またしても書き始めてしまった、ハリウッド編のifストーリーです😅

別のカテゴリの『if storys』とは、別にしました。

実は随分前から予想展開していたお話でもありますが……もしかしたら原作者先生も同じ事考えてるかも?と危惧して今まで書かなかったお話です。

でも中々ストーリーが進まないので、モヤモヤしてしまい我慢できなくて書き始めた次第です。他のifストーリーと同様オリキャラ(親戚キャラ)出ます。

そしてある人の言動がキッカケで、蓮との関係性が一気に変わる展開が起きます。

まずは、キョーコsideから見たお話になります。

⚠️「」は、日本語。『』は、英語。〈〉は、ロシア語になります。

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私が、モー子さんのPAとして一緒にハリウッドに渡米してから2週間が経った。


最初、撮影に入る前にアメリカ人キャストからの嫌がらせが続き村雨さんが、ビル・ネルソンと言う若手俳優と喧嘩騒動を起こしてしまい一触即発になるところを敦賀さんが何とか止めてくれたのと、流石にやり過ぎだとレナード監督も指摘してくれたお陰で今のところ表だった問題は起きていない。


まぁ相変わらず、アメリカ人キャストとの共演シーンが終わると、ビルは直ぐに離れてアメリカ人キャストの仲間の所に行ってしまい全く話すこともない。


「ったく、相変わらずね。ビルって何考えてるのかしら?」


モー子さんもイライラしているし。先程まで、モー子さんと共演シーンを撮影していたんだけど、何か嫌々演じてたって感じが見えていたので何度もNGを食らってた。


「私もそう思う。ちゃんと映画を完成させようって気持ちないんかい💢」


私は思わず、京都弁が出てしまった。何故かアメリカに来てからイライラが募ると京都弁が出るようになっていた。

ショータローのお母さんである、女将さんの影響だろうか?


私は、幼い頃から母から京都弁を使うな。なるべく標準語で話すようにと何故か教育を受けていたのだけど…やはり周りの人間が京都弁を話しているせいか、やはり影響を受けていたらしくてたまにだけど京都弁が出ることがある。


「あんた…また、お国言葉出てるわよ。その般若顔で京都弁やめなさいよ、別の意味で怖いわ。」


モー子さんも指摘してくるし。


「え?また出てた?何でかしらね、最近どうも京都弁が出るようになっちゃって…何でやろ?」


「京都弁と言えば、去年あんたがお世話係したクー・ヒズリさんも京都出身よね?もしかして、幼い頃会ってたりするの?出身地域って嵐山町らしいわよ。あんたも嵐山だって言ってたわよね?」


モー子さんが私とクー先生の事を聞いてきて、あれ?と私も思った事がある。去年、先生のお世話係した時になんと無く不思議な既視感を覚えたのよね。

頭を撫でられた時も、何だかホンワカする気持ちも起きたし。

ん~~お母さんに電話して聞いてみようかな?


「日本人キャスト並びにスタッフとマネージャーの皆さん、ちょっと集まって下さい。」


私が深く考えていると、呉前Pが私達を呼び集めた。


「何かあったんすか?」(村雨)

「また、セディのワガママ炸裂?」(古賀)

「ええ~またぁ?」(エミリア)


村雨さん達が、愚痴を言ってると各々のマネージャーさんたちが宥めていた。これも良く見るようになった光景だ。


「ちょっと流石に若手キャスト達の仲が悪すぎると、ベテラン組からの指摘がありましてね。何とかならないかと。

そこで、監督と演出家の方達と話し合いまして、アメリカ人キャストだけのシーンと日本人キャストだけのシーンを先撮りすることにしました。双方の共演シーンは、後撮りとなります。

それまでの間に、仲違いを解決して欲しいんです。取り敢えず、アメリカ人キャストのみのシーンから撮りますので、皆さん話し合って何とかして下さい。

それに今夜は、映画のスポンサーの1つであるアルマンディの創立50周年記念パーティーがあることをお忘れですか?専属モデルである敦賀君は、当然招待されてますし日本人キャストの皆さんも招待されてるんですから、世界各国からマスコミも沢山来るのは間違いありません。

そんなメディアの前で仲が悪いところ撮られたいですか?」


呉前Pからの、お願いに私達は困ってしまった。

その後、日本人キャスト並びにスタッフ(マネージャー・PA含む)全員は、撮影所から出るように言われてしまい撮影所内に設けられてる日本人キャストが使用してる、マリアちゃんのお父さんが社長をしている会社が経営してる飲食店へとやって来た。


