子どもは養育者から
「しつけ」という形で
ルールや秩序を守ることを
求められるようになります。
自分でコントロールする
(自律する)ことにより、
世話をされる自分
ではなくなり、
養育者からの
自立の方向へ
向かうのです。
▼覚悟とは、極めて冷静なもの
おそらく多くの方たちが「覚悟」に情熱的なイメージを抱いているのではないでしょうか。
しかし、
私の考える「覚悟」は、
情熱や使命感とは異なります。
何かをしたいと思うときには、まず理性が必要です。
自分はどうありたいか
自分という存在を
何に使うか。
その目的に向かって、戦略を立てる。
リスクとリターンを分析し、「やったほうが得だ」と判断したことをする。
情熱とはむしろ逆。
極めて冷静に、醒めた状態で思考した結果、おのずと決まっていくもの。
それが『覚悟』です。
石丸伸二【覚悟の論理】
「はじめに」より
「どう見ているか」が哲学
「見えているものは何か」が科学
「見ることが出来たら」が文学
「見えるようにする」のが数学
「見えている事にする」のが統計学
〇〇駅の階段で、
荷物を持ってくれた男子生徒
「名前は聞けなかったけれど、
そちらの高校の生徒さんです。」
「大変、助かりました。」
そういう電話があったから
それぞれクラス担任たちは
自分のクラスに該当生徒がいるのではと、ワクワクしながら調査を開始した。
調査の結果
はにかみながら軽く片手を上げたのは
我が家のりくくんだったという。
はにかんだりくの笑顔を
実演しながら
50代男性教諭は
カッコいい~〰️💥
と軽く叫びました
りくは
「ずっと前の話だよ」
それ以外には多くを語らず
1年が経ち
大学1年生が終わろうとした頃
しつこく話題にする母親に
真実を語りはじめた りく19歳
あれはねぇ
なんか、学校に電話をくれたから
スゴイ話みたいになったけど。
本当はそんなに、
スゴイ話じゃないんだ。
俺はただ、
そのおばあちゃんの荷物を持って
いつもどおりに俺が降りる階段を
一緒に降りたってだけなんだ。
みんな「よく気がついたね」って言うけど
大変そうっていうより、
あんなの絶対、大変だよ。
誰が見たって、大変なんだよ。
だれでも 気づくんだよ。
だって、荷物っていうか
キャリーケースだよ。
あんなん持って おばあちゃんが
ひとりで階段降りようとしてたら
大変だとか、危ないってことに
気づかない人なんていないって。
気づかない人なんていない。
たしかにりくは、そう言った。
「絶対に
誰でも
声をかける」
「よく 気がついたね。」
「よく、声をかけられたね。」
誰もがそう言う、そのわけは
誰も見ていなかったから