『ハナ売場』
『愛宕さん』の【火伏せの神花】樒の売場
『ハナ』とは
『榊(さかき)』によく似た『樒(しきみ)』という植物で、「愛宕神社」では『火難除け』として『樒』が用いられ、
守札を『樒の枝』に結んで持ち帰り、
近所に配ったり竈の上に挿したりし、
毎日一枚づつ『樒の葉』を竈にくべると
火事にあわないともいわれていました。
『樒』は『仏事』で使われるものですが
愛宕山一帯に生息していて、
『水尾の里』の女性は毎日山を登って
この『樒』を売っていたそうです。
詳しくは書きませんが、
【愛宕山の七不思議】
のひとつ「腹痛を起こす」は、
こうして毎日山へと登った女性をいたわるための言い伝えではないかと思います。
現在、『ハナ売場』は普段閉まっていて、
愛宕神社の境内で『樒』を買うことができます。
ちなみに『樒』には毒があるため、特に
小さい子どもは誤って口にしないように
ご注意ください。
樒[シキミ/シキビ]
Illicium religiosum
【別名】:
花の木[ハナノキ]、花柴[ハナシバ]、
仏前草、香花[こうげ]
シキミ科シキミ属の常緑小高木。
かつてはモクレン科に分類されていました。
花の感じが、少し後の時季に咲く柑橘類のものに少し似ていますが、あのような甘い香りはありません。
本州中部以南に自生し、墓や棺に供えられてきました。(一説に、鑑真が中国からもたらしたとされます。)
葉や樹皮には芳香があり、寺院では乾燥させ砕いたものを焚き、抹香として用います。
ところがこの木、全体に毒があります。
特に種子の毒性は強く、食べると死に至ることさえあるのです。
一説に、墓にこの枝を供えるのは、
死者の《起き上がり》を毒で阻止するという呪術的な意味合いがあったのだと言います。
怖っ!
なお、土葬墓が獣に荒らされぬよう
毒のあるシキミを供えた、という無難な説もあります。
寺でこれを抹香として用いるのは、
毒が悪霊を退けるから、と言う説もあるようです。
猛毒である『樒の実』は、
『大茴香』
(八角、アニススターと呼ばれるスパイス)とよく似た見かけなので注意が必要です。
ちなみに、『大茴香』は同じシキミ科の
『唐樒[トウシキミ]の実』なのです。
『シキミ』の名の由来には、
毒がある「悪しき実」が簡略化した、
実が重なるほど沢山生る「重実[シゲミ]」に因む、実の形から「敷き実」と呼ばれた、
等の説があります。
別名の「花の木」「花柴」は、
『神事』に用いる柴(榊またはヒサカキ)
と比較しての名前ではないでしょうか。
『神事』に供える常緑樹の枝を
「柴[シバ]」と呼びます。
現在、柴と言えば「榊[サカキ]」
もしくは「[ヒサカキ]」ですが、
古代には樒[シキミ]も用いられたと考えられます。
今でも、京都の「愛宕神社」のように
『樒』を供える神社もあるからです。
つまり、花の咲く柴なので「花の木」
「花柴」なのではないでしょうか。
【シキミの花言葉】
『猛毒』
『越畑』。。
『樒原』。。
『水尾』。。
京都西山の愛宕山の麓にある集落『水尾』。
愛宕山の伏流水と寒冷な気候で
香り高い柚子の産地、
清和天皇が晩年を過ごした歴史のある地域です。
清和天皇 ‼。。。『水尾帝』‼
『水尾の別れ』。。
『明智越え』‼。。。
『火迺要鎮』‼
ぇ?…
41 /40 ❗❓
41…。。って❗❓
40 ‼…過ぎるんかぃ !!💦