴菜と松永マネが話しているとキョーコも冷や汗をかいていた。


「モテ期って、そんなこと本当にあるんですかね?たんなる一時的なものなんじゃないかな?」


「それよりもあんた明日、久遠君とデートするんやろ。一応気を付けなさい日本と違って、悪質なパパラッチが狙ってる可能性あるんやからな。」


「う……は、はい😓」


後日、ヒズリファミリーが泊まってるホテルに出向くとジュリエナがキョーコを出迎えており、そのままホテル内の美容室へと連れてかれたのである。


「ジュリエナさん~~いきなり何ですか?朝早くに電話してくるし…一応言われたとおり、素っぴんと普段着で来いって言うからこんな格好で来ちゃいましたけど…😅」


キョーコは、素っぴんで服もTシャツにデニムパンツと言ったかなりラフな格好で来ていた。


「昨日言ったでしょ、久遠とのデートコーディネートしてあげるって。私に任せなさい!」


「まぁまぁ、キョーコここはジュリの好きにさせてくれないか?娘が出来たみたいで嬉しいみたいなんだよな。」


夫のクー・ヒズリが懇願してくるので、キョーコはしぶしぶ許諾。


「分かりました、宜しくお願いします。」


「そうこなくっちゃね🎵メイクは、ミス・ジュリーウッズに頼んであるから、ほら来たわよ😃」


「はーいキョーコちゃん。ウェディングメイクの次は、デートメイクね任しといて😉✨」


に続く。

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うーん結構長めの話しになりそうですね。またまだ続きそうな予感……。

ちゃんと終わらせること出来るのかな😅?


よーやく曾々お祖父様を出すことが出来ました。

ここでのキョーコの家族構成やこ先祖様や親族も、他のifストーリーと似たところがあります。


ちょっとだけ変えてるところもありますが、if storyシリーズのFuture of Starと良く似た構成になっております。


共通点は、キョーコのご先祖様がエスティリア王国と言う私が勝手に考えた架空の国家の王族(王様や王女様)であることと、英国人が祖母方の親族にいることです。


因みにエスティリア王国は、イギリスから西方に位置する北大西洋上にある大小7つの島からなる海洋王国です。

人口は、約500万人程の国家で国の海域(海底)から採られるレアメタルや豊富な魚介類の輸出業と、幻想的な遺跡や街並みに自然を売りとした観光業で成り立ってる国家。


劇中に出てくるRPGゲーム『Star Seed』シリーズの舞台となっているアスタリア王国のモデルになっており、近年はゲームファンの聖地として知られています。

エスティリア王国で語られる伝説や伝承も、そのまんまゲーム内で使われてたりしています。


パールディアとグランディスの、『白と黒のドラゴン伝説』が有名でゲーム生誕30周年記念作品にも取り入れられて、そのヒロインにキョーコが抜擢されました。

何で、エスティリア王国がゲームの舞台に使われたかは理由があるんですけど……ここではまだ内緒です。