ショーについても、私見バリバリ!
先ずは、各場面雑感
・モンマルトル
朝美絢嬢扮するルノワールはじめ、錚々たる画家達がチョンパで銀橋ご登場…
の後
サクレ・クール寺院に特別誂え大階段ご降臨の小林幸子女史、基、麗し女装な彩風咲奈嬢(^_^;)
(ここ、「ヒート・ウェーブ」の大地真央女史オマージュ?と私は睨んでいる)
…それからの衣装と布ひっぺがし場面転換、ご新規さんは「おお~(゜ロ゜)」となっても、古参は飽き飽きよ…去年のグラカンもこれだったじゃないか(ノ-_-)ノ~┻━┻
トップの彩風嬢に直々ご紹介されて登場する、初舞台生達…幸せなことです(*´-`)
去年はサフラン、今年はミモザモチーフ衣装ですが、何だか仏像に見えた(汗)
(タイツまで黄色なのも、ビミョーだった)
ダンスはごく普通。
去年の茉莉那ふみ嬢同様、音綺みあ嬢が目立つこと!首席になれば使われます。皆頑張って目指して下さい(。-∀-)
それにしても、初舞台公演…最近は開幕早々、ラインダンスだな…
・エッフェル塔
夢白あや嬢を皮切りに、路線スターや藤井大介氏御用達・美穂圭子嬢が歌いながら降り…
華やかだけど、♪サファイアサファイア♪とか♪オパールオパール♪等、宝石連呼ばかり頭にのこる(汗)
トップコンビ残って、愛の讃歌歌った後
・モンパルナス
2番手シーン。朝美嬢と野々花ひまり嬢が爽やかに踊り…
同じ2番手系でも、朝美嬢はおしゃれに作ってもらい、数年前の月城かなと嬢はへなちょこムエタイ、去年の瀬央ゆりあ嬢はNINJIN娘とか(しかも楽曲割愛)、公平さに欠けやしないかい?と見てて思いました(-_-;)
餞別の白峰ゆり嬢と星加梨杏嬢は、眼福だった。
・ルーブルからオペラ地区
コンコルド広場で、何故かクレオパトラ(和希そら嬢)が手下従えて踊ってる(゜ロ゜)
和希嬢、プロポーション抜群!男役ってウエストのくびれないって聞くのに、しっかりくびれてる!
和希嬢達が踊る横で、ビビットにヴィアン・ダンセを歌う奏乃はると嬢…マイルドな未来優希女史って感じだった(゜゜;)
デリシューの留依蒔世女史といい、彩吹真央女史といい、ヴィアン・ダンセは、ド迫力にじっとりねっとり歌わなきゃいけない決まりでもあるんだろうか?…好きだけど(笑)
でも、鞭持たせるのはおよしになって!途端にSM小屋になるから(汗)
続いて、ルーブル美術館(ガラスピラミッドから前のシーン発想したのか?)にお出ましのフェルゼン、じゃない彩風嬢とアントワネット風な夢白嬢…
彩風嬢は、新公フェルゼン時よりカッコ良かったし、夢白嬢も蠱惑的だし、もういつか来るかも?なベルばらをここで見たから、もう十分よ(苦笑)
横で、久城あす嬢と愛すみれ嬢も、ディープに歌ってくれてました(^_^;)
・シテ島からマレ、バスティーユ
ベテラン製のこってり歌唱に食傷気味な中、ノートルダム大聖堂で響く、有栖妃華嬢の清涼剤のような歌声…リアルマリア様だ( ;∀;)
「すみれの花咲く頃」流れる幕間…和希嬢と美穂嬢のスキャット聞いてたら、去年のグラカンの礼真琴嬢と美穂嬢とごっちゃになって混乱した(汗)
衣装、紫と黄色の組み合わせって案外合わないもんなんだな…となった(*_*;
トップ達はけて、バスティーユ広場でラ・マルセイエーズBGMに「シン・薔薇のタンゴ」踊る縣千嬢達…
パリなのに背景キンキラ、三色旗がリボンカーテンでざーっと降り…やはりどこか、ノバ・ボサ・ノバ風(笑)
藤井氏がベルばらフィナーレ担当したら、こんな感じになるのがよく分かった(笑)
(いつか、縣嬢には旧・薔薇のタンゴ踊って欲しい(願))
・サン・ジェルマン・デ・プレからカルチェ・ラタン
元雪組の大先輩、美穂嬢から豪華餞歌唱でエール送ってもらう退団者シーンから
白(クラシック)と黒(モダン)の対立と融合を演出するサンジェルマンこと彩風嬢…
彩風嬢の衣装は、白基調に所々黒が入ってて、灰色じゃなくて良かった(笑)
そして後半目玉の、華やかカンカン…夢白嬢が前半引っ張る。
「ダイヤモンドはベストフレンド」を歌うのですが、「紳士は金髪がお好き」のマリリン・モンロー女史の扮装姿見たいなぁ…と思いながら見る(。-∀-)
カンカンはデリシューでもしてますが、カンカン1つ取っても藤井氏と野口幸作氏の個性の違いが浮き彫りで、見てて面白かったです。
今回は最初舞台広くしてるので、踊る生徒さんの後ろの大階段が、壁から徐々に階段になっていく様も見てて楽しい(笑)
(旧大劇場の大階段は吊り下げ式だったから、上から階段が降りてきて、ちょい興醒め…がしばしばでした(^_^;))
・シャンゼリゼ
フィナーレ。
これで何度目?な「愛の宝石」をBGMに、紅薔薇の彩風嬢と白薔薇の朝美嬢達の群舞…ここも藤井氏風ベルばらフィナーレ感(笑)
デュエダン…あまりテクニカルな振りはないけど、クラシカルな雰囲気で素敵だった。
美穂嬢のカゲソロも良かったし(*´-`)
エトワールは音彩唯嬢…堂々たる歌い上げでした(* ̄ー ̄)
全体感想
パリと宝石、あまり関係性無いな…なショーでした(^_^;)
(藤井氏曰く「タカラジェンヌを宝石に見立てて…」だそうですが、別に舞台はパリじゃなくても良いよね?)
昔ながらの宝塚感はしっかり出せていたと思うし、私も見てて楽しかったけど、藤井氏の今までのショーや去年のグラカンを思い起こすと、エレガントでスマートな街の風情は、恐らくあまり興に乗らなかったのかも…ついつい、ラテンへの血が騒ぐというか(゜゜;)
藤井氏…プログラム読んだら、パリは1回しか行ったこと無いとか…コロナ前よね?
コロナで難しかった面はあるけど、今のパリのキャバレーとかしっかり見聞出来ていたら…もっとも、宝塚でどこまで出来るか?だけど(汗)
演出家も多忙だし、お金もバカにならないし…とは思うけど、5類になったんだし、あちこちで見聞広めて糧にしてもらえたら…
藤井氏の場合、ブラジルとかアルゼンチンとか行ったらどうでしょうね?新たなインスピ、沸くかも?
勿論、再びフランスでも全然OKですよ…フランスワイン飲みまくって「サンテ2!!」とか作らない限りは( ̄▽ ̄;)