ラブライブスーパースター!!〜WE WILL!!〜外伝 本当にあった怖い話 | YD(やりたいことしかできない病)ヒーローが往く!!オリジナルストーリー、アニメ、ホビー、ラブライブ!見聞録

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第三夜

「火葬場奇譚〜都市伝説やあの疑問に迫る〜」


すみれ
「まーた!あんたねぇ!アッパーカット決めたら右ストレートなわけ!?」

タケル
「まぁまぁ、普段は忌み嫌われる、終の場所、火葬場ならではの話だから。」

夏美
「そう言えば、亡くなった人が火葬中に生き返って、火葬場職員がパニックになるってよく、火葬場ありきな都市伝説で聞いたことがありますの。」

タケル
「あー、あれな、都市伝説で荼毘に伏せてる最中に故人がよみがえったってやつな。」

タケル
「はっきり言うけど、それは迷信だし、火葬中に生き返って叫ぶってことは100%あり得ない。」

「さらっと否定しましたね…………」

すみれ
「ということは何か根拠があるってことかしら?」

タケル
「順を追って説明する。」

1.死後24時間以内に火葬してはいけない

タケル
「これは前に紹介した下駄華緒さんも漫画や文庫を通して言ってたけど、日本の法律で基本的に、死後24時間以内に"死亡が確定"していても火葬してはいけないと定められているんだ。」

かのん
「意外と慎重なんだね。」

タケル
「人が亡くなった場合は"死亡診断書"その人がどういう理由で亡くなったかを検死する"検死案件書"というのが必ず発行される、この国のお国柄ってやつやな。」

可可
「わりとざっくりデスね。」

2.ドライアイス

タケル
「ここからは葬儀社目線、人の亡くなると急速に体温を失い、日常経過と共に死臭はするし、腐敗も進む、それを防ぐ為にドライアイスを葬儀社よりけりだけど、胸、お腹や首元にあてがうのだが。」


千砂都
「だが?」

タケル
「このドライアイスが致死量を越す位あてるんだよ、遺体に、当然、ここで息を吹き返すなんてあり得ない。」

きな子
「………そうなると、なんで、火葬最中に叫び声が?」

タケル
「それはな、声帯という筋肉が火葬した時に破裂して声帯の中にあった空気が出てくるからではないか?と言われてるんだよ、それが恐らく、火葬してる時に故人がよみがえったなんて都市伝説の原点やな。」

メイ
「棺桶もなんか豪華な布張りや木彫りの彫刻施した立派やつがあるけど、燃やしてしまうのに意味あるのか?」

タケル
「言い方は悪いが、遺族が故人に対する気持ちなんだよ、一般的な棺、布張りの棺、木彫りの立派な棺、それは遺族それぞれの故人に対する気持ちなんだよ。」

四季
「関東と関西で収骨が違うって本当?」

タケル
「関東圏は全てのお骨を集める全収骨、関西圏は一部だけを収める部分収骨だ、鹿児島の祖母亡くなった時にも荼毘に立ち合ったけど、部分収骨で残りは火葬場主催の供養祭で集合墓に埋葬されるらしい。」

タケル
「あと、こんな話もある。」

霊柩車はバックとUターンしてはいけない

すみれ
「確か、それは"死に戻る"からじゃなかったかしら?」

タケル
「まさにご明察、だから霊柩車は葬儀所から火葬場に着くまでに、バックやUターンをせずに綿密なルート計算して来るんだよ。」

コロナ渦の葬儀(コロナ患者が被葬者の場合)の流れ

納棺(この時、被葬者を納体袋に収める)
納棺2
棺桶の回りをラップで厳重に巻く
荼毘(火葬)
参列者なし(クラスター回避の為)、火葬場の終了時間後に荼毘に伏せ、職員が防護服を終始着用し、収骨し、骨壺を遺族に返却し、終了

メイ
「このご時世だから仕方ないのかもだけど、虚しいよな。」

タケル
「さて、締めくくりに俺が実際に火葬場で体験した怖い話をしよう。」

「炉前の少女」
これは、中学生時代、両親が離婚し、父親側に親権が移り、再婚相手の曾祖母が亡くなった時の話になる。
葬儀を滞りなく終え、出棺前の挨拶を家族総出で済ませ指定された火葬場へ向かった。
曾祖母の遺体が炉前から火葬炉へ飲み込まれ、火葬が始まった、この火葬場は炉前にあいうえおとひらがなで一文字ずつランプがついており、不気味さを醸し出していた。
炉前には祭壇があり、火葬されている故人の遺影と仏具が飾られている。
隣の炉でもどうやら他の家の火葬の最中のようだった、その炉前の祭壇の前に自分より年下、小学校低学年位の女の子が立ち尽くしていた。
「どうしたの?」と聞いても、女の子は微動だにせずに、ただ、自身の正面の火葬炉のある方をまじまじと見つめていた。
「一緒にお父さん、お母さんのいる控え室に行こう。」
と問いかけると………女の子は
「私は行けない………」と言われる
そう言えば、この女の子が立っている炉前の祭壇の遺影を見ていない事に気づいた。
そんな事を思いながら祭壇の遺影に視線を移したその時、
私、今、この中(火葬炉)で焼かれてるから。
その祭壇には今、炉前に立ち尽くしていた女の子が………!?
恐怖のあまり、炉前ホールを後にした自分、曾祖母の火葬も終わり、お骨上げしている最中に炉前ホールを見ると女の子は消えていた。
一体、俺は何を見たのか………今となってはわからない。



Liella!一同
「!?!?」

かのん
「最後の最後に強烈なやつが~っ!?」

可可
「→〜〜↓↓↓→→↓〜〜〜〜)〜〜〜!?」
→もう中国語でちんぷんかんぷん。

千砂都
「まさかの実体験!?」

すみれ
「ギャ………ギャラクシー!?」

「………あわわわ……どうしましょう………怖すぎます。」

きな子
「その女の子、何を伝えたかったッスかね?」

タケル
「さぁな、今となっちゃさっぱりだよ。」

メイ
「アホかっ!止め刺しにくるなよな!!」

四季
「………バカ……怖い………」

夏美
「これは動画配信したら、祟りに合いそうだから、お蔵入りですの。」

この後、タケルは果南やメイ達にかるくボコられ、アンパンマンみたいな顔にしばらくなっていたのは今になってわかったことではない。