因みに、そのパーティーにはマネージャーも含まれており、PAである私も招待状を受け取っていた。

アメリカでは、芸能人のPAは憧れの職業の1つになってるらしい。一緒にパーティーに参加することでメディアに取り上げられてそこからスターダムにのしあがる可能性もあるんだって。


「ったく、仲違いをやめろってもさぁ、どうしろっつうんだよ。特に、ビルとは俺相性悪すぎだし。ざけんなってんの!」


村雨さんがかなり腹が立ってるみたいで、テーブルに拳を立ててその場にいた全員を驚かせた。


「落ち着けって、村雨君。俺もどうにかしたいけどさ、こればっかりは君がキッカケ作っちまったのもあるだろうが。」


力也さんが村雨さんを宥めていると、私の後方から気配を感じた瞬間、周囲の人達がシーンとなり目を大きくしてあんぐりした表情(?)を見せてきた。

すると、私の左肩にトントンと指が差しのべられてる事に気付き後ろをばっと振り向いたら……


「よっ!元気にしてたか?息子よ!いやこの場合、娘って言った方がいいか?」


ニカッと笑い、私を息子いや娘呼ばわりする日本を代表するハリウッド俳優クー・ヒズリさんの姿があった。

そして隣には、妖精の女王様の如く金髪キラキラ・光の加減で赤銅色に変わる緑色のミスティックアイズの持ち主であられる奥様のジュリエナ・デュリスさんこと、フェアリークィーンなロザリンド・ベス・ローザ様(※キョーコが考えた大人になったプリンセス・ローザ様の名前)がおられたのである。


「初めましてキョーコ。嬉しいわ~~娘に会えて😊」


流暢な日本語で、私に抱きついてきたローザ様(勝手にそう呼んでます)。


「ふにゃあああ~~何ですか~~いきなり!ふがっ、豊満なお胸様が~~😳💦」


「んなななな!何でクー・ヒズリさんが京子ちゃんとこに来てんの?ってゆーか、娘ってどーゆーっこっちゃ!?」


村雨さんがかなり驚いている様子だったけど、私は余裕がなくて周囲がどうなってるか分からなかった。


「よう力也さんも久しぶり!他のベテラン組も懐かしい面々が何人かいるな。」


「おいおい、周平…じゃねー!クーじゃねーか。何でこんなところにいるんだよ。」


漸くローザ様の豊満なお胸様から解放されると、ベテラン組キャストの皆さんと和気ワイワイと話していたクー先生。

若手組は、ビックリしたままだった。敦賀さんに至っては、ボケーっとしていた。

それ程までに、驚いたのであろうか。思わず私は、敦賀さんのもとに駆けつけて手を振ると…


「敦賀さん?何ボケーっとしてるんですか?」


やっと私に気が付いたのか、私の方に顔を向けた。


「え、ああ…ちょっとビックリしちゃってね。思いもかけない人が現れたもんだから。」


すると今度は、古賀さんが私に聞いてきた。


「京子ちゃん?クー・ヒズリさんが娘って言ってたけど、どう言うこと?まさか…京子ちゃんって、クー・ヒズリさんの隠し子だったの!?」


どてっ!!


私は思わず、前のめりにズッコケてしまい。慌てて訂正した。


「ち、ちちちち違います~たまたま去年、ラブミー部の依頼で来日した時にお世話係をしたんです。その時に、演技指導受けて息子さん役を演じて、そんときに私は父親がいないからクー先生がお父さんと思って構わないって、親子の杯交わしてやるって言われたんですわ!それで、先生は私にとって芸能界のお父さんになったんどす!だから実の親子ちゃうわい!」


私は、息せききって京都弁になってしまい説明すると、先生が私のところにやって来ていきなりデコピンをかました。


「何すんねん~~いきなり~😭」


額に手を当てて涙ながら言うと……


「こら!キョーコ、俺の事は"父さん"と呼べと言ったやろ、忘れたんかい!」


先生までもが京都弁になって話してきた。


「だって~こんなところで"父さん"なんて呼んだら、皆勘違いしてまうし……。」


「いや何だか2人とも京都弁で話してると、父娘っぽいぞ(笑)京子ちゃんってなんと無くだけど雰囲気がクーに似てるところあるし。同郷なら親戚の可能性もあるんじゃ?そこんとこどうなの?」


