🏔️❄️キラキラ
『葛城』















 『高天原とは?』

 『高天原』は古事記神話に登場する
神様たちが住むとされる天上界のことです。 
『高天原』と書いて
「たかあまはら」や「たかまがはら」と
読まれます。 
天照大神の孫にあたるニニギノミコトが
地上界に降臨する『天孫降臨伝説』は 
この『高天原』から天孫ニニギノミコトが
『日向の高千穂』へと天下る神話です。 
また有名な『大祓い詞』などにも
『高天原』のことばが一番最初に登場します。

本足跡





















『高天原の伝承地』
~大和葛城(奈良県御所市高天)

 古事記神話に記されている『高天原』が
どこを指しているのかは諸説があります。 
新井白石は『高天原』とは
常陸の国多珂郡の海上を指すといった解釈をしていますし 
忌部正通は「一念無き胸中」であると
人々の心の中にあるといった説もあります。 

 その中で奈良県御所市の『高天』は
古来より神話の世界である
『高天原の伝承地』として伝えられる場所
のひとつです。 
この場所は『金剛山』の中腹にぽっかりと広がる高原台地で ここからは大和盆地を一望できる標高の高い場所です。


金剛山‼️。。(高天山)


 現在、『金剛山』と呼ばれる山は
古代に大和側からは『高天山』と呼ばれていたそうです。 
(山の反対側の河内側からは
コンゴウセンと呼ばれました。)
『高天原』は
『金剛山』(高天山)の中腹にある
高原台地のエリアです。

 この『高天原エリア』を含む葛城地方は、
『大和朝廷』以前の古代にこの地域は
『葛城王朝』と 表現されるほど強大な勢力を誇った『葛城氏』という豪族の本拠地でした。

 『高天原』よりすこし山を下った場所ではこの『葛城氏の祭祀場跡』と推定される 
巨大な遺跡が発見され(極楽寺ヒビキ遺跡)この地が古代の信仰にとって とても重要な場所であったことが推測されます。  

奈良時代にもこの『高天』に「高天寺」という名の大寺院が存在していることから 大変に古くからこの地がすでに『高天』と呼ばれていたことがはっきりとわかります。 
この様なことからも、
奈良県御所市の高天・北窪の一帯が神話に登場する 『高天原』であると伝えられています。




本足跡





















































『日本神話のふるさと』
~葛城古道(奈良県御所市)



 『高天原』を含めた
『葛城古道』のコースには
全国の『鴨社の総本社』である 
   「高鴨神社」や、
『御歳神を祀る全国総本社』の
    「葛木御歳神社」、
『一言主神社の全国総本社』の
   「葛城一言主神社」などがあり、
『山口神社の全国総本社』の
   「鴨山口神社」など
『各神社の発祥の地』‼️…が ひしめくエリアであることから御所市のこの一帯は
『日本神話のふるさと』と呼ばれています。 

『葛城古道』は
『日本の美しい歩きたくなるみち500選』にも「日本神話のふるさと~葛城古道」
として登録されています。

 『高天原』には
神話で活躍するタカミムスヒノカミが祀られた「高天彦神社」が なんとも言えぬ神秘的なムードを漂わせながら鎮座しています。 
事実、この『高天』を訪れた多くの方が、
「ここは空気というか雰囲気がちがうね。」と おっしゃられます。 
是非日本の神話や古代の人々の世界観などに興味のある方は 
奈良県御所市の『高天原伝承地』に
実際にお越しになられて このエリアの空気に実際に触れられることをおすすめします。

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「葛木御歳神社」