ここは何処なんだろう…。
私は、周りが真っ白で何もない空間に一人でいた。
キョロキョロしながら歩いていると目の前に、おとぎ話やファンタジー映画に出てくるような尖り帽子をかぶった所謂、魔法使いのような姿をした少女(?)が突如現れたのである。

私に向かって何か話しているみたいだけど、何を言っているのか分からない。声が聴こえないのだ。
すると遂には、土下座までしてきた。凄く焦ってる感じで、何度も何度も謝っている感じが見てとられる。
しかも涙ぐんでいるみたいだし💧
この娘どうしたんだろ?私は彼女に近寄って慰めようとしたら、いきなり両手を掴んできて言ってきたのである。
そこから話を聞き取れる事が出来た。

『いつかこの魔法が解ける時が来るから!それまで待ってて!あ…でも貴女が生きている内かはどうかは分からないかも~😵💦こんな未熟者な魔法使いのせいで貴女達の住む世界の世界観を変えてしまったの!そのせいで、通常の世界から引き離されて幾つもの平行世界が生まれちゃったのよ~💧最初は、混乱が続くと思うわ。
でもそれが何時しか、公然とした物になっていくから。動物変化は、心まで動物化するものじゃない。身体能力は若干変わるけど。
この世界では、どんな動物に変化するかで人々のステータスを決めるようになっていくようになっていくと思うわ。
どうにかして全人類ではなく、芸能界でお仕事や活動する人々に限定して魔法が発動するように変える事が出来たから!根本的にこの魔法を解除することが出来なかったのよ~!どないしよ~~大魔王様に怒られる~~~~😭』

今度は大泣きしてきて私にすがってきた💧

『あ、あのえっと…。貴女、本物の魔法使いなの?貴女のせいで私や他の芸能人の人達が動物に変化するようになっちゃったって言うこと?』

私が問いかけると、泣きながらコクコクと頷いた。

『さっき大魔王様とか言ってたけど、だったらその大魔王様とやらにお願いすればこの魔法解けるんじゃあ?』

『それ無理。いくら全ての魔法使いを束ねる大魔王様でもこの魔法は解けない。私…魔法使いに成り立ての半人前だから…今度進級試験受ける為に勉強してたんだけど…その中でちょっと実験で平行世界に行ってみよう!と思い立って移転魔法を発動してみたの。そうしたら平行世界への移動中に魔法が暴発しちゃってパニックになっちゃって、その中で人間を動物変化する呪文をこの世界全体にかけちゃったのよ~!!』

んな、何ですってーー!?
何なの!このお間抜けな魔法使いは!

『更に言えば、その平行世界は元々1つしかなかったんだけど…魔法の暴発のせいで、さらに枝分かれしちゃって…。指導教育してくれてる教導管にも報告したんだけど、基本魔法をかけた本人でないと解除は出来ないからって。大魔王様でも無理って。』
エグエグ泣きながら説明する魔法使いの女の子。

平行世界って、パラレルワールドの事よね?似ているようで少し違う世界ってやつ?
前に、『少し不思議ジャパン』って番組でやってたわね。

『でも何でそのお話を私に?他にも相応しい人はいるんじゃないの?例えば、大きな国の大統領とか王様とかに話せばよかったのに。』

『だってそんなお偉方の夢の中に出て話しても信じてくれないもん。頭でっかちなプライドが邪魔して、誰にも話さないわ絶対に。でも!貴女は純粋な心の持ち主だし!魔法使いや妖精を信じきっているし!更に、ご先祖様だって素晴らしい魔法使いだったじゃない!!』

は……………?ご先祖様が魔法使い?

『調べてみて分かったのよ!キョーコちゃん貴女って、魔法界でも伝説化してる大魔法使い様の末裔だったのよ!この世界でいうと千年前くらい前の話らしいんだけど…引退した後に、人間界の日本の古都である京都に渡って人間の女性と結婚したんだって。それがヒズリ家の始まりなのよ。』

『ええ!?そうなの!?』

やっぱり!そうだったんだ!!コーンのやんごとなきあのオーラは魔法使いの血を引いていたから感じたモノだったんだ!!
私は、その話を聞いてすっかり陶酔しきってしまっていた。

『あの、もしもーしキョーコちゃん~?そのヒズリ家の血を貴女も引いてるんだからね💧
更に言えば、曾祖母さんってイギリス人でしょ?そっちにも魔法使いのご先祖様いるから。アーサー王に仕えた、魔術師マーリンの血統を引く家に産まれてるのよ。
ダブルで凄い魔法使いの血を引いてる人間って珍しいんだから!!キョーコちゃん魔法使いにスカウトしたいくらいよ。芸能界より向いてるんじゃない?』

『アーサー王に魔術師マーリンって…あれ伝説っていうかフィクションじゃなかったけ?』

『実在してたわよ。それはともかく私は、魔法界に戻ってこの世界にかけられた魔法解除の為に勉強しなくちゃいけないから。この世界と魔法界は、時間の流れが違うからこっちでは魔法が解除されるのは何十年、何百年先になるかもしれない。本当にごめんなさい。それまでこの世界の人々には迷惑かけちゃうわね。』

『え…?行っちゃうの?また会える?』
何だか昔、コーンと別れ際の時と似てるような気がするのは気のせいかな?

『いつか会えるかもね。何だかキョーコちゃんって初めて会った気がしないのよ。運が良ければの話だけど。じゃあ…さようなら。』

女の子の姿が消えかけてきて、私は最後に名前を聞いてなかったことに気づいて最後に聞いた。

『待って!名前何て言うの?教えて!』

『あ、忘れてた。私の名前は、カレンよ。じゃあねキョーコ。』
帽子を外して見せてくれた顔は、金髪碧眼の美少女だった。何だか以前、ショータローのPVに出たときの私の姿に似ていた気がする。
そこで、私は目が覚めた。

9へ。

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はい、こちらでもカレンちゃん登場致しました。
完全に私の趣味満載のお話になっております。魔法使いが出てくるお話書いてみたかったんですよね。
このお間抜けな魔法使い少女カレンのせいで平行世界が生まれて、色んなお話が生まれたという設定を作りました。
別の世界では、キョーコの娘になったり守護霊やったりと忙しい彼女です(笑)