昨日は私の誕生日でした

 

たくさんの方に、誕生日の祝福のメッセージをいただいて、

胸を熱くしております。
毎年、この日は、自分でケーキを買ってきて、2人の子供たちに、強制的に食べさせ、強制的に「誕生日おめでとう」を言わせる日です。
親子3人、男だらけで、むさくるしい毎日ですが、
自分の誕生日を、子供と一緒に、今年も迎えることができたことを、心から感謝します。


中咽頭がん4期に罹患した17年前、

告知を受けて、私は泣きました。
飲み込むことは100パーセントできない。

それどころか、目が見えなくなるかも・・耳が聞こえなくなるかも・・しゃべれなくなるかも・・鼻が利かなきかるかも・・と
五感の機能が失われる可能性を、医師から説明されました。
生きる可能性は、低かったと思います
 

でも、それが辛かったのではなく、
自分が幼いころから、父親の顔を知らないで、
継父からは、声をかけられず、

唯一血のつながっている母からは、言葉の暴力を受け、
存在を否定され、孤独で、
「早く死ぬことが、自分にできる唯一の親孝行」と
思い込んでいた幼い頃を思い出して、
「なぜ、自分が死んで、父親のいない、同じ思いを、子供たちが、味合あわなければいけないのか?」
「なぜ、自分だけで許してくれないのか?何の因果で子供まで・・」
 

それが辛くて、泣きました
その辛い、マイナスのパワーを、
「だったら生きよう!一分一秒でも長く生きて、子供たちに父親の愛情を、精一杯与えよう」と
プラスのパワーに、全部変えました
 

1歳と3歳の子供は、おかげさまで18歳と20歳になりました
無口で、滅多と口もききませんが、
子供のそばにいてやれることが、何より幸せです


私の本当の父親は、一度も、私に会いに来たことはありません、
でも、ガンに負けない体を授けてくれました。
私の母は、私に辛く当たっていました。
でも、ガンに負けない、忍耐力を育んでくれました。
そして、微力ながら、自分の体験が、

人様のお役にたっているなら、
人生に、無駄なことは一つもありません。

 

今日からは、「来年の今日」をめざして、
悔いのない一日一日を、味わい尽くして、生きていきます。
それが
「笑って笑って大往生」を迎える秘訣
 

皆様の暖かい誕生日のメッセージを、読み返しながら
今日という特別な一日を迎えられたことに、感謝しております、
戯言に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
皆様のご多幸を、心からお祈り申し上げます


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