こんにちは!
看護師が解説する、病気と日常生活について第三弾👏

以前こちら☟



のお話の中で触れたと思いますが、


今回のテーマは心不全です


心臓🫀は筋肉でできたポンプのような物で、

ポンプの力で全身に血液を送っています。


そのポンプの力が弱まってしまい、

全身に必要な血液が送れなくなってしまっている状態を心不全といいます。



心不全を生じる原因としては

•心臓疾患による合併症

•他疾患による合併症

•日々のセルフケア不足

が主となります。



1つ目の心臓疾患による合併症ですが、

心筋梗塞、不整脈、心筋症、弁膜症、感染性心内膜炎

など多数ある心疾患を患った後は、

心臓🫀自体も疲弊してしまい

一時的に心臓のポンプの機能が低下してしまいます。


すると全身に必要な血液が送られず

心不全を生じることがあります。




2つ目の他疾患による合併症ですが、

心不全の既往がある方は特に気をつけていただきたい

貧血、風邪😷、

の2つを詳しくお話ししたいと思います。


⚠️貧血は全身の血液が不足している状態をいい、

血液が不足しているので心臓にとって

負担な状態となります。


⚠️風邪😷って誰でもひくと思いますが、

風邪を引くと体の中では炎症が生じるので

普段よりも体内は血液を求め

心臓は一生懸命働こうとするので負荷がかかります。



他にも


心不全既往ある80代女性👵
自宅で転倒し骨折、手術が必要となりました。術中の点滴や術後の水分摂取量の過多により、心不全増悪。


心不全既往ある90代男性👴
喫煙をしていた事で肺炎の治りが悪く、
呼吸器症状から全身の酸素不足となり、
心不全増悪。


心不全既往のある60代女性👩
透析中患者だが、
仕事が忙しく透析を無断欠席した事で
体内の余分な水分を排泄できず
心臓の負荷となり、心不全増悪。




そう!!


心不全の既往がある人は

心臓にとって負担となったり負荷がかかると

容易に心不全を繰り返して発症します。


心筋梗塞のお話の中でも言いました、

一度ダメージを負った心臓は脆いんです!!!


少しの心臓の負荷が心不全の発症につながります。

だからこそ日々の生活を気をつける

つまりセルフケアを行う必要があるんです。



心不全を患った方には

心不全がどういうものなのか

しっかり知っていただきたいです。


なので、看護師は患者さんに対して、

時間を設けて個別に説明したりしています。



 説明を受けても

へーー😐って聞き流すのはどうしてですか?


•他人事だと思ってるから?

•心不全増悪して苦しい思いをしないと分からないから?

•具合が悪くなっても病院に来たら治してもらえると思ってるから?

•まだ病気を患った実感がないから?

•自分の病気以上に気になる事が他にあるから?



一度自分と向き合って考えて欲しいです。


ダメージを負った心臓は脆いんです、

ダメージを負えば負うほど治らなくなっていきます。


体はむくみ皮膚から排泄できない水分が滲出液となり出てくる中、身の置き所のないくらいの息苦しさ。


心不全はそういう病気です。

そういう苦しさを持った中最後を迎える方をたくさん見てきました。



だいぶ怖い話をしましたが、

セルフケアをする事で増悪を予防していく事が

心不全においてはなにより大切✨です!!



次のブログで

3つ目のセルフケア不足について

お話ししていきたいと思います!!!


ではまた🫶