ここ数日、街中を歩いていると、袴姿の若い女性をたくさん見かけます。
今年も卒業式シーズンが来ました。
学生時代のことを思い出してしみじみするので、この季節は結構好きです。
大学時代、教職科目のうちのひとつである「ピアノ演習」という授業がありました。中学校の音楽の教科書に載っている歌唱曲のピアノ伴奏の練習をして、教育実習に備えよう、というものです。
教科書中の『翼をください』の楽譜を見て、担当のN先生が、学生時代の思い出を語ってくださいました。
「僕、学生時代にホントに行き詰まったことがあってね、そのとき仲の良かった相棒がこの曲(『翼をください』)をカセットテープに入れて僕にくれたんだよ。それもあってこの曲、大好きなんだよね。」
本当に良い話で、聴講していた学生全員が甚く感動していました。
大切な友達が自分のことを思って曲を贈ってくれたことで、名曲が更に名曲になったということでしょう。
「その友達に出会えたこと、名曲に出会えたこと、どちらも幸せに思う。」
とN先生はおっしゃっていました。
そんなお話を聞けた私も幸せだと思います。今でも忘れられない授業中の思い出です。
https://youtu.be/Bo4jekvvIQ8
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