力也さんが笑いながら指摘してきて、私達は皆の注目を浴びてしまった。


「そう言えば前からちょっと気になってはいたんです。先…クーお父さんは、私の母の事知ってますか?最上冴菜って名前で弁護士やってるんですけど……。一応、戦国時代かな?最上家は、その辺りから先祖代々嵐山に住んでるらしくて、最上氏って言う武士の家系でもあります。

昔、祖父母が生存してた頃は、剣道道場も開いていました。母が、成人する前に2人とも亡くなってしまったので今は開いてません。」


私は、同郷なら親戚でなくとも少なくとも母とは顔は知ってるかな?と気になってはいたので思いって聞いてみた。

すると……暫く無言になってしまい、ふぅっとタメ息をついて口を開いた。


「ああ…知ってる。幼馴染みの近所のお姉さんだ。お前んちの道場にも幼い頃から中学生まで通ってた事もある。お前のじい様は、俺にとっちゃ剣の師匠でもあるな。

俺の祖父母とも交流があった。俺との血縁関係はねぇが…実は、兄貴の嫁さんがお前の母ちゃんと母方の従姉(イトコ)に当たるんで、姻戚関係での親族にはなる。

兄貴の息子つまり俺の甥っ子は、お前の母方のハトコになる。昔ちっこい頃に会ってるハズだけど、覚えてねーか?悠人(ユート)ってんだけど。」


その話しに、その場にいた全員がシーンとなった。

するとクーお父さんがジャケットの内ポケットをゴソゴソして何かを私の前にピラピラと差し出した。


「ほれ、兄貴にお願いして何体か写真寄越してくれたわ。俺が抱いてる赤ん坊、これお前だ。それと甥っ子のユートと息子の久遠とのツーショットも何枚かあるぞ。」


私の前に差し出した写真の視線が行き……良く見ると確かに今より若いクーお父さんが黒髪の女の子ッポイ赤ん坊を抱いてる写真と、何だか敦賀さんを幼くしたような可愛らしい5~6歳くらいの男の子と1歳くらいの私(?)と手を繋いで立って寄り添って撮られた写真とその男の子と一緒にお布団で寝ている写真。


それとコーンをちっちゃくしたような金髪キラキラの幼い男の子が赤ん坊の私を抱えて一緒に和室で座ってる写真と、子供用プールで遊んでる写真もあった。


「はい……これって、私なん?ここに映ってる男の子がハトコのお兄さん?お母さんのイトコのお姉さんがクーお父さんのお兄さんに嫁いでる……ってそんなん聞いたことあらへんわ!親戚って……何でそんな大切なこと教えてくれんかったんや!」


最終的に私は怒りだしてしまい、テーブルに手を掛けて上げようとしてしまったので慌てて周囲にいた人達が止めてきた。


「京子ちゃん!落ち着いて!!テーブル置こう😵💦」


「そうそう!何か事情でもあったんだろう、君のお母さんがヒズリ家と親戚関係にあること。そーだよな?クーさんよ。」


力也さんが私の両肩に手を置いて宥めてきた。


「ああ、ちょっと訳アリでな。今まで隠してたんだ。俺と親戚って分かるとキョーコにコネだとか七光りとか言われるってものあったけどな。特に甥っ子のユートが芸能人ってのもあったし。俳優とモデルやってんだよ。」


