前回のリブログ記事で取り上げた（まりちゃんズ）の続きです
今となっては、この曲をあげなければ始まらないほど彼らの代名詞的なナンバーになった!この曲から!
（尾崎家の祖母） ー おざきんちのババア
ー
おざきんちのババアは野次馬ババア
近所に火事なんかあったりすると
火事だ! 火事だ! 火事だ〜! とわめき出し
水かけるフリしてガソリンかける
おざきんちのババアはいたずらババア
僕がアイツんちへ行ったとき
お昼にスパゲッティを作ってくれたけど
よく見たらミミズが一匹まじってた!
おざきんちのババア おざきんちのババア
おざきんちのババアは72
俺んちのババアはロックンロール大好き
エレキを弾きながら歌を歌えば
犬は怯えて庭駆け回り 猫はこたつで狂い死ぬ
俺んちのババアはハイカラババア
みんなで海水浴に行ったとき
ビキニスタイルで泳いだら
海の魚がみな死んだ!
おざきんちのババア おざきんちのババア
おざきんちのババアは72
おざきんちのババアはイヤミなババア
こないだなんか彼女とデートしていたら
遠くの方からデッカイ声で言いやがった
ー 藤巻さん、ブタ連れてどこ行くの? ー
おざきんちのババア おざきんちのババア
おざきんちのババアは72
おざきんち、ババアは元気なババア
何をやらしても俺たちゃかなわない
だけどいつかはヘこましてやるぞ
死なしてたまるか 勝つまでは!
おざきんちのババア おざきんちのババア
おざきんちのババアは72
作詞、まりちゃんズ ・ 作曲、藤岡孝章
元々は二枚目のシングル（ひがみブルース）のB面曲だった、バックで軽快なギターソロを弾いているのがソロデビュー前のCharだったらしい
このテイクが（尾崎家の祖母 〜 おざきんちのババア 〜）のパート1、このシングルのあとに発売されたアルバム（三巴狂歌）に収録されているテイクはパート2になっていて歌詞が違うのと歌詞中で歌われている祖母の年齢が73になっている（笑）
彼らの数あるナンバーのなかで、まさかこの曲が後々20年後にヒットするなんて（笑）、僕らはもちろん彼らにとっても予想外だったに違いない!（笑）
94年に発売された（おざきんちのばばあ・パート3）
のシングルCDのジャケット裏にはメンバーのコメントが載っているが
ー この曲が売れても、ツアーに出ることはありません、僕たちのことはほっといて下さい ー
ー このCDの売上げ金は、全国のお年寄りにビタ一文寄付されることはありません ー
とある（笑）
70年代に活躍していたコミック系のアーティストというと他には、なぎら健壱、海援隊、あのねのね、ずうとるび、ツボイノリオなどがいたが（笑いの視点）こそ違えど、やはりダントツなのは（まりちゃんズ）だったろう
（ブスにもブスの生き方がある）
この世は美しいものと みにくいものとでできている
みにくい女を人々はブスと名づけたのだ
ブスよ! あなたはいるだけで みんなに迷惑かけている
明るいところは歩かずに人目をさけなさい
ハッキリ言ってしまえば 男はブスが大嫌い
キミらの顔を見ただけで 吐き気をもよおすよ
ブスよ! 惨めだろうが 自分の顔をみとめよう
あなたにゃ幸せ来ないけど望みだけはもとう
目鼻の配置の気まぐれが君等をブスにした
女に生まれていたなら 僕らもブスだろう
いつかあなたにも声をかけてくれる人が
きっといるから 男をうらまないで
ブスよ! あなたにも必ず 陽の目を見る日はやって来る
僕らは責任持てぬけど 望みだけはもとう
作詞、まりちゃんズ ・作曲、尾崎純也
コレ書いていいのか迷ったけど（笑）いかんせん彼らのレパートリーは大半が放送禁止なので（笑）
（ひがみブルース）
俺たちがこんな歌 なんで歌ってるかわかる?
俺たちは命にかえても スターになりてぇんだ〜!
だけど（だけど） 俺たち（俺たち）
顔じゃ勝負にならねぇ〜よ〜
不利な立場を嘆いては〜 親を恨んで
ひがみブルース
（間奏 〜 尾崎の泣き言 〜）
この声で この歳で このスタイルで
きびしい芸能界 スターになる為にゃ
何でも（何でも） やります（やります）
どんな恥でも耐えまする〜
顔じゃ! 顔じゃ売れない俺たちが〜!
泣いて歌うは〜
ひがみブルース〜!
作詞、まりちゃんズ ・ 作曲、尾崎純也
この曲なんかはアコギのブルージーなカッティングとリードギターが最高だったけど（笑）
そして90年代に期間限定の再結成を経て、メンバーの藤岡孝明、藤巻直哉、両氏によるオヤジギャグユニット（藤岡藤巻）のナンバーは見事にまりちゃんズの系譜上にある
（息子よ）
いいか 息子よ
ひとつだけ お前に言っておく事がある
（人生は河の流れのようだ）というのは ウソだっ!
人生は河なんかじゃない 沼だ!
いいか 息子を
もうひとつ 言っておきたい事がある
（転がる石のように生きろ）というのは ウソだ!
人生はほっていても転がる
そして正直に言おう 息子よ
他人の不幸ほど 楽しい事はない
何たって世知辛い世の中だ
夢だけはいつも胸に置いて生きよう……
…… とかいう言葉なんかに騙されるな
いいか 息子よ
（男は家から一歩外に出たら、七人の敵が待っている）と言うのは ウソだ!
本当の敵は家の中にいる
いいか 息子よ
人という字を よく見てみろ
人と人が支え合って出来てるわけではないぞ
大きい方が小さい方に寄っかかってんだぞ!
いつかお前も父親になるだろう
その時わかってもらえればいい
この世にお前より大切なものはない
弱虫でもいいから長く生きてくれ
そしてオレの下の世話をよろしく頼む
いいか 息子よ
確かに父はだらしない男だった
でも人類の殆どはだらしない奴だ
そう思えばマシな方だよな
決して最低じゃなかったよな……
そう言ってくれないか 息子よ……
作詞、作曲 ・ 藤岡藤巻
まさにオヤジエンタテインメントの完成だ!
まりちゃんズ以降のメンバーの人たちの活動もリブログしておきます