お母さんから

学校に


2度の苦情が寄せられるほどの

悪質な嫌がらせ


靴の踵を踏み

「頭が悪いね」と中傷する



愚息の愚行への謝罪に


☆君のお父さんは

「そういう話ではなかったと思ったんだけどなぁ」


困惑しながらも


「謝罪とかそういう話をしたいんじゃないんですけど、お母さん同士でお話したほうがいいでしょ?」と言った。




なんらかの

心当たりはあるのだろう。




おおよその帰宅時間をお伺いして

再度電話をすることにしていたら


間もなく電話がかかってきた。



とても可愛らしい声で可愛らしく話すお母さんは


とても優しく

「りく君と、これからも仲良くしたかっただけなんです。」と言った。



最近、仲良くじゃれ合うふたりの話の

一部に出てきた


靴の踵をふまれた。

頭が悪いと言われた。


という話


☆君は、たしかにそれは

嫌そうだったから


「そういうときは、嫌だとかやめてねって言うんだよ」と、お父さんとお母さんは☆君に言ったけど


「うちの子はそういうことが、まだ言えなくて」と言った。




この記事が、すでに3年も前のものであることに私はまず驚いたが

予想はしていた。

この記事には、りく君のことを
いろいろ書いているわりに

小学校高学年から中学生時代が
すっぽりと抜け落ちているという
不思議さがある。



 

りく 小学校2年生


担任の先生は、20代のかわいらしい女性だつた。


りくくんね、あの場所が気に入っているんですよ🤗


りくは、休み時間になると


教室の隅の文庫コーナーになっている机 の下から、教室で遊んでいるみんなを見なからニコニコ笑っているのだという。


なにしてるのかな?って私が

不思議に思っていたら 

女の子たちがね


「りくくんはああやって机の下でじーっとしてるのが好きなんだよ👧 」って

 教えてくれたんです。



 

児童クラブでは

みんながゲームをしている横で ひとりブロック遊びをしたり、塗り絵に勤しむ姿がよく認められたらしい。


ひとりで集中しているのかなと思ったら、誰かがやってることにタイミングよくおもしろい突っ込みをいれたり、

会話に反応して一緒に笑ったりもするの。


りくくんは、自分のしたいことをやりながら、ちゃんとみんなの話も聞こえていて、両方楽しんでいるんだなぁとおもって。



 りくはいつも

マイペース 

 

自分勝手の代名詞として使われることもある「マイペース」であるが


いいか、悪いか

好かれるか、嫌われるか


とりあえずはどうでもいい。



この記事は、突然

高校2年生までワープする。


「『勉強しなさい』なんてお母さんが声をかけたら プイッといなくなっちゃいますしね😅」


 50代男性教諭は そう言いました。


「まぁ、そうですね😊」    と

無難に答えておけばいいような

懇談場面での単なる雑談

なのかもしれません 。


しかしながら


勉強しなさいという母親の言葉に反応してりくがプイッといなくなる 。 


そんな場面は どうしても想像しがたい


 なぜならこの反応は

 りくの生態と 

 あまりにかけ離れたものだからです。 


要するに

何かを言われたから

ヤルというわけでもないし


何かを言われたから

腹を立てたり

いなくなったり

するということはなく


かといって

「聞いていない」とか「見ていない」とか、そういうわけでもない。


という

とらえどころがないというのか

わかりやすいというのか


りくとは、要するに

そういう人間なのだ。



そういう人間であるりくには


小学高学年から中学生時代の

骨折事件のあたりまで


いくつかの、なんともいい難い出来事があった。


音譜音譜音譜音譜音譜音譜


「そういうときは、嫌だとかやめてねって言うんだよ」と、お父さんとお母さんは☆君に言ったけど


「うちの子はそういうことが、まだ言えないみたい」

 


だから、先生に

「ちょっとだけ手伝ってもらえたら」と思っただけで


「謝ってもらうようなことではない」と話し


明日からも

これまでどおりに仲良くしたいと、明るく言ってくれて電話を切った。



しばらくたった頃

授業参観に行ったら


珍しくりくが私に近寄ってきて

「☆君の家に誘われている」

と言った。


「授業参観が終わったら

遊びに行ってもいい??」


授業参観の最中に

☆君のお母さんを目で探した。  


たぶん、あの女性だ。


授業が終わるやいなや

私はそっと近づいて声をかけた。



「私、○△りくの母親です。

先日は。。。」


☆君のお母さんは

「今日、遊びにこられますか?」と私に聞いた。


りくを家に招いて遊びたいと

ずっと☆君が言っていたけれど


☆君の家の付近は

まだ宅地分譲がはじまったばかりで


目印になるものがなくて

とてもわかりにくく


周囲は人通りが少なくて

山に囲まれているために


子どもだけではなかなか誘えず

機会を待っていたのだそうだ。


「今日だったら、うちの車で送り迎えもできるし、りくくんのお母さんも都合が合うならぜひ一緒に来てほしい」と言った。