と言って、何故か敦賀さんの方に顔を向けて説明してきた。

クーお父さんのその素振りと目線に私達も釣られてしまい、同じ目線に。

目線の先にいる、敦賀さんはまたしてもボケーっとしてるより何か驚いた目付きをして不動にせず黙り込んでいた。

そして、私はクーお父さんから渡された内の1枚の写真を持って敦賀さんの前に歩いていって、その写真の男の子と敦賀さんの顔を何回も見比べた。

やはり、男の子の顔と敦賀さんの顔には面影がある、似ている、大きくなったらこんな感じになりそうと言うイメージがある。


「悠人さん……なの…?敦賀さん?」


そう言うと、敦賀さんがやっとハッとして私に顔を上げて口を開いた。


「あ……えっと……その…ち……。」


何か言い欠けた瞬間、後ろからまた別の声が聞こえた。


「そうだよキョーコちゃん。彼は、俺のイトコのユートだよ2歳年上だけどね。本当は23歳、2歳サバ読んでたんだよ。」


その声に私は振り向いたら、そこには金髪・緑色の瞳を持つ青年が立っていた。顔立ちは、敦賀さんにソックリだけど瞳と髪の色が違うだけの人物が。


「え、コーン!?どうしてここにいるの?妖精界に戻ったんじゃなかったの?」


そのセリフにいきなり敦賀さんが椅子から立ち上がって、コーンと私の手を取ってその場から走り出した。


「2人ともこっちに!話は俺のトレーラーハウスでしよう💦」


「つ、敦賀さん?いや悠人さん?どうしたんですか~~😵💦!?」


「おーいユート!なんなんだよ!!」


「ちょっと待て~おーいユート!久遠とキョーコ何処に連れてくきだ~~!!」


「あなた~待ってー!久遠を連れてかないで~💦」


コーンまでもが、敦賀さんの事をユート呼びしている。やっぱり敦賀さんがハトコのお兄さんなの?

クーお父さんとローザ様が走って追いかけてきたけど、クーお父さんまでもがコーンの事を久遠と呼んでいた。どー言うこと!?


走ってるとサーカスにやってきて、敦賀さんが使用しているトレーラーハウス内に私達4人は押し込まれた。

鍵を閉めた事を確かめると、エアコンのスイッチを入れて冷蔵庫から水を出して一気飲みもした。

いつものクールな敦賀さんらしからない行動に唖然としてまって驚いてしまった。


「一体何を考えてるんですか!?2人とも!それにこの金髪男は?もしかして悠人さん!?何でこんなことするんですか!?」


「あら、やっぱりバレちゃった😅やっぱり身内は騙せないわね。」


ローザ様がテヘペロなんて、行動するもんだからワケわかんなくなってる私に、コーンに向かって話し出すと……


「ねぇコーンどう言うことなの?コーンは、妖精の王子様なんだよね?」


「はい!?妖精の王子様?なんやそりゃ?おいおい久遠これってどういうわけなん?キョーコは、まだかなり幼かったから覚えてへんの分かるけど…」


今度は、コーンが敦賀さん向かって『久遠』呼びをしている。なおさら良く分からなくなった私。


「何どういうことやねん?敦賀さんが悠人さんやのうて、コーンで久遠さんで……あれ?でも久遠さんは亡くなってるやなかったっけ?」


「おい!キョーコ、俺の息子を亡き者にすんやない!」

とまたしてもデコピンしてきた。


「だって~前に、大人になった息子の姿を見ることが出来ないって言ってたやないか!」


「それは、コイツが日本で俳優活動するために金髪・緑色の瞳じゃ日本人に見えないから、本来の姿を封印して黒髪に染めて普段はカラコンしてるからだよ。敦賀蓮は、芸名なんだ!本名は、久遠・ヒズリ。俺たち夫婦の一人息子。

んでこっちの金髪が俺の甥っ子で、お前の本当のハトコの悠人だ。ある事情から、久遠のふりさせるために金髪に染めさせて緑のカラコン入れさせてる。因みに、コイツの本来の瞳の色はキョーコと一緒のかなり薄く青みがかった琥珀色だよ。」


「はい?敦賀さんがお二人の息子さんの久遠さん?どういう訳や?」


「ゴメン!キョーコちゃん今まで隠してて、俺がコーンなんだよ……妖精の王子様を演じてたんだ。」


そう言いながら、敦賀さんが左目に指を差しのべて有るものを取り出した。それは、濃茶色のカラーコンタクトだった。

そして外した本来の瞳は、ローザ様と同じ光の加減で赤銅色から緑色に変わるミスティックアイズ……。


「え……?コーンと同じ…ローザ様とも同じ?」


すると私の手を取って、ソファーに座るように言われたので黙って座ると敦賀さんは右目のカラコンも外して両目を前髪を上げてちゃんと見せてくれた。


「やっぱり同じだ……何で?コーンと一緒って…だってここにいる悠人さんだって言ってるコーンにソックリな人も緑色の瞳してるし。」


「だ・か・ら!さっきからゆーてるやろ。ほれ、この通り俺もカラコン入れてんねん。」


コーン(?)も左目に指を入れてカラコン外して本来の瞳の色を見せてきた。

するとそこには私と同じ琥珀色の瞳が。色加減で、本の少し青みがかった色も見え隠れしている。

実は、私も日本人にしてはかなり薄い茶色い瞳をしていて、所謂『琥珀色』と呼ばれる瞳をしている。尚且つ、普段は気付かないが本の少し青みがかった色がたまに見える事があるのだ。


