地上波でのドラマは、興味があるもの以外は全く情報がなくて、ネトフリにあった「不適切にもほどがある!」をなんとはなしに見てみたら、とーっても面白かった!!
これはいつ放送してたドラマなんだろう?って思ったら今始まったばかりだという。
久々の゙私的大ヒットドラマかも。
こんなホヤホヤのも有料配信で見られるのね。
いや〜なんかもう、笑ったし、あ、それ、なつかし〜だし、あったあった!!だし、昭和バブリー世代には実にグッと来るドラマでした。
カセットテープのノーマルとかメタルとか(笑)
スカート長い(笑)
いや、ドラマの1987年は正確にはもう長いスカートも終わってるしマッチも勢いなくなってたけどその辺のズレは見逃そう。
職員室でも職場でも食べ物屋さんでもホテルや公共の乗物、場所、とにかくどこでもかしこでもタバコ吸いは遠慮なしにスッパスパと煙を振りまいてた。
ほんとに嫌だったな〜
ちょーメイワクだった!!
それを思うと今は良い時代だ、うんうん。
喫煙者の肩身の狭さはお気の毒ですけど。
だけど、令和から来た中坊キヨシの
「僕はテレビで○ッパイを見たいんだーー!!」
という魂の叫びには、はぁ〜そういうもんなの??
と、その感覚がいまひとつわからなかった。
だって、今の方が昔より自由に何でも見れるじゃない?
スマホも持ってるし。
なのに、わざわざ昭和の地上波でエロいの見たいって、どういう気持ちなんだろう。
あの時代、年頃男子の多くが親が寝た後でこっそりエロい深夜番組を見てたでしょう。
あるいは、何かの口実を作りつつビデオに録画予約したりとか。
色んな技を駆使して努力をしてたのでしょうね男子は(涙)
中学の時にクラスの男子が女子をチラチラ気にしつつ何かしらのブツをコソコソ回し見してた。
そしてニヤニヤしていたわ。
あれかしら?
あからさまにすっ裸になられるより、恥じらうようなチラリズムにこそ強くエロスを抱くってやつかしら?
それとも苦労して辿り着く裸の方に価値を見出すとか?
と、何を深く掘り下げているんだ、わたしは。
昭和の(今から思うと)野蛮だったもろもろとそれでもあの時代へ湧いてくる郷愁と、生活は進化はしたけど逆に精神的耐性が弱体化した繊細人間ばかりのめんどくさい社会になった令和と、一体どっちが良いのかしら。
両方経験した身としては……うーん。わからない。
どっちにも良さがあって、どっちにも良くないところがある。
そして時代の流れとともに色んなことが変化するのは自然なことだし。
磯村勇斗くんの秋津はムッチ先輩の息子だろうか?
マッチをもじってムッチなのね(笑)
まだ謎な部分もあるし、昭和と令和がどんな風に交錯するのか…次回も楽しみです。
そして、ずっとネトフリに上がってて気になってたミギとダリをようやく観ました。
こっちもすごく面白かった!!
(最終回ネタバレあります)
最初見てて系統がわからなくて、シリアスサスペンスなのかギャグコメディなのか、どっちないんだい?とちょっと戸惑ったけど、話が進むうちに本格ミステリーになってどんどん引き込まれて行った。
そして最終回がさらに良かったなぁ。
二人で一人なはずだったのに、実はお互い全く違う人間なのだと気づく。
そして、それぞれ別の道を行くことになる。
観たあとで読後感じゃないけど、と〜っても良い映画を観た後のような満足感、心地良さ。
とーっても秀逸な作品でした。
そして原作のことを調べて知った。
「坂本ですが?」の作者さんだったとは……
昨年ご病気で急逝された佐野菜美さんだったのか…
佐野先生の訃報を受けて「坂本ですが?」のファンの私はお悔やみの記事を書いたけど、あの時はミギとダリのことは知らなかった。
確かに坂本ですが?のシュールなギャグがミギとダリの中にもある。
あと、切れ長のクールな美少年のタッチと。
ミギとダリがひたすら美しくてそこも好き。
こんなに良い作品を描かれる人が…と思うと、改めて惜しいです。
でも、物語の中で、あの世に行ってもなお生けとし生きる者を助ける家政婦のみっちゃんのパワフル魂に、何か天に召された先生を重ねてしまう。
みっちゃんも里親の園山夫妻も優しくて大好きだわ。
途中で秘鳥(ひとり)が2人いるって気づいてたなんて。
最初から最後まで彼女達に裏がなくてホッとしました。
そこもこの作品の好きなところだな。
どストレートに優しい人は優しい裏切らないとこ。
ダリも俺はミギの影で生きるって頑なな心を溶かして、ミギの願いだったお母さんのチェリーパイをみんなで食べることが叶って(獣二匹も笑)ほんと良かった!!
パイの蓋を編むミギとダリの千手観音ばりの描写が最高。