キッチンスプーンでランチ、風薫るテラス席で | ファットマンの松山B級グルメ日記

五月上旬のよく晴れた平日、久万高原町に新しくできた「道の駅 天空の郷さんさん」に行ってみた。

小ぢんまりしたウッディーな道の駅で真新しい木材の香りが心地よかった。オープンからゴールデンウィークにかけてはけっこうな人出で賑わったらしくて、この日もバイキングレストランは開店してしばらくすると満席になってしまった。道の駅なんてドライブの休憩がてらに地元の珍しいものをひやかすところと思うんだけど、新し物好きの人もけっこういるみたいだ。

ちなみにセブンイレブン愛媛進出の際、大混雑のレジに並んでも何か買ってみたという人もよく分からない。私はこれまでコンビニのブランドを気にして入店したことは多分1回もないし(CDでお金を引き出すときは別ですが)、入ってからここはどのコンビニかと聞かれてもまず分からないな。企業努力されているコンビニさんには申し訳ないことですけど。


で、「道の駅 天空の郷さんさん」の情報コーナーに「久万高原ほめほめほめカード」という地元店の紹介カードみたいなものが置いてあって、その中に「キッチンスプーン 」さんの名前を発見。じゅんさんのブログ で見かけて一度行ってみたかったお店だと直感してその場で電話予約、初訪問させていただいたという次第。


お店は「ふるさと旅行村」よりもさらに山奥、直瀬という詩的な名前の部落にある。道の駅から20分ぐらいか、カーナビを使ってさほど迷わずに行くことができた。

オーナーシェフの奥様が一人で切り盛りする実にこじんまりとしたお店で、室内に暖炉とテーブル2席。天気がよいので私たちは2席あるオープンテラス席にしてもらう。先客は男性の一人客。あとから若いカップルの客がひと組。ランチメニューは黒板にかかれてあるランチ(メインディッシュを2品からセレクト)1260円とコース料理2500円の3種類のみ。私たちはランチを選択。

テラスの石積みがすでに年輪を経たもののように見える。もともとあった古い建物を利用したものかと思って聞いてみたらさにあらず。何もないところに一から積み上げたお店なのだそうです。


一口にサラダと言って済ましたくないほど絶品のサラダ。内容はレンコン、シイタケ、サツマイモ、ニンジン、ワラビ、牛蒡、キャベツ、コシアブラといったところか。特にシイタケが旨かったのでその旨を言うと、今朝原木からはずしているところを通りがかって分けてもらいましたと、奥様が嬉しそうに説明してくれた。それ以外もほとんどがこの地区の地物野菜だと思う。お茶に独特の風味あり、ハコ茶というのだそう、私はびわの葉茶かと思った。

私が注文したリゾットのローストチキン乗せ。

同行者が注文したサーモンのクリームパスタ。ヨモギの天ぷら、サヤエンドウ、コシアブラが添えてある


食べログ等によれば奥様は神戸の有名店や海外でも修行経験ありということらしいが、お人柄はいたってフランク。客に余分なストレスを与えることなくアットホームな接客をしてくれる。テラスの下を通りがかったおばさんと言葉を交わす様子などじつに堂に入ったものなのだ。

なるべく業界用語的な言葉は避けておられるようにお見受けしたけど、不安になっても素材を信頼するように心がけているといった意のことを言われていたのが印象に残った。キッチンスプーンのオーナーさんのブログ はコチラです。


営業時間は水、木、金、土曜の11時から15時まで。夜はひと組限定で予約があれば対応するということのようだ。

ここは一度だけでなく四季折々に訪れてみたい店。その時々の料理と景色を楽しむことのできるお店だ。こういうお店が1時間ほどのドライブで行ける場所に存在することはとてもラッキーなことのように思う。

以前はランチタイムにアラカルトのメニューもあったようだが、やはり材料を無駄にすることもあったのかもしれない。あまり混み合って欲しくはないけど、多少は道の駅等で宣伝することも必要かもしれないなあ。

ほめほめほめカードを使うと食後のミニコーヒーがサービスだったのだが食事の途中でなくしてしまった。テラス席から風に吹かれて飛んでいったのかもしれないな。別途注文したコーヒーはとても美味だったです。