母が、青みがかった茶色い瞳をしてるのでその遺伝だと女将さんからは聞かされていた。

何でもご先祖様に外国人がいるらしくその影響らしいと、でも詳しくは聞かされていない。


「久遠?妖精の王子様ってのはどう言うことなんだ?皆に分かるように説明しろ。」


クーお父さんが、敦賀さんに聞くと深呼吸をして何かを決意したかのように言ってきた。


「分かりました。全て話します。キョーコちゃん、本当にごめんね。実は俺は、さっきクー・ヒズリさんが言った通りでこの2人の息子の久遠なんだよ。素性を隠していたのは、他にも理由があるんだ聞いてくれるかな?」


「はい……。」


私は、そう頷くと敦賀さんは話を始めた。

アメリカで生まれ育って、クー・ヒズリさんとジュリエナ・デュリス夫妻の一人息子として知られ、子役をしていたこと。

両親のネームバリューで仕事を獲ってると揶揄されたり、生意気だと色んな作品で降板させられたり。


母方のイトコである、セドリック・D・ベネットさんからの度重なる嫌がらせや取り巻きからの暴力行為に耐えながら芸能活動していたけど、とうとう耐えられなくなって反撃に出たら兄のように慕っていた人物が自分の行為がキッカケで事故で亡くなってしまったこと。


もうアメリカでは俳優活動は、出来ないと判断してクーお父さんが昔お世話になった、LMEプロダクションの宝田社長に誘われて日本に行くことを決意したこと。


そして、子供の頃に父親と共に京都の実家にやって来て、近くの森の中で私と出会った事を話してくれた。

その中で、私とコーンしか知り得ないことを話してくれたので敦賀さんがコーンであることを私は確信したんだ。

私は、思いっきり泣いてしまってその場にいた皆を狼狽えさせてしまった。


「ひ、ヒドイ…何でそんなことに😭」


「本当にごめんねキョーコちゃん、俺は君の純粋な気持ちを汚したくなくて妖精の王子様を演じきることにしたんだよ。おそらくこれからは会うこともないだろうって思ってたもんだから…。

でもこうして再会して、まさか親戚だと言うことも知らなかったし。騙し続けるのも君に悪いし、状況的にこれはもう話した方が言いと思って決意したんだ。」


敦賀さんが私の両肩に優しく手を置いて、意を決して話してくれたことを告白。

その話し内容に、改めて敦賀さんのご両親が涙ぐんでいたのにも気付いていた。


「俺たちももっと早く気付いてやればよかったんだよな…。」

「そこまでの嫌がらせ受けてたなんて、初めて聞いた話しもあったわよ!何で話してくれなかったの?」

「トンでもねー奴やな、セディって。胸くそ立ってきたわ。」


私も、素性の告白もさることながら、改めてセディのワガママ王子様に対して憤慨し始めていた。


「セドリック・D・ベネット……許すまじ……末代まで祟ってやるわ~~😈!!」


その般若のごとくな悪鬼な雰囲気を出し始めた私の影響か、皆に差し出していたお茶の入ったグラスが割れ、トレーラーハウス自体も揺れ始め皆が私から仰け反った。


「おい!またかよ💦コイツハンパなく怒ると怪奇現象起こすんだけど!何なんだ!?武士だけじゃなくて陰陽師の血も引いてねーか😅?」←※クーパパ経験済みです(笑)


「あらファンタスティック💕キョーコ面白い特技持ってるわね。」


「そー言う問題やないと思うんやけど……😅」


「しかし、キョーコもこう言う気持ちあんなら俺の提案気に入るかも知れんな。どうだ?2人とも、セディの鼻っ柱をおる計画に参加しねーか?」


「「はい?」」

私と敦賀さんが思わずハモってしまった。


「何簡単な事だよ。久遠と悠人の立場を入れ換えるんだ。ほれこの通り金髪に緑目にすりゃ、久遠と瓜二つになるだろ。それと~キョーコには俺たちの娘になってもらう!どうだ?」


に続く。


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ははは~~😅またやっちゃいました。

でも今回は、悠人くんだけで蓮とは血が繋がってません。

どうしても私は、キョーコと蓮との親戚関係にしちゃう癖あるんですよね。

でもキョーコの実家の地域的にあり得るからなぁ。

さてさて、こちらのifストーリーではどんな展開が起きるでしょう?

やっぱりショータローも出しちゃおうかな?

次回話も楽しみにしてくださいね( ̄∇ ̄*)ゞ


⚠️2024.6.26  一部加筆&修正