「俺と元妻は離婚してるんだから、

息子が言ってくれなきゃ俺は

約束ができないんだ。」 


 「母親を、気遣えよ」



離婚した親同士の

駆け引き



勿体ぶらずに

子どもに言うなり


さっさと親同士で

調整すればいいんじゃない?




親は子どもに感謝なんて

求めないもの




一人で大きくなったような

顔をして 堂々と

家から社会に出ていけばいい



これは、私のイデオロギー



Aさんの子どもの心労を

私が勝手に想像したのは


Aさんの話を 

自己の仮定に置き換えていたからであろう。


当時、長男は大学生になったばかりで

りくはまだ、高校生になったばかりだったから


私は、Aさんの御子息を

子どもだと思い込んだ。


だけど


Aさんにとっては

大人だったのかもしれない。



そういう思いに至ったのは、今現在


長男は社会人となり

次男りくは、大学4年生だからだと思う。


今年の年始、

私の実母が入院中だったためか


りくは3月にまた帰省して

1週間ほどで戻っていった。



その短い帰省について

私は職場で

「大学は休みだけど、バイトはそんなに長く休めないんだろうね」と言った。


すると

りくの同級生S君の父親である上司が


「りくくんは、院試の準備でしょ

TOEIC受けに帰ったんですよね?」と言った。


上司は、ご子息S君の院進事情についてはもちろん、S君から聞いたというりくの事情も大変よく把握していて私はとても驚いた。




そういえば。。。

TOEICのテキスト。。。



「同じ本、持ってきたけど

りくのほうが、私よりずっとすすんでるんだよね🤣🤣」

妹がそう言って笑っていた。




私の目に


次男のりくが

「子ども」には見えなくなったことで

私の中で


「俺と元妻は離婚してるんだから、

息子が言ってくれなきゃ俺は

約束ができない。」


「母親を気遣え」



Aさんの言わんとしたのだろうところが

変わった。(わかったとはいわない)



Aさんはあのとき

すでに

「子どものいない父親」

だったのではないか。



私は、Aさんの話を無意識に

自分に置き換えたから



大学(学士)受験を想像したが


修士課程だったんじゃないかと思われる節があったことにも、気がついた。


だとしたら、やはり

「子ども」ではないのだ。








NHKスペシャル

サカナクション復活への日々 



この番組で、

うつと共に生きる

山口一郎が言った。


僕にとって音楽は

仕事じゃなくて趣味なんです。


たい言い方をすると

それは人生


私が子どもを産んで、


生活費を稼ぎ

食事をつくり洗濯をし掃除をしながら

育ちを待ってきたら


子どもが成長して大学生になり


学費を支払わせて

もらえるまでになったときに


大人になっていた。



私にとって子育ては 

仕事じゃなくて趣味なんです。


重たい言い方をすると

それは人生






冷たいようだけど

〇〇してもしなくても


親子の関係が

先にあるんだよ。


〇〇の意向なんて

なんの関係もないし


まして口出すようなことでは

ないんだよね。