この記事は

就職してはじめて迎えた元旦に
座礼をして

母親である私にお年玉をくれた
長男が中2だった頃の話からはじまる

長い長い その割には
書くのには時間がかからない
シンプルな話である。

 





その心は変わることなく
中学3年生 受験期を迎えました。


受験するのは1校

15歳で働く

どこの高校にも行けない
なんてことがあるわけがない。

長男はたしかに、そう言った。


3年後次男りくが受験期を迎えました。 
兄を見習い、塾なしの中学生活をさんざん満喫したりくは、たしか1〜2月にかけて行われていた「志望校直前対策講座」に行くことにしました。




伝説の少年 

大手進学塾でそう囁かれる
その神秘的な長男の魅力に
迫るのは母親




謎解きの鍵は

中学2年生
大手進学塾
特進コース


舞台は授業中

何もしていない
のに叩かれたのか

何もしていない
から叩かれたのか

迷宮入りのまま
さらに3年が経過し
長男は大学3年生になった。











そう、塾長はつぶやき
彼は開放されたのだと長男は話した。




次男りくは
この塾による「高校受験直前対策講座」のみを受講。

そのお陰か、第一志望第一コースに無事に合格を果たしたが、

その軌跡からきたのであろう、無料ご招待メールに踊らされた母親のせいで




無料講習者でありながら
自習室を使い

勧誘する支部長と
やりあうこともなく

一人だけ穏やかな空気を纏ったまま
姿をくらませた
伝説の少年として

名を馳せてしまったかもしれない。

無料講習に目が眩む毒親

いまの時代
そんな親の振る舞いにもなんらかの
ネーミングがあるのだろうか。



 

Ameba

札幌の家庭教師 学びの森通信


2023年12月10日

テーマ:教育のこと



受験生の教え子のひとりが塾の冬期講習だけを申し込もうとしたら、現状の成績や志望校をひと通り聞かれた後、「その後の継続も約束してくれなければ受け入れられない」と断られたそうです。


もう満員で締め切っているならともかく、塾自体はまだ冬期講習の募集をかけていたにもかかわらず、です。

うーん?


 





無理にやらなくてもいい。 

そのセリフの前に支部長は言った。  


うちのように塾生の多い支部では

 なるほど🤔


だれから? 


とは、私は聞かなかったけど

本部というところか…

 





市場価値


いろんな勧誘のしかたがあって

いろんな料金システムがある。



我が家の周辺には、選んだり比較するほどの塾件数はないし


我が子は結局通塾していないので

大学受験を2度経験した母親のわりに、私はそのあたりの事情には疎いと思う。


けれども、やや都会に住む私の友人は


ある塾の8月と12月は、毎月の通塾料金に講習会費用が加わり、二桁万円を当然のように支払うシステムになっていると話した。


講習会生は当然講習費用のみだけれど、その月に受ける授業内容と時間はほぼ変わらない。


疎い私は「そんなことはないんじゃない?さすがに。」と言ったけど、「すべての塾がそうではないかもしれないけれど、そういうものでもある」のだそうだ。


ということは??


 

この生徒以外にも、塾の講習だけに参加した経験を持つ教え子が何人かいます。


講習自体は無料、あるいは格安で受けられますが、その後、しつこい勧誘に遭ったという子と、そうでもなかったという子に分かれます。



意図的なのか、それとも偶然なのかはわかりませんが、しつこい勧誘に遭ったという子は割と学力が高めで、そうでもなかったという子は勉強が苦手な子が多いようです。


ある特定の高校に通っている生徒は、成績に関係なく予備校の自習室を無料で使え、授業料もかなり割引になるそうです。


私の足りない頭のなかで

バラバラだったピースがつながった。


 


 

この生徒がもし成績優秀でトップ校を目指しているということであれば、たとえ講習だけだったとしても、おそらく二つ返事で受け入れてもらえたのではないでしょうか。


だって、塾が一番欲しがっている

「合格実績」

稼いでくれますからね。



 

日本の経済や教育の世界で「二極化」が進んでいるのは、私たち大人がこうやって子供たちを無自覚に「値踏み」しているのが原因かもしれません。


こうやって勉強が得意な子はどこまでも優遇され、勉強が苦手な子はどこまでも搾取される。

この点だけを見ても、

ちょっと名のある学校に通っているというだけで


自分をエリートだと勘違いしたり


あまり偏差値の高くない学校に通っているというだけで自分を卑下したりする子が増えるのも頷けます。


下品な言い方になりますが、要は「宣伝にも金にもならない生徒は要らない」ということなんでしょう。






読んだことのない本とたまたま見つけたレビューのうちのひとつであり


当ブログおよびリブログ元はもちろん、実在の人物や団体とも一切関係ありません。




ここまでが、つながったピースの

前置きである。