アーモンドアイ、フィエールマン。
昨秋の3歳G1最終戦はいずれもトライアルを使わない馬達の勝利となった。
トライアル、すなわち一月以内に前走を使い状況を整えるという、JRAの用意した、昔からの、本番へ進むためのレースであり、多くの名馬も通ってきた道である事は、競馬に詳しくない人でも知っている事実である。
一昨日、今年のクラシック牡馬最有力のサートゥルナーリア号が皐月賞へ直行し、トライアルを使わないことが発表された。
角居厩舎所属のこの馬がトライアルを使わずに一つ目の冠を奪取出来るのかどうかで、サークル内も湧いている。
前にも書いたが、トライアルレースはグレード制導入以前より設置され整備されてきた、日本の競馬が世界レベルから遠くかけ離れていた頃の定義、位置付けのまま今の時代にそのまま残っている。
世界でも、トライアルレースを使う進め方が現在も残っている事、トライアルレースを使わないで進んだ馬の結果が出ていない事などを考えると、トライアルレースを使う方がやはり良い様に思われるのは当然だと思う。
しかし、外厩の発達、調教技術の進歩など、レースに使う段階での馬のコンディションを、その能力を100%出せるくらいに持っていける様になってきている昨今、日本の競馬も馬中心に考えられる様になってきたのではないだろうか。
旧態依然としたトライアルレースを使うやり方では求める事が出来なかった、強い馬を見せてもらえる様になって来たのではないだろうか。
クラシックではないが、先週のAJCC・アメリカジョッキークラブカップでは、前述の馬と同じ厩舎のシャケトラが約1年1か月ぶりのレースを制した。
ブランク自体を完全に埋める事は、相手関係もある事で結果で即座には判断出来ないと考えるが、馬の持つ能力を100%まで持っていく力はこの厩舎にはある証になったのでは、とも思う。
サートゥルナーリアと角居厩舎。
新たな日本競馬のページ作りに、結果を出してもらいたい。