先週末、日本橋の旧松坂屋ビルにある高島屋史料館へ行きました。
数年ぶりの訪問ですよ。
時節柄もあり、入館のとき検温を受けます。
腕に当てたら36.2℃でしたよ♨️
歴代のデパートガールフィギュアが展示されています👩
展示物は一部を除いて撮影可能が嬉しいですね💕
高島屋の歴史がハイビジョンで紹介されています。
昭和7年に南海ビルが完成と共に、高島屋南海店が全館オープンです。
早くも館内は冷房完備で、大阪の名所となりましたね。
昭和10年には南海ビルのライトアップです💡
各種の販促広告も展示されています。
昭和45年の子供服です。
手前の女の子が着ているお召し物に反応しましたが、歳を考えると厳しいですね😂
高島屋の社歌は「古山裕一」先生の作曲ですよ。
梁は昭和12年の姿が健在です。
今回、南海ビルの模型が追加されていました。
一般には高島屋で通っていますね。
高島屋南海店は、当時の南海鉄道と提携で「南海高島屋」だったと説明にありました。
戦時中は関西急行と合併して近畿日本鉄道になったので、高島屋南海店も改称されたのかは分からないです。
お馴染みのアーチ型窓が昭和7年と変わらないですが、壁面はリニューアルされていますね。
手前には市電の軌道も敷かれ、時代考証に遺漏はありません。
出来れば南海電車の駅も加えて欲しいところです。
垂れ幕の「いよいよ」が「いくよくるよ」に見えた😆
屋上は広場と、早くもゴーカート場がありました。
現在は屋上に上がれるか確認していないです。
百貨店の屋上と言えば遊園地ですね。
阪神百貨店と近鉄あべの店が懐かしいです。
現在この部分には、ラピートの巨大広告がありますね。
大阪の夜が眩しく無かった時代、南海ビルは不夜城のように映ったことでしょう。
模型の前には、高島屋南海店の様子が映し出されます。
書体も当時を再現して、スタジオジブリ顔負けの考証です。
「シチー」の表現が泣かせます。
当時の新聞広告から始まります。
中之島図書館の新聞室で見た広告では「高島屋南海店」でした。
当時を再現した館内放送が流れます。
この時代に、夜10時までの営業は驚異的です。
高島屋や大丸など呉服屋系百貨店は、新参の電鉄系とは違う格式があったことでしょう。
顧客も中産階級以上のご身分だったのが想像できます。
現在はスーパーで買い物の延長みたいな身なりで、GoToトラベルでの高級旅館でドンチャン騒ぎをしている輩を重ね合わせます。
やはり百貨店へ行くなら、それなりの振舞いとドレスコードが欲しいです。
高島屋史料館がある旧松坂屋も、模型で再現されています。
高島屋別館になっているので、リニューアル前の姿です。
NHKの朝ドラ「カーネーション」のロケでもお馴染みですね📺
大阪神ビルが建て替えられ大丸百貨店がレプリカとなった今では、南海ビルと同様に戦前からの百貨店を伝える貴重な存在となりました。
タワマンに化ける前の、天六京阪ビルも取材したことがあります。
正面玄関は、リニューアル後は新建材に取り替えられています。
大理石の豪華な階段も取材したかったですが、入居しているおしゃれなカフェに拒まれそうな動線でした。
(画像は無断転載)
焼け野原に堂々と立つ松坂屋です。
戦災を受けたとき、屋上のプールから一斉放水してビルに避難している市民を守った逸話がありますよ。
(画像は無断転載)
史料館からトイレへ向かう順路では、エレベーターホールを通ります。
リニューアル後も木製タイル張りの床が良いですね。
到着階を示す針と木製扉は、建て替え前の阪急百貨店でも見られましたね。
昭和12年にタイムスリップした錯覚を楽しみました✨
「満員」「休止」は反対側から書いてあります。
ブロ友さんも反応しそうな物件ですよ😊
現在の南海ビルと展示されている模型を比べての、定点観測も面白そうです😄
年末にやろか?😁