長男の、高校3年間を担任し
生活指導にも進路指導にも情熱を注いだ結果

勝手に「恩師」と位置づけられたのは、
まぁ、いいとして



化石風とかヤクザ風とか
ありがたくない形容をされながら


これまで
シリーズ化されるほどに🤣ブログに登場させられた高校の先生


その一方で

長い長い時を経て

ヤクザ風高校教師との
意外な類似性を、なぜか発見されて

圭太くんの話の途中
突然仮名付きで風のように現れた

長男 小学1年生のときの
たった1年間の担任 
田中先生



子どもたちからも保護者からも
「信頼厚く」と、ブログ上で紹介されて


ほかの先生からの揶揄であるものと、かなり後にになって風の噂で聞いたが

「田中教」の教祖と言われるほどに
慕われていたこの先生は

実は、しっかり過去記事に
名もなき脇役?として、登場していた。



小学校の参観日では
このとき以外にも

子どもはもちろん、親の興味を惹く授業が、数多くあったので、

この記事を書いたときには

とりたてて、「すごい授業をした先生」としてご紹介したつもりはなかった。

ただ、私にとっては「あえて挙手しない」ことを選んだ長男の胸の内が、とても印象深かったのだ。

長男くんは、とても賢い子です。
もちろん、いわゆる


お利口さん的な

頭の使い方はしませんけどね。


将来がとても楽しみです。





3月、転勤による別れ際に

そう言った田中先生のことを書いたあとに



芋づる式想起法によって

就学前健診での、長男の振る舞いを思い出した。


この近郊の公立小学校の就学前健診は、秋に行われるので


長男のような3月生まれの子どもは

5歳半にして、その会場に出向くことになる。




同じ保育園のお友達と共に

誘導された場所まで、みんなで揃って走るという奇行的移動法を開発し


教育委員会のおじさんから、苦笑い混じりの注意をうけたあと


身長体重、視力、聴力検査を受けて

何らかのペーパー試験も受けた。




賢そうな、揃いの園児服集団とは

異質にみえる保育園児たちは


試験のあと、だれも正しい答えの分からない、答え合わせをしていた。


要するに、「分からない問題の答えのところに、なんと書いたか」という話を、とても楽しそうにしていたのだ。



その帰り道に、長男が言った。


1番目の問題の答えはね

ニワトリなの。


ほかのは、鳥じゃないからね。

犬と猫と馬。



2番目の問題の答えはね

オニゴッコなの。


ほかのはね、ボールを使うやつだからね。野球とサッカーとドッチボール。

 


みんな、「難しかった。」って言ってたから。


「わかった。」って、言わないほうが

いいと思って。 





この世に生を受けた以上

その努めは、なにより

しっかり生きること


空気は吸うものであって、 

読むものではない。



そんな気持ちで、子宮内から地球上へ

新生児として送り出したつもりであったが






幼児は、じつは

教えなくても知っている。 




 空気

それは



人として生きるために

吸うものでもあり


社会で生きぬくために

読むものでもある。


ということを…。