生活の発見会顧問 山中和己先生著

『そのままのあなたですべてよし』

「安心の人生」を送るために⑼

186頁より

 

対人恐怖にかぎらず強迫観念のひとは、

(中略)「観念的独断」による「思い込み」

がはげしい。よって、だれがなんといっても

客観的な判断は受けつけられない。

はじめから聞く耳をもたない、という状態に

なりやすいのだ。

 

◇世話人はこうだった。

まさにこのとおりだった。

自分のマイルールをつくりあげ、それが絶対

と信じ込み、生活してきた。

周りの人の話しを聞いているようで、全く聞

かない頑固者だった。

 

長年マイルールで自分をしばりつづけ、うつ状

態におちいり、森田を学び、ようやく「観念的

独断」だったと気がついた。

 

なぜ、「思い込み」がはげしいのか?

なぜ、「観念的独断」をつくりだすのか?

そのメカニズムを学ぶ必要がある。

 

生活の発見誌 2023年5月号 

山中和己先生連載 「わたしの森田人間学」より

 

【森田正馬博士の発言】(森田正馬全集・第四巻)

「私の療法は、『事実唯真』『事実に非ざれば真に

非ず』ということを、もっとも大事とする教え方で

あります。『事実』というのは、たとえば『夏は暑

い』『嫌なことはうるさい』『人を殺せば死刑になる』

『人に親切にしなければ、可愛がられない』とか

いうようなことも、皆そうであります」

(中略)

「だから、ひとにたいしては親切な言動をしなくて

はならない」と、前のめりに受けとってしまうと、

どうでしょう。そこには自分なりの解釈による、考

えの飛躍があります。なので、「かくあるべし

(思想の矛盾)」が生じかねません。とかく神経質

者のおちいりやすい「落とし穴」です。

 

◇世話人はこうだった

神経質者のもっとも「まちがえやすい」分岐点でし

ょうとある。わたしもしっかりまちがえた。

「事実」から飛躍し、「しなければならない」とい

う思い込みが生活全般にひろがり、常にそういう

ものの見方・考え方をするようになっていった。

そして、うつ状態になった。

 

 

《次回10月10日の学習内容》

生活の発見会顧問 山中和己先生著

『そのままのあなたですべてよし』

「安心の人生」を送るために⑻

を読んで・・・

 

抱えていた自分の「かくあるべし」を減して

くださいと言われても、自分では当たり前の

ことで気がつかない。

 

・常識的な社会性

・進歩・前進・向上・発展などのスローガン

・よい、わるいという一般常識

・一般的なものの見かた、考えかた

・世間常識・社会通念によるワク

 

などと書かれているが、それを身につけて

長年なんとか生活してきた。

 

・「かくあるべし」を意識的に減らしてみて

よかった

・生きる窮屈さからは、ずいぶん解放された

 

とも書いてある。

 

わたしの場合はうつ状態になり、「死にたい」と

思うようになった。

追いつめられ、どうしようもなくなり、自分の

見方・考え方が根本的に間違いではと疑うよう

に。森田を学び、長年にかけてつくりあげた

「自分のかくあるべし」に生活のすみずみまで

支配されていることに気づいた。

 

どうすれば、自分の具体的な「かくあるべし」

に気づくのか、はじモリ会で参加のみなさんと

話し合いたい。

ひとりでは気がつかない「自分のかくあるべし」

に気づけるかもしれない。

それがみんなで学ぶということ。

 

「はじモリ会」世話人より